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帰り路をなくして・昭和男の生き様/荒川仁人VSデニス・ベリンチク

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荒川仁人も彼と拳を交えたオマール・フィゲロアもホルヘ・リナレスも厳しい状況ながら現役を続けています。フィゲロアなんてウェルター級で微妙なポジションですが未だ無敗をキープ。時は過ぎ、彼らが再び世界戦線に交わるのは困難な状況ですがチャンスを掴むことはできるでしょうか?

しかし、今回は荒川の対戦相手に興味があります。まさかこんな展開で日本人と戦う日が来ようとは・・・

前WBOアジアパシフィック・ライト級王者でWBO同級7位にランクされる荒川仁人(ワタナベ=写真)が4月20日、ウクライナのキエフスポーツ宮殿で、WBO11位のデニス・ベリンチク(ウクライナ)と対戦することになった。試合はベリンチクの保持するWBOインターナショナル同級王座がかけられる。

2013年にWBCライト級暫定王座決定戦、14年にWBC同級挑戦者決定戦に敗れた荒川はその後もあきらめずに世界を狙い続け、16年に2度目の日本タイトルを獲得し、17年にはWBOアジアパシフィック王座に就いた。

対戦相手の30歳、ベリンチクは2011年世界選手権と12年のロンドン五輪L・ウェルター級でともに銀メダルを獲得している元トップアマ。15年にプロに転向して10連勝(7KO)をマークしている。

37歳のサウスポー荒川は32勝18KO6敗2分。なかなか世界挑戦の難しい状況にあって、世界にアピールすべく、ウクライナのホープとの試合を選択した。

デニス・ベリンチク(ウクライナ)

デニス・ベリンチク

ホーンの勝利を受けて、ロンドンでホーンを破ったデニス・ベリンチクをピックアップしたいとおもいます。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow pu ...

ウクライナゴールデンチーム/デニス・ベリンチクVSアラン・バレスピン

P4Pはロマチェンコだ、クロフォードだ、井上尚弥も上位だと様々ですが、誰かさんの指摘どおり、クロフォードや井上は特にすごい相手に勝った訳じゃないんだよな。試合が一方的で強そうなのでそう評価されているだ ...

ウクライナゴールドチームとして出場したロンドン五輪ではライトウェルター級で銀メダル。その他国際大会で数々のメダルをとっている。ロマチェンコがいたから上の階級で出たのかとおもうほど、年齢も体格もロマチェンコに近い。しかしプロではロマチェンコと同じ階級になってしまいました。印象としてはラフで泥臭いロマチェンコ。

ロンドン組としては


ロマチェンコ
ウシク


ベリンチク


シュレステュク
グウォジク

だったので、このベリンチクとシェレステュクだけ出世が遅れてる、あるいは世界に届かず終わるのかもしれません。それというのも違いといえばやはりプロモートで、シュレステュクは米国進出しているも弱いプロモーションで試合枯れ。ベリンチクに至っては米国進出せず地元ウクライナで戦い続けているようで未だキャリアは10戦です。本人の意向なのか運なのか、性格なのか、そのへんの事情はわかりません。未確認情報だと奥さんがロマチェンコの妹だったかな、奥さんと、家族と母国で過ごしたいのかなぁ。

ベリンチクのキャリアは伊達ではなくたくさんの有名選手を下しているでしょうが、わかるところだけでも

アンソニー・イギット
ジェフ・ホーン

などに勝っています。

映像は古いハイライトになるので今はよくわかりませんが、小柄でガッチリしたファイタータイプでガンガン前に出てきます。厄介なのが左右にスイッチする多軸型ファイターであり、なかなか多機能なところです。この体格とこのファイトスタイルでアマのトップに君臨していたので、フィジカルやわかりにくい巧さは相当でしょう。なかなかプロ向きなのになぁとおもいますが、スタイルに華がないのでしょうか?

かなりやんちゃで気性も激しいとどこかで読んだことがあり、ファイトスタイルにもそれが見てとれます。

このスタイルでアマトップ、スイッチヒッターとしてはクロフォードよりも上に君臨していたアマチュアであり、キューバの世界トップの技巧派なども下してきた。年齢は30歳、日陰の実力者とみて間違いないだろう。

対する荒川は32勝18KO6敗2分の37歳
アジアでの実績は十分で、アウェーに挑み続けたパイオニアだが、もう黄昏期。最近はタイの無名にも苦戦している。意味のなさそうな試合で苦戦している。

ビッグネーム、ビッグマッチ、欧米志向の強いライト級の世界戦線には今のままではとうてい食い込めない故の大きなチャレンジマッチを選んだ。

どちらの選手もメインストリームから外れたところにおり、現状のコンディションやモチベーション次第だろうが、年齢差、実績差、場所を考えると1-10以上のオッズで荒川が不利だろう。アップセットを起こすだけのものは備えている荒川だが、相手は脆いタイプではない。コンディションとモチベーションの甘さをついたボディくらいしか活路はないだろう。

この試合は地味なニュースで終わるだろうが、荒川仁人にとり、ラストファイト、ボクシング人生全てをかけた冒険マッチだ。4月20日、ウクライナのキエフスポーツ宮殿、ネット観戦も難しいだろうな、4月のウクライナはまだ極寒だろうか・・・

観戦できずとも見届けたい、ある意味日本人現役ファイターで一番思い入れのある選手だから・・・
まさかこんなファイトを選ぶとは・・・

日本人で唯一、ホルヘ・リナレスと戦った男、世界に飛び出した男、昭和の生き残り最後の大暴れを、思う存分・・・

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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