デービスに続いて、ヘイニーまでガンボアを踏み台にしようとしているが、前戦でアキレス腱を痛めたガンボアは大丈夫なのだろうか。ディフェンスはデービスより上かもしれないヘイニー。ガンボアを応援します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ヘイニー | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 117 |
ガンボア | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 9 | 110 |
1R
両者スピードが速く反応もいいのでパンチを食わないが
小さなガンボアには距離が遠い。
静かなスタート
ヘイニー10-9
2R
有効打はほとんどないが、ヘイニーが徹底してジャブを突く。
ガンボアは反応よく食わないが入っていけない。
ヘイニー10-9
3R
ガンボアが踏み込んできた。
それにたじろぎヘイニーが腰を落としかける。
ガンボアの活路は接近戦の回転力だろう。
またヘイニーが距離をキープする。
序盤のガンボアの攻勢を買う
ガンボア10-9
4R
やはり予想された通りの展開。
ヘイニーはリスクを回避して慎重。
デービスのようなリスクはとらないかわりにガンボアにダメージも与えていない。
ガンボアは被弾はしてないが遠いヘイニーの懐になかなか入っていけない。
両者キレがあり速いがヘイニーの手数、ジャブ、攻勢の方が目立つか
ヘイニー10-9
5R
会場はフルマークでヘイニー
距離が詰まるとガンボアの方がいいが、ヘイニーは接近戦を嫌いクリンチ。
ガンボアの踏み込みを避けてジャブを徹底する。
うーん、攻める姿勢のガンボアにしたい。
ガンボア10-9
6R
リスクを避け、距離をキープしてジャブやカウンターを当てたいヘイニーと
なんとか踏み込んでヘイニーに一発ぶち込みたいガンボア。
ヘイニーが試合をコントロールしているが
ガンボアが接近した時の警戒、ビビりがみてとれ、ガンボアにはここが突破口。
そろそろ被弾覚悟で強引にガンボアが前に出だした。
ヘイニーはかなり神経質にケアしてるが、やはりややビビりか
ガンボア10-9
会場はフルマークでヘイニー
7R
ガンボアはシャープなヘイニーの中に入っていかねばならないのでリスクをとる必要がある。
ヘイニーはリスクを回避して離れて戦いたい。ガンボアを遠ざけ捌きたい。
どっちが先に有効打を当てることができるだろうか。
ヘイニーがフットワークを使って捌いたとも、逃げたともいえるが
やっぱりガンボアが打ちに行くと劣勢でビビり
ヘイニー10-9
8R
たぶん判定ではヘイニーになるので
ガンボアはガンガンプレスをかけるべきだ。
ヘイニーをロープに詰めて畳みかけるしか活路がなさそうだ。
左フックの相打ち、どちらが効いたか。
やはりヘイニーにはデービスのようなパワーはない。
勝ちに徹するのに必死。
ガンボアが攻める時の方が迫力がある。
しかしラウンドを抑えたのはヘイニーかな。
ガンボアにも勝ち目があるとおもわれるが
ヘイニー10-9
9R
ガンボアは中間距離で戦っている場合ではない。
ヘイニーにポイントが流れてしまう。
ジャブや軽いパンチがこの距離ではヘイニーが有利。
今日のガンボアは速いが、足がない。怪我の影響か。
互角のような内容だが、山場のないラウンドはヘイニーとなる。
ヘイニー10-9
10R
ガンボアにはノックアウトしかないだろう。
そんなに劣勢でも、ダメージがあるわけでもないが
ヘイニーの距離に手を焼き、爆発できない。追い脚がない。
ベテランになり、爆発力がなくなり、省エネになっている。
中間距離での技術戦になってしまっている。
そこでヘイニーの軽いパンチを被弾する。
ほとんど差がないが、恐らくヘイニーだろう。
ヘイニー10-9
11R
今のところ、ハイレベルな凡戦。
ヘイニーはガンボアが勝てる相手だが、距離を克服できない。
回転力も技術も健在だが、足が追い付かないか。
ちょっと足がやはり悪そうだ。
ガンボアのホールディングに減点か
まだガンボア、逆転できそうな気がするが
ちょっと効いたか、かなりきついのか、自分からクリンチ、ホールディングに行くシーンが増えた。
もう限界か
ヘイニー10-8
12R
最後は打ち合い、ヘイニーのパンチもガンボアのパンチも当たるが
食い方が悪いのはガンボアの方。
勝利を確信したヘイニーが最後だけ倒しにきた。
もうベテランのガンボアは苦しく、クリンチに行く。
ヘイニー10-9
恐らく大差でヘイニーだろう。
ガンボアは調子は悪くなさそうだったが、予想通り
ヘイニーの若さと体格、距離を克服できなかった。
ヘイニーは、ガンボアに大きなダメージを与えることができず
リスク回避の慎重なファイトで勝利を手にしただけだが
これがこの男の特徴だろう。
118-109
120-107
120-107
僅差の積み重ねで、そんなに差のある内容ではなかった。
ヘイニーは極めてメイウェザー的なファイトをするが
そこまで達人の域ではない。
ガンボアみたいなスタイルのファイターが晩年になるとこうなるという悲哀。
決して弱くはなかったが、大きな相手に、足、爆発力が消えた。
やはりキューバ人なので、落ち目になると採点も厳しくされてしまう。
アンダーカード
Movladdin Biyarslanov
7勝6KO
この男もスーパーライト級か。
超絶楽勝で初回KO勝利。
張志磊
22勝17KO
相手は一流ではないが、素晴らしいカウンターのワンツーでノックアウト勝利。
37歳だが本物のヘビー級だ。
フィリップ・フルゴビッチ
12勝10KO
いかにもクロアチアな名前のヘビー級のプロスペクト。
世界王者よりも強いかもしれない一角の一人。
相手は緩いがなかなか巧い。しかし取りこぼすことなく
スパーリングのように圧倒。
ブロックを固めるだけの相手に、顔面ばかり狙っているが
もっとボディや内側からアッパー等が打てれば盤石になる。