狼少年：同じうそを繰り返す人。イソップ物語の、何度も狼が来たとうそをついたために本当に狼が来たときには信用してもらえなかった少年の話からいう。
やっぱり倍返しされちゃいました。
今後は誰からも逃げず、そのベルトにふさわしい戦いを続け、口ではなく拳で信用を取り戻していかねばならない。
エロール・スペンスとジャーメル・チャーロは先日、デメトリアス・アンドラーデに批判された事を受けて反撃した。アンドラーデはスペンスが2階級上げて自分と戦えと呼び掛けていた。また、アンドラーデはスペンスがマイキー・ガルシアをノックアウトできなかった内容に「スペンスは単調で思ったほど特別なファイターじゃないね」と語り、ジャーメル・チャーロに対してはトニー・ハリソン戦でずさんだったと加えた。
エロール・スペンス
「アンドラーデは一体誰と戦ったんだ？彼がベルトを持っているなんて知らなかったよ。」この言葉は正しい。アンドラーデはキャリアを通じビッグネームとは一人も戦っていない。
アンドラーデ（31歳）は昨年10月に無名のナミビア人、ウォルター・カウトンドクワに判定勝ちで空位のWBOミドル級王座を手に入れた。ビッグネームの誰もが俺と戦っていないと不満を述べているが、実際彼は誰とも戦っていない。直近で戦ったアーサー・アカボフはアンドラーデの知名度を上げるような選手ではない。
アンドラーデ
「エロールは単調でパワーに頼っている。マイキーをノックアウトできなかったじゃないか。ヤツはおもっていたようなスペシャルなファイターじゃない。みんなそうおもったはずさ。2階級も下の男を選んだ。だったら同じ事をしてみろ。ミドル級に挑むなら俺が同じ事をしてやる。」アンドラーデが相手にすべきは暫定WBCミドル級王者のジャモール・チャーロだ。階級が同じで過去に戦う運命にあった。しかし試合は実現せず、アンドラーデはジャモールよりエロールに呼びかける。重いクラスではなく軽いクラスから。もしアンドラーデが重いクラス、ライトヘビー級の王者達と戦うならば少しは信用を得るかもしれない。2階級下ではなく2階級上を選べばその勇気が称えられるだろう。
スペンスは確かに軽いクラスのマイキーと戦ったが自分が求めたわけではない。マイキーが望んだから受け入れたのだ。本来スペンスはショーン・ポーターと戦うつもりだった。
ジャーメル・チャーロ
「アハハ、この臆病者め、引退しちまえ、残念だけどヤツ（アンドラーデ）は間違った奴らと契約したようだ。兄のジャモールとの試合を1週間前になって急に逃げたことを俺は忘れないぜ。最低なクズだ。覚悟を決めて立ち向かうか、引退して別の仕事でもしろ。ひどいキャリアだ。この映像がヤツのファンを洗い流してくれればいいな。小心者、保身のライオン、そんなんじゃ何も得られないぜ。」アンドラーデはスーパーウェルター級、ミドル級で獲得したタイトルを有効に活用してこなかった。無名の選手とだけ戦って、ジャレット・ハードやエリスランディ・ララ、チャーロ兄弟らと決して交わることはなかった。
アンドラーデ
「ジャーメルVSハリソンはハリソンの方がプロらしい戦いをしていた。ジャーメルのファイトはずさんでタイミングも悪かった。ハリソンの勝ちだ。」アンドラーデは6月下旬にマシエジ・スレッキと対戦する。ゴロフキンはアンドラーデを選ばなかった。カネロもアンドラーデは眼中にない。同じDAZN所属でも実現しない。プロモーターのエディ・ハーンはアンドラーデと彼らの戦いの可能性について考えているだろうが、もしスレッキに負ければ完全に忘れ去られるだろう。カネロは既にライトヘビー級進出の話をしているくらいだ。
体格、スケール感があり、アマではサーマンやポーターを退けトップに君臨していたアンドラーデに期待していた時期もありましたが、アマではエリスランディ・ララに負けていたり、五輪では中国か韓国の選手に負けちゃった過去もあります。プロでも決して怖い選手とは戦わずにここまで来ました。
現状では強気な発言をすればするほどファンに引かれるとおもうので、謙虚に、対戦してくれてありがとうな低姿勢で勝ち続けていくしかないんだという事をアンドラーデの周囲はわからせてあげてください。マルティロシャンやクルカイに辛勝、これがアンドラーデの底力なのだ。もっと求めるなら今まで逃げてきたような相手と戦って勇気をみせる必要があるとも。
ジャーメル・チャーロの発言は”AF”とか”S—”とか”F—”とか多すぎてよくわかりませんでした。全部ファックで解釈しときましたが・・・
