階級別 ミドル プロスペクト

果てなく続くストーリー/世界ボクシング不完全ガイド ミドル級

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ミドル級とウェルター級に挟まれたスーパーウェルター級は昔からタレント不足なんてどっかで言われましたが、私はそうはおもわない。ミドル級はここ数年ずっと同じ顔触れだ。決して彼らがエリートだとはおもわないが、ランカーも手薄な状況が続いているのだ。

WBAスーパー/WBCフランチャイズ サウル(カネロ)アルバレス Canelo Álvarez 29歳

メキシコ
53勝36KO1敗2分

パワー:★★★★
テクニック:★★★★
スピード:★★★★
ディフェンス:★★★★
タフネス:★★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

分厚いキャリアだがミドル級としてはゴロフキンとの2連戦、ダニエル・ジェイコブスとしかやっていない。全部負けかせいぜい引き分けにみえた。彼に関しては語れない。まだ20代なんだとしか。

WBA 村田諒太 Ryota Murata 34歳

日本
16勝13KO2敗

パワー:★★★★
テクニック:★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★★
タフネス:★★★★★
戦術(キャリア):★★★★

日本の至宝もアマチュアが長く既に34歳、決して超一流の相手と戦ってきたわけではないがもう集大成でいいだろう。KOしないと勝ち残れないとおもう。やっとプロのスタイルが確立された。

WBC ジャモール・チャーロ Jermall Charlo 29歳

アメリカ
30勝22KO

パワー:★★★★★
テクニック:★★★★
スピード:★★★★
ディフェンス:★★★★
タフネス:★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

現在のミドル級ではナンバーワンだとおもう。
ミドル級らしく、KO勝利の説得力が一番ある試合を続けている。これから名のある王者と戦うべきだしそれしか残っていないはず。

IBF ゲナディ・ゴロフキン Gennady Golovkin 37歳

カザフスタン
40勝35KO1敗1分

パワー:★★★★★
テクニック:★★★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★★★
タフネス:★★★★★
戦術(キャリア):★★★★★

個人的には未だに無敗のミドル級の頂点だ。
最近の苦戦はいよいよ年齢による劣化なのか。
歴史に残る偉大なレジェンドだが、キャリアを通じて名のある相手はカネロしかいない。トレーナーを変えて進化した姿は全くみえない。

WBO デメトリアス・アンドラーデ Demetrius Andrade 31歳

アメリカ
28勝17KO

パワー:★★★
テクニック:★★★★
スピード:★★★★★
ディフェンス:★★★★
タフネス:★★★
戦術(キャリア):★★★★

きちんとファイトしない、打ち合わない。狂暴な連打で相手を威嚇して触れさせず当て逃げする。負けにくそうという意味では難攻不落だが強い気持ちを感じない。

私的ランキング

①ゲナディ・ゴロフキン 27
②ジャモール・チャーロ 26
③サウル(カネロ)アルバレス 26
④デメトリアス・アンドラーデ 23
⑤村田諒太 22

注目のファイター

ハイメ・ムンギア Jaime Munguia 23歳

メキシコ
35勝28KO

フィジカルの利点はなくなっても抜群に若くエネルギッシュなのできっと王者になるだろう。

セルゲイ・デレビヤンチェンコ Sergiy Derevyanchenko 34歳

ウクライナ
13勝10KO2敗

王者とそん色ない実力者だがなれないのはタイトルマッチで決め手がないからだろう。倒せば勝てるのに、どっちかというと倒されてから巻き返すも及ばずという感じだ。

クリス・ユーバンクJr Chris Eubank Jr 30歳

イギリス
29勝22KO2敗

マット・コロボフとの試合では何も証明していないので出戻りのミドル級では査定不能だが、層が薄いランカーの中では王者候補最有力かもしれない。マット・コロボフにもまだチャンスが欲しいがランキングはスーパーミドル級かな。速い。

カミル・ゼラメタ Kamil Szeremeta 30歳

ポーランド
21勝5KO

次のゴロフキンの対戦相手候補。ポーランドからはいい選手は出てきても王者に届かない選手が多い。アマチュア出身で高いレベルでは負け越しているが、なぜかアマの頂点、セリク・サピエフに勝っていたりする。しかしウェルター級上がりで小さい。

ハナティ・シラム Kanat Islam 35歳

カザフスタン
27勝21KO

北京の銅メダリスト、その他数々のアマチュアでも銅メダルなモンゴル系の顔をした強靭なファイターは怪我で2年のブランクから復活。ウェルター、スーパーウェルターの骨格だがこの階級を克服できるだろうか。

エスキバ・ファルカオ Esquiva Falcao 30歳

ブラジル
25勝17KO

ご存じロンドン、村田に敗れて銀メダル。しかし減点がなければポイントは勝っていたほどだから、ここまでチャンスがないのは不遇だ。突き抜けたものはないが他に驚異的な選手もいないからそろそろ世界にアタックを。金と銀ではここまで違うのか。

パトリス・ボルニー Patrice Volny 30歳

カナダ
15勝9KO

カナダではスティーブン・バトラーよりこっちが怖いとおもうのは黒人だからか。

ヒョードル・ゼルカジン Fiodor Czerkaszyn 24歳

ウクライナ
15勝10KO

ウクライナ発ポーランドで活躍しているプロスペクト
新しいヒョードル。なかなか素晴らしいなぁ。
カシム・オウマ、全く手を出せずギブアップ。

クロビス・ドロレット Clovis Drolet 28歳

カナダ
11勝7KO

アマチュアキャリアのしっかりした男だがまだカナダを出ていない。

フェリックス・キャッシュ Felix Cash 26歳

イギリス
12勝8KO

英国プロスペクト

ジャニベク・アリムハヌリ Janibek Alimkhanuly 26歳

カザフスタン
8勝4KO

ゴロフキンの後継者というべき元アマチュア王者だがスタイルはボクサー型。慎重で退屈なファイトをするが能力は高くアンドラーデに似てるが少しこっちの方がいい気がする。

メイリム・ヌスルタノフ Meiirim Nursultanov 26歳

カザフスタン
13勝8KO

アリムハヌリと同じ歳だがライバル、補欠だったのだろうか。アマでもWSBでもかなり優秀な成績を収め、プロではアメリカで無敗の快進撃を続けている。適応力や成長でアリムハヌリより上の逸材かもしれない。

カルロス・モンロー Carlos Monroe 25歳

アメリカ
17勝13KO

国内アマで鳴らしたプロスペクトだが、直近の試合でSDで試練を迎えようとしている。

エドガー・バーランガ Edgar Berlanga 22歳

13勝13KO


すさまじくプロ向きなパワー溢れるプロスペクト。
エドウィン・ロサリオやウィルフレド・ゴメスのデカイ版を彷彿とさせる。しかしアマではかなり負けているのでプロ向きだろう。勝ち続けていけば人気が出そうな倒し屋。

イブラヒム・ゲムス Ibrahim Guemues 30歳

ドイツ
18勝17KO

ドイツでこのKO率は注目に値するが全部ドイツで対戦相手のレベルは低い。

アミルカ・ビダル Amilcar Vidal 23歳

ウルグアイ
11勝10KO

素晴らしい倒しっぷりだが、ウルグアイを中心にしたキャリアなのでなんともいえない。素材はいいのだろう。

ラマダン・ヒセニ Ramadan Hiseni 23歳

スイス
13勝4KO

全勝も全部スイスで相手もまったくわからない。

カルロス・ゴンゴラ Carlos Gongora 30歳

エクアドル
17勝13KO

リオ五輪ミドル銅メダル、アメリカでキャリアを積んでいる。アマでは数々のトップクラスと勝ち負けを繰り広げており、かなりの逸材だろう。年齢的に間に合うかどうか。

あまり説得力のあるプロスペクトはいないというべきだし、王者だけが目立ち、プロモートに力を入れている状態だ。

時期スター候補なのは

ハイメ・ムンギア
エドガー・バーランガ

だけ。

実力的に王者とそん色なさそうなのは

クリス・ユーバンクJr
エスキバ・ファルカオ
ジャニベク・アリムハヌリ
メイリム・ヌスルタノフ
ヒョードル・ゼルカジン
カルロス・ゴンゴラ

か、お金を生み出しそうな華がないとなかなか抜け出せない、難しい階級になっている。
最近のミドル級は決して激戦区ではない。

トップ写真はアメリカやメキシコだけのミドル級ではないとの期待を込めて・・・

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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