
クリチコの空いた王座の決定戦。
結果はアップセットではなく、前回アレオラに圧勝しているステバーンなので順当なところか
アレオラはとにかくタフな強面ファイターという印象だったが
スキンヘッドじゃないと全く怖くない。
しかも効かされまくってノックアウト負け。
テンプルを揺らすようなパンチだったからステバーンというのは相当パンチが強いのだろう。
タフが売りのアレオラをあんな風に倒したはじめての男だ。
見ると負けの多い選手に1敗、1分けしているがコンディションやリズムが狂うと力出せないタイプかな?淡々としているし。
それ以外は早い回のKOが多くてやはりパンチはかなり強そう。
アレオラに対してはずっと下がって押されつつ、腕を下げたノーガード状態で強打をかわし、鋭いジャブを放つなど、テクニックのレベルが違う感じだ。
しかし足はなくややのっそりしていて距離も遠くはなく、よく捌けるなという感じだ。
先日の試合にあてはめると
ボクシングセンス、スキルが
ステバーン=アムナット
アレオラ=井岡
という感じであった。
クラシカルにして強烈なパンチ
冷静でスタイルを崩さない。
無駄な動きをしない。
筋のいいボクシングスキル。
昔だったら相当強い王者かもと感じるが今のスーパーヘビー級時代では今後は全く未知数だ。
こないだのアレックス・リーバイよりは強そうだけど・・・
この王座にはデオンティ・ワイルダーが控えている。
ここでワイルダーが王者となり存在感を見せた後にウラジミール戦というプランだろう。
ワイルダーは本物のスーパーヘビーで時代を築くとおもっているが
ステバーンの大人なボクシングにてこずることもあるかもしれない。
パンチ力も申し分ない。
しかしそうは言ってもワイルダーを推す。
ワイルダーのための王座と言われぬためにステバーン頑張ってね。