世界の巨大権力は、新興市場に目を向けている。サウジアラビアや中国には金が唸るほどあってもファイターがいない。日本は現時点ではアジアのボクシング大国だ。小さな男ばかりだが、その中にミドル級の金メダリストも含まれる。
https://www.youtube.com/watch?v=4qSSCHKuIqE
CANELO SERIOUS NEGOTIATIONS FOR RYOTA MURATA FIGHT IN JAPAN
[st-card id=98713 ]WBAスーパーミドル級王者、カラム・スミスは5月にカネロが日本の村田諒太と戦う可能性があるというニュースを聞いてショックを受けている。
カネロは通年通り、今年5月のシンコデマヨの週末に試合をする予定だが、現在最も有力な対戦相手は村田諒太であると言われており、交渉している。試合がミドル級かスーパーミドル級で行われるかどうかは定かではない。
ジョー・ギャラガー(スミスのトレーナー)
「カネロはフロイド・メイウェザーみたいなキャリアを踏襲しているね。好きな相手、彼の言うなりの相手を選んでいるだけだ。ビリー・ジョーもカラムもショックを受けているよ。誰もがカネロと戦うゴールデンチケットを持っていたが、村田に行きつくなんて・・・
そんな試合はメキシコでは上手くいかないだろう、アメリカでさえ、ファンはカネロVSカラム・スミスを求めていたんだ。9月こそはカネロはカラム・スミスかGGGと戦わなければならない。」カネロは今までアメリカ、メキシコで戦ってきたが、今は海外で戦う意欲が強い。日本で村田諒太と対戦することは彼にとって魅力的に写るようだ。オリンピック金メダリストの肩書をもつ村田は日本ではメガスーパースターである。
やはり裏事情を考慮するとこうなる。
なんとなくわかっていた。
しかしクリアすべき課題はある。
①体重、階級、Lヘビーまで上げたカネロ様がミドル級にすんなり落とせるとしたら異様だ。スーパーミドル級契約が妥当か。
②メイウェザーに比べてもカネロは日本で人気も知名度もない。ボクシング界の頂点に君臨するスーパースターであると日本のマスコミが煽りまくるしかない。
③ジャパンマネー飛び交う巨大なファイトになるだろうが、世界的には茶番にみえる。村田の評価が足りていない。
④村田は日本ではメガスーパースターというが、ボクシング自体がマイナースポーツの域を出ていない。
など・・・
世界的にはこの試合はメイウェザーVS那須川とあまり変わらないマネーゲームくらいにしかおもわれないだろう。
それでも、34歳となった村田諒太のラストラン、集大成にはこれ以上ないタイミングと相手である。過去の日本のビジネス感覚的には「是非、何がなんでもやりたい」だろう。
個人的には、おカネロ様を残忍にノックアウトすることなど許されないだろうし、様々な利権、しがらみ、裏がありそうなのでこの試合を歓迎はしないが、賛成も反対もしない、なるようになれ
である。
井上尚弥の栄光の道とは異質の極み。
史上最大のビッグネームと奇跡の金メダリストの対戦だ。
村田本人だけはこの5歳下の裸の王様を全力で潰しに行くと信じて・・・