1-100の負け犬と出ているアンソニー・クロラの失うものなき開き直った戦いぶりに注目だ。それでも私の好きなイスマエル・バロッソを破り暫定王者、リナレスとも死闘を繰り広げた世界トップレベルのランカーなのだ。ロマチェンコにはライト級でさえ少し重く適正ではない気がするし・・・それでも予想はロマチェンコ、KOか判定かだけ。
1 | 2 | 3 | R | |
ロマチェンコ | 10 | 10 | 10 | 30 |
クロラ | 9 | 9 | 8 | 26 |
さすがロマチェンコ結構盛り上がっている。
今日は紫と黄色
クロラも真似してほぼ同じ色
1R
ほとんど査定でパンチの交換はないが
グイグイプレッシャーをかけているのはロマチェンコ
ロマチェンコ10-9
2R
強いパンチはないが
当ててあてさせないを遂行しているロマチェンコ
クロラのボディも一発だけ当たったがロマチェンコが10発以上当てた。
ロマチェンコの速い身のこなしにクロラはついていけない。
ロマチェンコ対策はどのあたりだろう?
とにかくロマチェンコのリズムが速い
ロマチェンコ10-9
3R
クロラは必死に守って時折打ちに行くが
攻防全てで先回りされている。
エンジン、スピードが違う。
ロマチェンコとしてはむしろ打ちにきて欲しいだろう。
3回終盤、ロマチェンコが滅多打ちしレフリーが止める。
レフリーストップとおもったロマチェンコはコーナーに上がり勝利をアピールするも
スタンディングカウントだった。
こんなのあり?
まだクロラは頑張って守っていたけど
ロマチェンコ10-8
4R
3回のレフリーストップはクロラも終わりとおもって悔しがっていたがこれは救われた形。
しかしボコボコに打たれたクロラはもう死に体でこの回も滅多打ちに合う。
最後はガードの横、右フックをテンプルに食らい頭から崩れ落ちる。
4回でロマチェンコのノックアウト
今日のロマチェンコは完璧だった。
軽いボディを一発食ったかどうかだけ。
パワーもすさまじく数発でクロラをグロッキーにさせた。
ライト級がフィットしてきたのか
この日のエンジンとパワーをみると
テオフィモもゲルボンタも口だけでロマチェンコを避けるのではないか。
マイキーですら怪しい。コミーがかわいそうだ。
善戦マンのクロラがこんな風に負けるのは初めてみた。
一生懸命ガードしていたが、ボコスカこじ開けられた。
今日最後に凄い試合を観た。必見です。
Lomachenko scores the knockdown and thinks it was ruled a TKO. What do you think? #LomaCrolla pic.twitter.com/GVwAlYSLgs
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2019年4月13日
We've got BOWTIE CAM 🤵 #LomaCrolla pic.twitter.com/NZudLmBJ6o
— Top Rank Boxing (@trboxing) 2019年4月13日
アンソニー・クロラ
「プライドが傷ついた。自分もチームも懸命に努力してきたのに・・・私はスペシャルなファイターに敗れた。自分を証明したいと臨んだが破壊された。あんな風に打たれて倒れたのは初めてだ。10カウントを聴くつもりなんかなかったけど、感覚が狂ってしまった。ベストコンディションだったのに本当にがっかりだ。
バランス、フットワーク、強打、角度、ロマチェンコは驚異的なファイターだ。今は進退については何もわからないしやめたくはないけど長くボクシングを続けすぎるのはよくないだろう。ボクシングを愛しているし、人生の大部分を占めてきた。でも残された時間はもう長くはないのだろう。それについてはよく考える。
マンチェスターに帰ってチームのみんなと話合いをするよ。本当に最高のキャンプで最高のコンディションだったんだ。だから失望している。
引退はしたくない。でもその時は近いようだ。」
前座
ヒルベルト・ラミレスVSトミー・カーペンシー
ラミレスのライトヘビー級転級初戦。スーパーミドルのベルトは返上していないのかな。けれどカネロやカラム・スミスと出来るなら再びスーパーミドル級に下げるそうだ。(それよりWBSS優勝は素晴らしいが、カラム・スミスそろそろ試合をしてくれよ)きれいなサウスポースタイルの手本のようなラミレスのボクシングだが、パワー的にはこの階級では普通なのか同じサウスポーのカーペンシーも似たようないいファイトをしている。少しのスキル差でラミレスという展開。ラミレスは減量が楽になったか伸び伸び動けておりスーパーミドルの頃より調子がよさそうだ。ラミレスがやりたい放題に攻めていくが劣勢のカーペンシーも粘る。4回終了でカーペンシーギブアップ。動きはとてもよかったラミレスだがパワーは脅威ではない。ラミレスはイケメンだが声が幼い。
アーノルド・バルボサVSマイク・アルバラート
スーパーライト級無敗の新鋭バルボサと元王者アルバラートの試合。愚直に打ち合っているがプロスペクトのバルボサの方が精度がいい。アルバラートは昔のカーミット・シントロンやミゲル・コットのような風貌になったな。3回バルボサのアッパーで効かされ、追撃を受けてダウン。かなり効いてストップ。ビューティフルノックアウト。バルボサはオーソドックスでスピードはないが、ホセ・ラミレス的な体の強さがあり21連勝。KO率は低いが世界戦は近いだろう。
ジャニベク・アリムハヌリVSクリスチャン・オリバス
ベスプーチンほど速くないが構えもスタイルもよく似ていてスパーリングのように自在に戦うジャニベク。しかし爆発力がない。GGGよりアンドラーデというべきスタイル。強いけど受け身のファイトなのでこのままでは人気が出なそうだ。相手に打たせてその隙をつくファイトであり、相手はリズムに慣れてくる。アマチュアイズムが抜けていない。何度か効かせたが爆発せず、ベスプーチン同様の見せ場のない判定決着となった。
アレクサンダー・ベスプーチンVSアルフレド・ロドルフォ・ブランコ
ベスプーチンがスパーリングのようにスピードの違いでブランコを圧倒しているが、倒せないのはパワーレス故か色々テストしているのか。サイズ感だけが懸念のベスプーチン、このままではスペンスのフィジカルに劣る。ディフェンスを試すかのように終始圧倒し続けたベスプーチンだが超速のハンドスピードは手打ちであり倒すことが出来ず。相手も判定まで粘っただけで満足げ。
グイド・ビアネロVSローレンス・ガブリエル
イタリアのリオ五輪代表、グイド(初戦で負け)ミドル級くらいの試合に見えたが198センチもあるんだな。そんなに力感は感じなかったが開始30秒ほどで相手を頭から落とす強烈ノックアウト。巨人にしては速くコンビネーションが打てる。しばらく勝ち続けるだろう。