階級別 ライトヘビー クルーザー ヘビー WBSS

クリーンファイトは皆の責任

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昨日は朝6時起きなのにドルティコスVSタビティを見逃してしまいました。全部欧州で朝が早いかとおもいきや、イギリス人対ドイツ人のフューリーVSシュワルツはアメリカ開催で、フューリーは全身アメリカの星条旗コスチュームで人気もサービス精神も満載でした。ジョシュアと違ってアメリカで成功しそうな陽気な巨人です。

さて昨日はほとんど全ての試合がKO決着だったのですがあまりスカッとした気持ちになれなかったのは、反則がその伏線にあったからでしょうか?最近このような反則混じりの試合というのも増えた気がします。失格にならない程度に、でも試合を有利に・・・

マイリス・ブリエディスVSクシシュトフ・グロワッキ

後頭部打撃に怒ったブリエディスのエルボーがグロワッキのアゴにモロに入り、うつ伏せで痛がるグロワッキ、レフリーは減点したものの再開が速く、ダメージと気持ちの萎えたグロワッキにブリエディスが一気に襲い掛かり試合を決めてしまいました。

エキサイトした会場に、両者、レフリーともにラウンド終了のゴングに気づかず、2度目のダウンはゴングから15秒は過ぎたあたりでした。そしてこのダウンが致命的でした。こんなひどい結末は本来であれば無効試合だろうがWBSSというトーナメントの性質上そうはいかないだろう。主役がノックアウトで快勝したのだという記録だけが残る。

発端がグロワッキの後頭部打撃にあるので言い訳もできない。クルーザー級、特にブリエディスというのは以前からクリーンヒットせずとも当たれば倒せる、後頭部、側頭部、とにかくゴツンと当てれば相手は揺れるというほどの剛腕なのでこのエルボーによるダメージは命取りだった。キックの王者であるブリエディスのエルボーもまた非情なほどに強烈で正確だった。

ユニオール・ドルティコスVSアンドリュー・タビティ

バッティングは起きたがこちらはクリーンないい試合。やはりKOドクターがKOで決めた。ドルティコスは得意の右を惜しげもなく出す。他のクルーザー級より脇が締まり美しく真っすぐ伸びる右。
タイミングも破壊力もありKOドクターのKOはほとんどこの右で実現してきた。タビティは無敗のアメリカ人だが練習動画では素早い連打を打ちまくっているのに試合では消極的。メイウェザーイズム溢れるディフェンシブ。試合を通じずっとドルティコスを怖がっているように見えてしまいました。

正直に攻撃的で右を多用するドルティコスのスタイルは前半強く後半までいくとつまり右の精度が読まれた、落ちてきた証なのだが、この日は10ラウンド目に爆発した。守備的なタビティに余裕がなかったのか、ダメージの蓄積で限界にきていたのか、ドルティコスを攻略するには消極的ではいけない。

結局Sライト級もバンタム級も(ドネアはラッキー)クルーザー級も事前予想通りの選手が決勝に駒を進めた。特にクルーザー級はWBSSシーズン1の準決勝敗退組だから、優勝の暁にはウシクやガシエフをなんとかしなければならない。そんなウシクやガシエフはヘビー級に転向してしまったが・・・

スリバン・バレラVSジェシー・ハート

スーパーミドルでやってた奴にライトヘビーの力を思い知らせてやると挑発していたバレラだが、自分が思い知らされる結果になってしまった。ハートの方が大きく荒っぽく、序盤はその荒っぽさに巻き込まれ打ち下ろしのストレートを頭頂部に浴びたり、レフリーがブレイクする前にコツコツ反則に近いアッパーを背中を向けた状態から打ち込まれたり、最悪の立ち上がりになってしまった。

挽回すべく立て直しを図るも、本来アウトボクサーなハートはもう打ち合いに付き合ってくれない。捌かれ動かれ、勝ち逃げを許してしまった。面白いファイトともいえたがハートのパンチが当たる場所、バレラの食い方、我慢の仕方など、長引くと事故を誘発しそうなラフファイトであった。

タイソン・フューリーVSトム・シュワルツ

こんなに早く終わるとは・・・フューリーというのは現役で一番大きなヘビー級だとおもうが、他の誰より速くテクニカルで芸達者だ。軽量級のエッセンスを取り入れた巨人だ。パンチは手打ちだがそれだけでも効かせられるのだろう。シュワルツの連打をダッキングでスイスイかわしていたが、シュワルツがわざと外して打ってるかのようなシーンだった。決して剛腕ではないが、アメリカで人気が出ていくだろう。ヘビー級は筋肉マッチョより緩くて体重のあるナチュラルの方が生き残っていくのだろうか。

こんな記事を書いたのは改めて書くべきことがないからだが

井上尚弥、またも「故障でKO防衛」。最高のポテンシャルと低い安定感。 - ボクシング - Number Web - ナンバー
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こんな記事をみかけたせいでもあり
(コンディションが一番の敵だよなぁ、それでパフォーマンスが全く異なる)

先日、41歳になったザブ・ジュダーがステロイド野郎っぽいクレタス・セルディンと試合して負け、試合後に脳内出血(予後良好)で病院に搬送されたという出来事があったり(いかにもこういう結末になりそうな危険なマッチメイクだった。)

19日、幕張メッセで対戦する井岡の相手、アストン・パリクテがラビットパンチの使い手だからだ。

選手本人だけでなく、セコンドやレフリー、ジャッジ、ドクター、関係者全員が注意を払って、ブリエディスVSグロワッキみたいな後味の悪い試合にさせない事が重要だ。

おまけ

クドリャショフさん全KO勝ち負け

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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