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果てなく続くストーリー/世界ボクシング不完全ガイド フェザー級

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あまり変わり映えしないので意味がないなぁとおもいつつ、サンタ・クルス、フランプトン、バルデスの仲良し優待生が時期を揃えて去ったことで、少しいびつな階級になっていることがわかった。ランキング通りの実力なのだとすれば今はあまり驚異的な階級ではない。

WBA/徐燦(中国)25歳 18勝3KO2敗

パワー:★★
テクニック:★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★
タフネス:★★★★★
戦術(キャリア):★★★★

努力と向上、中国市場開拓を一新に背負い、ゴールデンボーイと契約しペドロ・ディアスに師事し英語まで流暢にしゃべる勤勉なファイター。驚異的な手数と根性で世界をこじ開けたが、非力でディフェンスも悪いので、相手次第でコケてしまうだろう。

WBC/ゲイリー・ラッセルJr(アメリカ)31歳 30勝18KO1敗

パワー:★★★★
テクニック:★★★★★
スピード:★★★★★
ディフェンス:★★★★★
タフネス:★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

身長は井上尚弥より小さいかもしれない。しかし本当の脅威は井上にとっても、ナバレッテにとっても、誰にとってもこの男だろう。誰よりも速く、爆発的にも省エネにも戦える。ロマチェンコと対等に渡り合った実力者は誰からも相手にされない。

IBF/ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)29歳 30勝7KO

パワー:★★★
テクニック:★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★★★
タフネス:★★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

徐燦のスケールアップバージョンと言うべきか、もうちょい力強く、もうちょいディフェンスもいい。29歳の今が全盛期だろう。フランプトンを明確に破った精神力はすさまじいが誰とやっても接戦となりそうなスタイルだ。

WBO/シャクール・スティーブンソン(アメリカ)22歳 13勝7KO

パワー:★★★
テクニック:★★★★★
スピード:★★★★★
ディフェンス:★★★★★
タフネス:★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

パンチが来る前に守る、ディフェンスのスペシャリスト。負けないを意識したら手がつけられなさそうだが、大柄で階級アップしていく中でKOを求められるだろうからスタイルも変わるかもしれない。

米国2強ではなかろうか。

私的ランキング

①ゲイリー・ラッセルJr★28
②シャクール・スティーブンソン★27
③ジョシュ・ウォーリントン★23
④徐燦★19

注目の選手

ツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)

11勝9KO
27歳

エリミネーターに勝ったが結局今年も世界戦できず。ロンドン銀メダリストでファイトもボックスもできる万能派だが、王者がラッセルなのは険しい。

マイケル・コンラン(アイルランド)

12勝7KO
28歳

世界最大のファンベースを持つといわれるアイドルだがアマチュアの実績はホンモノだ。しかしWBO1位で上はシャクール、対戦するだろうか。世界は時間の問題、獲れるかは微妙。KO率ほどパワーはない。

ヘクター・ルイス・ガルシア(ドミニカ)

12勝9KO
28歳

雑魚戦しかしてないがドミニカでこの戦績だと素質はいいのだろう。

ジェシー・マグダレノ(アメリカ)

27勝18KO1敗
28歳

ドネアに幸運な勝利をしたが、ドッグボウに負けて何かを失った。倒しきる勇気が萎み、ポイントメイクでやりくりしている。フェザー級では体格的にも優位性がない。

アイザック・ドッグボウ(ガーナ)

20勝14KO2敗
25歳

かなり強い本格派だとおもったが、天敵はナバレッテだけだったのだろうか。パワフルで技術もあるドファイターだがフェザー級では小さすぎる。自分のファイトがこの階級でも発揮できるかどうか。

ジャック・テポラ(フィリピン)

23勝17KO
24歳

暫定王座を自身の体重超過で失ったので今もフェザー級なのかわからない。今度、ゲートキーパーと化したオスカー・エスカンドンと戦う。体格のいいサウスポーの強打者だが、スピードや柔軟性はさほど感じない。

クラウディオ・マレロ(ドミニカ)

24勝17KO3敗

ニヤンバヤルに負けて脱落したが、シルバー王者のラミレスだかに勝って再浮上してきた。ニヤンバヤル戦は接戦だった。「マトリックス」と言われるスキルやキレは天才肌だが、倒しきれないと押し込まれてグダグダになってしまう。

サカリア・ルーカス(ナミビア)

22勝15KO
年齢不詳

謎のナミビア人。アフリカのホープは国を出て勝負の試合を落とすことが多い。

マーク・マグサヨ(フィリピン)

20勝14KO
24歳

かつてはピカ一のプロスペクトだったが、林戦のボディ攻撃で弱点を晒してからはパッとしない。増しているのは期待ではなくタトゥーだけ。

ミゲル・マリアガ(コロンビア)

28勝24KO3敗
33歳

ロマチェンコに手も足も出なかったが、その他のフェザー級相手には依然として強い。オスカー・バルデスと差もなかった。扱いに困る。

キッド・ガラハド(イギリス)

26勝15KO1敗

ジョシュ・ウォーリントンとの差は積極性だけだった。勝ちでもおかしくない。しかし扱いに差が出てしまった。イングルジムの選手は不遇なので再度のチャンスを得られるか。

ランフィス・ハビエル・エンカーナシオン(ドミニカ)

17勝13KO
25歳

ドミニカでこの戦績だと素質はいいのだろう。

ロブソン・コンセイソン(ブラジル)

13勝6KO
31歳

スーパーフェザーでクレジットされている、リオ五輪の金メダリスト。ロマチェンコと引き分け相当の試合をした過去もある。やりにくそうな独特のボクシングでプロ向きではないと感じるが、これだけのアマチュア実績と今のランキングの状況をみれば世界に届く可能性も高い。

大沢宏晋(日本)

36勝21KO5敗4分
34歳

WBAの1位にいるから外せない。徐燦の防衛戦の相手に選ばれる可能性が高い。久保に負けた過去からして中国で見世物にされてしまいそうだが、久保の雪辱をして欲しい。

正直言うとフェザー級は今いびつな階級、微妙なランキングにみえる。
徐燦とウォーリントンより確実に強い下位ランカーがいる。

しかし、ラッセルとシャクールだけは果てしなく難攻不落で誰が挑むのかという状況。
仲良し3人衆も厄介なのと一切戦わずに去った。

誰が誰とどういう組み合わせで戦うのかで、大きく動くとも全く動かないともいえそうだ。
全体的にみれば、ハイレベルな状態では決してない。

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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