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クアラルンプールの回想

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マレーシア、勝敗問わず試合内容は予想通り、以上、以下、様々でしたがなかなか中身の濃い時間でした。メインのパッキャオがすべての話題をさらいましたが、前座に出た男たちのファイトも印象的でした。

カルロス・カニサレスVSルー・ビン

カニサレスさん申し訳ありませんでした。貴殿を評価していませんでしたが、もしや日本で強くなったのではないか。プロらしいパワーとアマチュアにないタイミングの強襲で、記録狙いのトップアマを潰しました。ルー・ビンにジャブやボディがなかったので、空転しても最後までスタミナが落ちずに戦えた。ルー・ビンがカニサレス渾身の右を何度も食うのをみて、これはアマが取れる試合ではないと感じました。あまり騒がれることのない試合でしたがしっかり準備、対策してました。お見事。

ルー・ビン然り、マイケル・コンランやミーシャ・アロイヤンなども、俊敏で上手いですが相手を倒すプロセスというのが全く身についておらず、デビュー時のロマチェンコさえそこを修正してきたのだからそのままでは通用しないのだ・・・と本人、陣営がわかっていればいずれ成功するだろう。

モルティ・ムザラネVSムハマド・ワシーム

途中からの観戦になってしまったが、見直したい試合だ。少しユーリを思い出させるサイボーグ的にスリックに動くワシームだが、ほとんどのパンチをブロッキングしきれいに打ち返すムザラネに鉄壁の盤石感を感じた。ついにその壁を11ラウンドにこじあけてワシームはムザラネからダウンを奪うも反撃やや遅しだったのだろうか、ダウンの印象でワシームの勝利にもみえたが、前半をムザラネが抑えていたのだろう。この南アフリカの古豪がドニー・ニエテスの後継王者になりましたが、彼もまた難攻不落だとおもいます。この固いガードとしつこい攻めでゾラニ・テテを粉砕したんだなと参考になりました。ただのブルファイターではなく、強固なブロックとフックぶんまわしではなくストレートがきれいに伸びるところはアイク。クオーティーのようでもあります。

ジャック・テポラVSエディバルド・オルテガ

KOパンチは鮮烈だが、そこに至る過程がグダグダでまだ王者に足る実力者ではないようにおもう。誰がこのベルトを狙って対戦するのだろうか?いいパンチを持っているのでこれから伸びるかすぐ陥落するか・・・

マニー・パッキャオVSルーカス・マティセ

身体はリバウンドでむくんで年齢を感じさせたがボクシングは若き日のパッキャオに近い素晴らしい出来でした。パッキャオがパッキャオたる所以は近年の井上尚弥と同じで初回から攻撃的であることだ。反省を込めて焦らず、急がず慎重に戦うことを心掛けたそうだが、初回から勝負の行方がわかるほどに積極的で意欲的に仕掛けている。今後は周囲の声など関係なく、彼の意思に任せたい。素晴らしい試合でした。

マティセ
「パッキャオという伝説と戦うことは色々と難しいものでした。パッキャオは偉大なファイター、偉大な王者です。時に勝ったり負けたりしますが今日は自分が負ける日でした。まずは家に帰って休養します。激しい戦いがそこにはありました。負けはしましたが前を向いて歩いていきます。アルゼンチンのみんなには申し訳ないです。私は大丈夫です。愛とサポートをありがとう。家族や友人にすぐに会いにいきたいです。」

パッキャオ
「以前話したように私はまだ終わっていない。まだここにいる。休息をとり戻ってきました。フィリピンに誇り高き勝利をもたらすことができました。39歳ですがまだ問題ありません。ハードな練習をしました。39歳にはみえないでしょ、私の練習をみれば27、28歳のようだとおもいますよ。

フレディ・ローチが良くないとか伝説のトレーナーではないとは言いません。素晴らしいトレーナーです。しかし今回は友人のブボイ・フェルナンデスがいい仕事をしてくれました。感謝しています。辛抱強く、時間をかけて戦い、前回のように不注意をしないよう心がけました。

マティセにはパワーがあります。彼のワイルドなパンチは侮れないものでした。焦らず時間をかけて対処しようと心がけました。しかし同時に試合がはじまるとすぐにマティセは自分の動きについていけない事も察しました。初回からマティセは自分のパンチとパワーをうまくコントロールできていないと感じました。」

試合前

デラホーヤ
「自分が現役時代に戦った中では最強といえるファイター」

ブラッドリー
「パッキャオはまだまだ強い、やれると信じている」

と言ってました。

前座で杨永强という中国人ライト級がフィリピンのハーモニット・デラトーレをKOしていました。デラトーレ、ニャンバヤルもダウンさせた強者でしたが意外な敗戦です。この中国人の名前は憶えておこう11勝8KO。日本人の渡邉卓也にも勝っています。

その他

タイロン・ツォイゲのあっけない陥落やレジス・プログレイスのかなり個性的なパワーファイトなど印象的な試合も多かった週末、観戦だけでぐったり疲れたので折をみて後述したいとおもいます。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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