階級別 ライトフライ

憂いに満ちた小さな巨人/ミラン・メリンドVS田口良一

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田口7度目の防衛戦は統一戦になりました。大晦日の日本の大一番はこの試合です。八重樫を電撃KOで破ったシーンが繰り返し流れることだろう。

カルロス・カニサレスとの引き分けを含む6度の防衛を果たしている田口は2013年以来負けなしです。

一方のメリンドは田口の仲間である八重樫東から初回KOで衝撃的なIBFの王座を奪取後、ヘッキー・ブトラーとの際どい防衛戦を経てこの戦いに向かいます。メリンドは12月26日に日本に出発予定ですが、この試合に向けた準備をしています。

メリンド
「この試合は待ち望んでいたものです。試合が決まりとてもうれしいです。無敗のライトフライ級統一王者として歴史に名を刻むのが私の目標です。田口は簡単な相手ではないが、勝つために自分ができる事を全力で尽くします。そして田口のベルトを奪った後もあと2つのベルトが残っています。WBOのアンヘル・アコスタ、WBCのケンシロウのベルトも狙っていきます。」

田口とは身長で約10センチの差がある小柄なメリンド29歳。この試合がちょうど40戦目で経験値は大きく上回ります。ALAジムの元祖神童ともいうべき上手さ、強さを備えていますが、、アマチュア含むキャリアの多さと体格ゆえに歴戦のダメージをかなり感じさせます。満身創痍、鼻も眉間も古傷だらけです。彼は天才肌だけど本当はミニマム級なんじゃないだろうか?表情に老化と疲労が感じられるんだよなぁ。陽気で天然なフィリピン人とは違う印象。私にはメランコリー・メリンドなのだ。

相性がはまり、キレイに戦うと手の付けられない強さを発揮するが、かみ合わないと意外な苦戦も多く、格下にMD、SDなども多い。蓋を開けてみないとわからないタイプである。カットなどのアクシデントが多いのだ。八重樫を圧倒した後のブトラー戦は負けと出てもおかしくない大苦戦だったが、では日本人でブトラーに明確に勝てるものがいるかと言えば難しいのでやっぱり強い。間違いなく。

一方の田口はやや過保護気味に勝って当然の相手を選んで防衛してきたが、直近のロベルト・バレラ戦でのプレスやボディが素晴らしく、たくましくなってきた。しつこい連打型でスカっと一発で倒すシーンを見たことがないが、倒れることも見た事ない。見た目に反し心身がタフである。これがいわゆるプロの叩き上げで、アマチュアエリートタイプの壁というべきスタイルだ。

この試合は、中間距離で技術戦をしているとメリンドが上だろう。体格差を生かしたプレスでメリンドの体力を削り、消耗戦に持ち込んだ時に田口に勝機が出てくる。打ち合いの中でメリンドが負傷、流血する可能性が高いので、そういう展開になった時が田口のチャンスだとおもわれる。以外や年齢は田口が2歳上の31歳

2年くらい前であれば、8-2くらいでメリンドと予想しただろうが、日本開催、大晦日、ボクシングマニア的にはメインという舞台で、ワタナベジムの第一人者となった今の田口であれば5-5だ。

メリンドは接近戦が巧みで鋭いアッパーなども持っているが、危険なパンチをブロックし、常にプレスし後半勝負に持ち込めばきっと田口に傾く試合になる。

応援しているのはメリンドの方だが、今の田口は誰が相手でも簡単なボクサーではない。立派な王者といえる。

判定で田口
KOでメリンド

負傷判定なども想定内に捉えた方がよさそうだ。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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