ディミトリー・ピログ

ロシア/ミドル級王者
初代WBC/CISBB/ミドル級王者
初代WBC/ABCO/ミドル級王者
第5代WBO/Asia-Pacific/ミドル級王者
第28代WBC/International/ミドル級王者
第6代WBO/Asia-Pacific/ミドル級王者
第2代WBC/Baltic/ミドル級王者
第20代WBO世界ミドル級王者
ディミトリー・ピログ(ロシア)
Dmitry Pirog
17戦17勝(14KO)

最近ややビッグマッチがなくさびしい週末だが世界は色々動いています。退屈だったカルデロンがついに落城なんてこともありました。この王者はリカルド・ロペスの次に評価すべきミニマムの巨星だったとおもいます。加齢、相手がいなく小さいのに階級上げざるをえなかった不運というのもあるとおもいます。負けはしたが偉大でした。

ところで最近個人的にしびれたボクサーがこのロシアのディミトリー・ピログでした。
専門雑誌やブログを見渡しても有望な選手としてあまり取り上げられていなかったようにおもいますし、決定戦で相手はまだ新鋭同士だったのでその実力は未知数ですがそのボクシングはお見事でした。

ロシア系にはユーリやジューをはじめ個性的で突出した選手や計算されつくした選手が多くいてかつて共産圏が存在しなかったボクシング界に新たな驚きをもたらしてくれますがピログというのも錚々たるアマチュアであったのだろう。

体格もよく正統派でスター性のあるジェイコブスにまるで怯まないどころか打ち合いで打ち勝っていましたしパンチの角度、ボディ、上体の入れ方などがかなり訓練されており秀逸です。

こういう展開でこういうボクシングをするというお手本のような動きを見せるし攻守ともに上手いが基本的には攻撃姿勢を絶えず保つ姿勢も素晴らしくいい選手だなぁと惚れ惚れしてしまいました。

ミドル級なので強そうなのがゴロゴロいる階級ですがそれらを一掃し彼がスーパー王者になるとしても不思議ではないのではとおもいました。

よく日本のトップ選手がテストマッチや防衛戦などで未知のランカーなどを呼んできて試合をする時に初回がはじまってこりゃやばい、手強いぞとおもえる選手がたまにいますがピログもそんな感じでおもわぬ超強豪でした。大中元気VSロデル・マヨールとか・・・(これは違うかマヨール有名でしたし)

ちょっとだけ見ていて関心するボクシングという意味で日本の亀海選手を重ね合わせてしまいました。

セルジオ・マルチネスといい、このディミトリー・ピログといい、無印からこんないい選手を目にすると興奮してしまいます。こういうマニアックなところがあるから友人と情報共有できないんでしょうが・・・

今後もこの選手は注目していきたいです。

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