
ロシア強しを象徴するコバレフの防衛戦。
相手はローカルヒーローですが地区アマチュア王者の実績もある無敗のアグニュー。全身タトゥーで強そうです。
そもそもコバレフ戦に名乗りを上げるだけで勇敢だ。
この王者にはビッグマッチを期待したいが対抗王者がなんとなく避けている感じだ。
コバレフもトップアマ出身だが世界的というほどではないが、つくづくプロ向きだとおもう。
テクニックで優位に立てずとも一発一発が破壊的なので試合を支配できる。
すさまじいKOの連発でまだ防衛数回にしてもうLヘビー級トップ評価だ。
この試合もバッティングやエルボーで流血したがパワーでねじふせ完勝。
最後はボディへのジャブでノックアウトという異常なパワーを見せつけた。
クリチコを除けば全階級一のスチールハンマーだ。
もう、カザフのゴロフキンばりの怪物ぶりと認識されているだろうが、果たして今後どうだろう?
パワーで圧倒的な勝利が多いが、自身も一生懸命なファイトをするので結果豪快にブッ倒したという試合が多くなるだけで強いパンチをもらったりトリッキーに抵抗されて歯車を狂わされた時は消耗し大きなダメージを受けてしまうタイプかもしれない。
ゴロフキンほどに実は余裕のある勝利ではないような気がする。
より動けるアーサー・アブラハム的な選手ではないかと邪推していたりする。
しかしでは誰が彼を破るかといえば
アドニス・スティーブンソンも妖怪、ホプキンスでも無理だろう。
スティーブンソンの強打に可能性もありそうだが、プレッシャーをかけられ呑まれてしまうと予想する。
では誰かといえばやっぱり職人アンドレ・ウォードである。
ウォードよ、ゴロフキンとコバレフにはさまれて、どっちもやらずにP4Pはないぞ。
[youtube]http://youtu.be/s3eiJbYZgAA[/youtube]