ラスベガスの敵を大阪で討つ/村田諒太VSロブ・ブラント リマッチ

村田諒太VSロブ・ブラントのリマッチの可能性が浮上している。元々村田はジェフ・ホーンと6月に対戦するつもりだったが7月に延期されホーン側の都合で流れた。村田陣営は別の対戦相手を探し始めた。

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両者は昨年10月に戦い、明確な判定で村田は敗れた。ブラントは村田には速すぎ、シャープすぎ、忙しすぎ、村田は人間サンドバッグのような状態だった。それ以来村田はリングから離れており、ブラントは初防衛戦をクリアした。しかしミドル級の主流からは大きく離れている。

興味深いことに、この再戦は大阪で行われる見通しとのことだ。
そうなればブラントにとっては初のアジアでの試合となる。

実現すれば、日本の帝拳ジムのプロスペクト、李 健太や中野幹士の出場も見込まれる。

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両者にとり、他に適当な相手がいない、共にトップランクとあれば自然?な成り行きです。ブラントにとっては魅力的なお金もあるようだ。ダイレクトリマッチではありませんが村田にとってはそうなります。

初戦は大事な大事なロドリゲスVSモロニーと被っていたので、ガン見はできなかったのですが、上記で書いている通り、中盤から後半に村田がKOでと余裕をこいていた陣営のミスで、初回からブラントが超ハイペースで仕掛け、余裕がないのにニヤニヤ笑いながら村田が応戦せざるをえなくなるもボコスカガードを破られて被弾するというものでした。

この、序盤から当たり前のようにペース、ポイントを失い続けるというのが最大の過ちであり日本人にありがちなパターンだ。(スキルに差があるから仕方ないのか)

明らかな完敗、自信をつけたブラントは初防衛戦でも貫禄、成長をみせたような気がするのに対し村田は試合なし。今回も不利が予想される。ブラントの特徴は先手先手の積極性だ。初防衛戦のロシア人との試合も同じでロシア人は村田のように消極的で敗れた。ブラントは打たれても打ち返してくる。

しかし、懸念はあってもさすがは五輪金メダリスト、村田のフィジカル、耐久力は世界レベルで、根性でブラントに打ち返しており、結構激闘になった。現地のアメリカ人はその分かりやすい漫画のようなファイトに沸いていただろう。それでも世界トップの試合であれはない。

初戦と同じ村田では明らかに負けるだろうし、強打であってもブラントはわかっている、見えているので耐えることができる。もし再戦が実現すれば初戦とまるで違う戦術で臨まねばならない。

初回から様子見(もういらないでしょう)などせず、プレスをかけてボディを削っていくしかない。村田のボクシングはガードを固めてとにかく右狙いなので一定レベルを超えると対策がしやすい。頭ではわかっていても、根本からスタイルを変えることなどできない中で、どうやって初戦をひっくり返すのだろう。

ノックアウトするしかない。ブラントのハイペースと手数に負けぬ運動量を発揮するしかない。
実は完敗でも、ブラントより村田の方が強いと感じた試合でもあった。
ブラントには初戦の戦術しかないはずだ。

だから信じる。

(煽っておきつつ確定ではありません)

ブラント、誰かに似てるなぁとおもってましたが最近判明しました。(個人的に)
しつこい連打はミゲル・ベルチェルトに・・・
その佇まいはリック吉村に似ているという事を・・・

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