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チェチェンからの戦闘機/キャサン・バイサングロフVSロブ・ブラント他

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村田を破ったロブ・ブラントが迎える初防衛戦は、ミステリアスなロシア、チェチェン共和国の刺客になりました。ビッグネーム、ビッグマネーばかりを求めるミドル級の面々の中で、コツコツと試合を重ね、実力と知名度をつけていくほうが好感が持てます。

無名の無敗ランカーが王者に挑めるというのは当たり前なのに久しぶりな気がします。

21歳のチェチェン生まれのキャサン・バイサングロフ(17勝7KO)はロシアを代表するプロとして、キャリア最高の時を迎える。2月15日、WBAミドル級王者のロブ・ブラントに挑む。この試合は王者の地元、ミネソタで行われ、ESPNによって放映される。

28歳の王者ブラントは、ミネソタで11試合してきた。スーパーミドル級に階級を上げて参加したWBSSでドイツのユルゲン・ブリーマーに敗れたものの、階級を戻し、日本の村田諒太相手にワンサイドの判定勝利でベルトを獲得した。

WBAで8位、WBOで14位にランクされるバイサングロフは元WBOスーパーウェルター級王者のザウルベック・バイサングロフの甥っ子で、父のウバイス・バイサングロフによってトレーニングされています。ウバイスはザウルベックのトレーナーでもありました。キャサンは16歳でボクシングをはじめ、キャリアの多くをウクライナでこなしてきた。モスクワでも数試合しました。今まででもっとも大きな勝利は2018年にアルゼンチン人のグイド・ニコラス・ピットに対する判定勝ちです。

ロシアのミハエル・アロイヤン(4勝1敗)は今年の見通しがまだたっていない。プロ5戦目でWBSSトーナメントに参加しゾラニ・テテに敗れたが、今後、プロでやっていくのか世界選手権や東京オリンピックを目指すのか明確になっていない。

アロイヤン
「次の試合はたぶん4月でしょう。プロ、アマどちらでやっていくか決めていませんが、ソチでトレーニングキャンプがはじまります。とりあえずはロシアンアマチュアチームと一緒に練習します。いずれ決まるでしょうがいつ頃になるかは聞かないでください。

既にゾラニ・テテに負けた試合を分析しました。あの試合を巻き戻して何が起きたかを考えることは今はしたくありません。
テテが勝利した。言い訳は何もない。唯一言えるのはテテのような偉大な王者と戦えてとても楽しかったという事だけです。
あの試合は私にさらなるモチベーションを与えてくれました。」

ロシアボクシング連盟のウマール・クレムレフは今年ロシアのトップレベルのファイターを集めて興行をしたいと考えている。

クレムレフ
「ムラト・ガシエフ、ヒョードル・チュディノフ、アルツール・ベテルビエフなどの試合を計画しています。彼らのようなトップレベルのファイターが地元ファンの前で戦うことに意味があるのです。」

ロシア関連の話題があったので拾ってみました。

村田から王座を奪ったロブ・ブラントにとってはややボーナス的な試合かもしれない。キャサン・バイサングロフ、元スーパーウェルター級の選手でロシアな割には怖さがないんだよなぁ。

堅実なファイターだとおもいますが、村田の屈強さを克服したブラントが有利でしょうか。それよりキャサン・バイサングロフの叔父がザウルベック・バイサングロフであることを初めて知りました。

ザウルベック・バイサングロフ
29勝21KO1敗

この元WBO世界スーパーウェルター級王者を知っている人はいるだろうか。まだ33歳くらいだ。世界のトップアマからプロで王者になったロシア人だが知らない間に消えていた。
2013年にデメトリアス・アンドラーデとの防衛戦の前に背中を怪我し中止。そのままはく奪されてしまった。そのまま返り咲くことなく今に至る。恐らくドミトリー・ピログと同じ、背中の怪我が重症だったのだろうか。

唯一の敗戦がコーネリアス・バントレイジなのが痛いが、(バントレイジ⇒ジャモールとなる)当時無敗で筋のいい現スーパーウェルター級暫定王者のミシェル・ソロに勝っているのがすごい。近年では幻の世界王者といってもいい選手です。

そんな叔父を持つキャサン・バイサングロフのボクシングのDNAに期待しよう。チェチェンといえば、ベテルビエフも同じでそれだけで恐ろしく強そう、個人的には加点材料です。

ついでに、ミーシャ・アロイヤンの話も・・・
アマに戻る可能性もあるんだな、テテ戦の敗北も言い訳せず潔いですが、あの敗北にはどうしても敵わないパワー差、体格差、スタイルの相性があったようにおもいます。アロイヤンのボクシングではプロの壁はきつい、改良してもスーパーフライ級あたりが上限でしょうか。いいファイトでしたが、限界を感じてしまいました。

2019年は、世界のトップ王者、P4Pに顔を出すような米国人にロシア系選手が絡んでいって欲しいとおもっています。ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン、アマで実績上位の猛者たち、なぜアマで上位たるかを見せつけて欲しいとおもっています。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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