階級別 ミドル プロスペクト

36分間の奇跡/ロブ・ブラント

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すごくサックリした要約ですが、ロブ・ブラント、村田にとって手ごわいんじゃないか、ブラント有利と予想する識者もいるとおもうので記録。村田はともかく、ブラントは未知数が多いのだ。

全てのボクサーが世界初挑戦で成功するわけではありません。2度目のチャンスを得た少数の者は最初の敗北から学びます。ロブ・ブラントにとっての学びは(23勝16KO1敗)の1敗にあった。

ブラントはWBSSスーパーミドル級で唯一のアメリカ人としてドイツに旅をした。相手は39歳のベテラン、ユルゲン・ブリーマー、12歳年上で、1年前にネイサン・クレバリーに敗れてから戦っていなかった。

ブラント
「彼を過大評価することなく、色々試みたが、敗北は認めざるをえない。全試合、全ラウンド、全力でやらなければ、何も得られない。私のそれまでの無敗記録はどんなにやってもその域ではなかった。」

ブラントは控えめなブリーマーに対し、思いきりよく右を伸ばしていったが、最終的にはベテランサウスポーのブリーマーがブラントのジャブと動きを引き継いでいった。

この経験を踏まえて、ブラントは2度目の挑戦の機会を得た。

無敗記録がなくなり、ブラントは環境を変えた。テキサス州ダラスに住むブラントは、エディ・ムスタファ・ムハンマドと共にラスベガス行きの列車に乗った。今度の相手はやりづらいサウスポーではない。

ブラント
「村田はオーソドックスなワンツースタイルだ。それがとても高次元なのだろうが、リズムも単純に繰り返されるだけだ。ゲームプランを導きだせるだろう。村田が戦ってきた相手は皆同じようなタイプにみえる、最初から怯えている。怖がっている。でも私は違う。私のスタイルに村田は戸惑うとおもうよ。」

ブラントには村田ほどの優れたアマチュアキャリアはないが、金メダリストに勝って歴史を作るつもりだ。

ブラントはホワイトベア湖のボクシングクラブに入門した時のことを鮮明に覚えている。当時ミネソタ州の高校生で、父親と同じ、アメフトのレシーバーをやっていくつもりだった。

たまたま友人がボクシングジムにブラントを連れて行き、皆がミットやスピードバッグを打つ光景を目の当たりにした。彼の感覚はジムの雰囲気、音、匂いに満たされた。

ブラント
「それはまるで映画のシーンのようだった。」

その後、1年半後にはフットボールをやめ、ボクシングが彼の人生の一部になった。

ブラント
「ボクシングは男同士、一対一。3分12ラウンド、36分間の孤独な戦いです。誰にも頼ることができません。」

1年後には全国大会で優勝し、2007年にはリングサイドチャンピオンシップの新人タイトルを獲得した。この時、これが自分の人生の一部なんだと強く感じた。

ブラント
「勝ち名乗りを受けて手を挙げ、ベルトを腰に巻く時こそ、世界で最高の気持ちになれる瞬間です。」

ブラントはさらに、2008年には19歳未満のナショナル王座、2010年にはゴールデングローブを獲得、2012年にプロになった。

村田に勝っても、そのベルトは完全なものではない。カネロが持ったベルトこそ真の王座だ。それでもラスベガスの舞台で、村田からレギュラーベルトを奪うことは夢を叶えること、GGGやソーンダースといったビッグネームが控えるミドル級では大きな意味を持つ。カネロはDAZNと3億6500万ドルの契約をした。

ブラント
「最初にグローブをつけた時から、プロで初勝利をあげた時から、何かのためにやってきた。世界王座に挑戦するためじゃない、世界王座を獲得するために必死に練習しているのです。」

今時のトッププロとしては、遅いボクシングデビューであり
その後のアマチュアキャリアは才能の現れですが、ブラント自身のボクシングは若く、驚異的に完成されたものではありません。米国にはもっと小さな頃からボクシングをやっているエリートがゴロゴロいます。

彼らに比べたら、知名度も注目度も低いブラントですが、村田に対する分析はしっかりしている。

あとは本当に村田を少しも恐れず、ムハンマドと取り組んできた準備、その才能が間に合って、開花するようなら、アップセットも大いに考えられる。

未だ底知れぬ才能を秘めた、まだ伸びる、骨のあるチャレンジャーだと期待しています。
帝拳は米国で結果を出していないというジレンマも・・・

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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