アメリカ、ロシア対決、プロスペクトとしての格付けはヘイニーの方がずっと上だが、ロシア人は蓋を開けてみないとよくわからないところがある。ヘイニーのスピードに負けないようなら面白い。
明日のライアン・ガルシアの対戦相手、エイブリー・スパローが直前で4月に起こした犯罪で逮捕されちゃったようです。
両者の試合をライブで観たことがないので、その点で非常に楽しみだ。ヘイニーがメイウェザーっぽいのか全然違うのかもよくわかるだろう。
1R
様子見の初回だが、スピードが違う。
ヘイニーが下がりながらもジャブやワンツーを放っていく
アブドゥラエフはガードを固めてジリジリプレスをかけていくが
時々突き破られる。
ヘイニー10-9
2R
スピード差がかなりあるが
ヘイニーはディフェンス重視の下がるボクサー型なので
ジャブや時々まとめるコンビネーションくらいでガードの固いアブドゥラエフを
痛めつけるほどではない。初回より拮抗してきたが
ヘイニー10-9
3R
アブドゥラエフもファイターというほどプレス、接近戦が得意なわけではなさそうで
距離が必要だが、ヘイニーのスピードと先読みディフェンスをこじあけられない。
これではなかなかポイントとれないな。ヘイニーがやりやすいスタイルになっている。
ヘイニー10-9
4R
ピログがジェイコブスを倒した時はアップセットであってももっと試合を支配していたが
アブドゥラエフは完全にスピード負けしてしまっている。
なるほどヘイニーは慎重なファイトでやや眠たいのはわかったが
シャクール・スティーブンソン同様に隙が少ない。
アブドゥラエフは守るだけで忙しい。
攻めることができない。
ヘイニー10-9
一方的で展開が変わらず、ジャブで目を心配したドクターがストップ。
そんなに深刻なダメージではないが・・・
アブドゥラエフに何もさせずにヘイニーがTKO勝利。
若く、速く、穴が少ないという点でライト級一番のプロスペクトだろう。
テオフィモやゲルボンタより隙はない。
しかしディフェンス重視でエキサイティングではない。
メイウェザーにそっくりというわけではないが、方向性は全く同じだ。
セルゲイ・クズミンVSマイケル・ハンター
¡Hunter inició con TODO el episodio cinco!
— ESPN KnockOut (@ESPNKnockOut) September 14, 2019
Un POTENTE zurdazo y Kuzmin se va a la lona. 💪
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ロンドン五輪代表としてプロではオレクサンドル・ウシクに負けてヘビー級に転向したハンターは小さなヘビー級ながら大きなボカレ・イルンガらを下し結果を出している。
クズミンはロシアのトップアマでメダルも多数。ここまで15戦無敗。
身長は変わらないがクズミンの方が太くパンチが重い。しかしハンターの方が速くて手数が多い。クズミンはハンターを捕まえて倒す必要があるだろうが、ブロックにやや忙しい。共に決めてに欠くがハンターのスピード、運動量にクズミンがついていけなくなってきている。
5回、ハンターの左フックでクズミンダウン。ハンターの脚とスピードに翻弄されて苦しいクズミンが勝つには捕まえて倒すしかない。クルーザーから来た軽くても速く運動量の多い選手が大きくて重いヘビー級を翻弄しているというウシクには頼もしい流れ。
ほとんど同じ展開に終始して眠たい展開だが、8ラウンド最後にクズミンの3連打が全部ハンターの顔面を捉えた。初めてのクリーンヒットといえるくらいの強打。クズミンは残りでハンターを倒したいところだが追いきれず。ハンターの逃げ切り完勝だろう。これと同じ展開のメインになるのか。117-110×3でハンター。