モルドバ・韓国発キルギスタン経由アメリカ行き超特急/ドミトリー・ビボル

アメリカンドリームを求めて、彼らは東ヨーロッパからやってきます。そして、彼らがその夢を掴むまでの時間はそう長くはかかりません。
ジュナディ・ゴロフキン、セルゲイ・コバレフ、ワシル・ロマチェンコ・・・・

ライトヘビー級は旧ソビエトのボクサーにとっての避難所と言えます。そして、新たにその避難所に加わったのがドミトリー・ビボルです。

ビボルは他のファイター同様、どこからともなくやってきました。そして今となっては無視できない強烈な存在感を放っています。急激に成長を遂げ、正確な右パンチの破壊力でどんなボクサーも最後まで持ちこたえることができません。

プロでまだ11戦しかしていませんが、既に10ラウンド、12ラウンドのボクサーです。
(世界王者になる前の記事です。)

ドミトリー・ビボル(26歳)はモルドバ人の父と韓国人の母の間でキルギスタンのトクマクという小さな町で生まれました。キルギスタンはカザフスタンと国境を接する人口約600万の小さな国です。トクマクは首都ビシュケクの東に位置しています。ガラス製造が、この地域の主要産業です。

6歳の時にボクシングをはじめてから268勝15敗というアマチュアキャリアを築いてきました。2014年に米国に渡り、勝ち続け、特に直近の試合で未来のチャンピオンの印象を強く残しました。元世界挑戦者セドリック・アグニューはセルゲイ・コバレフに7ラウンドで負けましたが、ビボルは4ラウンドで倒しました。

今すぐにも世界王者になれる逸材であると、ルスラン・プロボドニコフやデニス・レべデフのマネージャーでもあるワジム・コルニーロフは即ビボルをスカウトしました。

それは誇張ではありませんでした。

ビボルは今はまだLヘビー級のロシアからの最新の刺客でしかないが、セルゲイ・コバレフやアルツール・ベテルビエフを超える逸材であると考えられています。

シュガー・レイ・レナードとロイ・ジョーンズJrを賞賛するビボルはコルニロフ氏を通じて

「ロシアボクシングの世界進出は20年前にはじまったばかりです。当時は厳しい状況で国外に出る事を皆恐れていました。私はロシアのボクサーがアメリカで戦う意味や意義を見出しているとおもいます。」

GGGやコバレフの強さに驚愕した多くのボクサーはビボルと戦うことも敬遠します。彼らと似通った強さをみせるビボルですが、彼の試合もまた独特で印象に残るものです。

確実に言えることは、彼は甘やかされることなく、まもなく大きな約束を果たすという事です。

ビボル
「ボクシングで成功できるという根拠なき自信(勘)がありました。私のまわりのトレーナーはいつもお前はボクシングで成功できると言ってくれました。その言葉を信じ、モチベーションとし、実現化してきました。」

トレーナーだけでなくボクシングファンもそれを信じる日は近いだろう。

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ベテルビエフの戴冠を期に、まだ王者になる前のビボルを遡ってみました。
確認できるアマ歴、直近で51勝4敗

知らんロシア系の名前の中でベテルビエフやコバレフとの試合は確認できませんでしたが、面白いところでは、WBSSスーパーミドルの優勝候補、カラム・スミスに勝っています。そして最後に負けたのが2013年にオレクサンドル・グウォジクらしい。

やっぱこの男も韓国人母かい!
顔は母で体が親父かモルドバかい!
そして生まれはキルギスタンかい!
ややこしいやないかい!
親父はガラス職人かい?

韓国系は世界に拡散してますな。

ロシア圏の避難所、Lヘビー

怖い怖いベテルビエフ
渋い怖いコバレフ
優しい強いグウォジク

まだまだたくさんいますけど
その中で、若い、速い、おまけに最近だとパワーも凄い?

ビボル

伸びしろは一番でしょうね。
ボクシングにもくせがありません。
最近楽勝ばかりで査定しづらいですが。

この階級だけは世界じゃなくてロシア圏だけでおなかいっぱいです。ウォードのような匠の後にこんな教科書ボクサーが台頭してくるとはおもいませんでした。

けれど今現在の個人的評価は

ベテルビエフ>コバレフ>ビボル=グウォジク>>>>>>その他

かなぁ。

この顔で熊軍曹を超えるとは失礼ではないかい若い衆、人生の辛苦が顔に出てないぞ。

スリラン・バレラがまずは挑発してるみたいですよ。

スティーブンソン?
やってから言ってくんなまし。

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