今日の振り返りとおまけと・・・
オシャキー・フォスターVSアブラハム・ノバ
ノバはロベイシ・ラミレスに派手に倒されたが、それが不思議なくらい大柄でアマチュア経験豊富な選手。アマではジャロン・エニスやジャーメイン・オルティス、アントワン・ラッセルらとやっている。よくフェザー級、Sフェザー級が作れるな。
オシャキー・フォスターは敗北ありの苦労人からここまで来た王者。犯罪で刑務所にいたこともあったようで今世界王者となりMGMで試合が出来ること自体が夢の実現と言っていた。
複数階級をまたぐスーパースターもいいが、世界王者になること自体が選ばれし特別な人間の証明でありゴールでもあるからこういう地味な王者もいいな、ユーリ阿久井などもフライ級を長く守る王者になって欲しいな。
そんな2人の試合は接戦でノバの勝利もなくはない中、終盤にフォスターが集中力と精度の高さを見せて防衛。
ディフェンスのいいフォスターだが、シャクールやヘイニーほど難攻不落でなく打たれることもあるのが特徴。
2-1だったのでこの王座は決して安泰ではない。
アンドレス・コルテスVSブライアン・チェバリエル
コルテスはアマでテオフィモ・ロペスに勝ち越しているほどの逸材だが、遅れて地味にキャリアを構築している。ジェネシス・セルバニアを初回KOし実質彼を終わりにした男だ。
ブルース・キャリントンVSバーナード・トーレス
井上のファンであり、井上超えをアピールしているキャリントンが実力をみせるもまずは王者になれるかどうか。27歳と抜群に若いわけではないのだ。
シベナティ・ノンティンガVSアドリアン・クリエル
返り討ちに合いそうだったがやはり自力の違いでノンティンガがリベンジ。柔らかく伸びやかな俊才だが、プレスを受けてロープ、コーナーに下がる選手なので怖さはない。しかしセンスがある。
シャフカット・ラヒモフVSエドゥアルド・ヌネス
ジョー・コルディナへの挑戦者決定戦だが、25勝25KO1敗のヌネスがラヒモフをノックアウト。戦績通り、分厚い強打が持ち味のヌネス、面白い存在だ。
でも、メキシカンだから激闘型の典型。
堤駿斗VSアンセルモ・モレノ
4月にこんな試合が決まったそうだ。
モレノは晩年、フェザー級で再起しているようだから問題ないが、日本人は年寄りの元王者を踏み台にする慣習があり、これも顕著な例だ。
堤は本物なので、フィジカル差や若さで勝利するとおもうが、こんなんだったらTJドヘニーのようにモレノ(38歳)を応援したい。
3年前のモレノ