ダニエル・デュボアVSケビン・レリーナ

結果とハイライトだけチェックしておけばいいという怠惰な運営をしていますが、この試合は、赤穂VSカシメロと同様にオヤッとする内容でした。

ダニエル・デュボアVSケビン・レリーナ

ダニエル・デュボアは認知度は低いがWBAのレギュラーヘビー級世界王者で、ジョー・ジョイスにジャブで敗北したものの、それ以外は全勝、大きくて教科書的なタイソンのようなスケールで次世代の世界王者筆頭だとずっとおもっていた選手です。日本の藤本を瞬殺した試合などが記憶に新しいです。
18勝17KO1敗

対するケビン・レリーナは南アフリカの選手でマイナー団体のクルーザー級王者として名前だけは知っているがどんな選手かよくわからなかった人です。ウシクだ、ブリエディスだ、ガシエフだとクルーザーがホットだった時もひっそりと君臨していました。
28勝14KO1敗

デュボアは本格的なヘビー級、レリーナはクルーザー上がりなので体格差が顕著ですが、波乱の立ち上がり。なんと初回にデュボアが3度ダウンの大ピンチ。WBCであれば3ノックダウンでKO負けです。

しかし、なんだか、ダウンの仕方が変で、最初のダウンで膝を痛めたらしく、あとの2度のダウンは自分から倒れたのだそうです。

そんな大ピンチから、2回は冷静に立て直し、3回に一気に逆転ノックアウトで決着をつけました。

初回をみた時はあまりに脆く、こんな弱点があったんだ、こりゃだめだわと感じましたが、膝をやっちゃって、パンチ食ってないのに倒れています。

膝は治ってないだろうに、立て直して3回で逆転するところはさすがです。やはり一流の王者だろう。

インターバルでよく棄権せず、戦ったもんだ。

こういうアクシデントがいつ発生してもおかしくないのがボクシング、その時、どのような対応、判断を下すのかも個々人の資質によるだろう。

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