祭りのあと

祭りのあとはグッタリと疲れますね。今年は日本人含め引退や敗戦、無敗記録ストップなど時代が動いた年となりました。

ロマチェンコVSリコンドーなんて、異次元の禁断マッチも決定しました。
GGGにとってのカネロと同様、リコンドーにとってはこれがプロのハイライトであり、最後となるのかもしれません。

皆さまの達筆なコメント一つ一つにお返事していくのが困難なので、掲示板を作ったり試行錯誤してますが、昨日を改めて振り返りたいとおもいます。あくまで個人的な感想です。

GGGVSカネロ

個人的には
118-110でGGG

GGGに肩入れしていたのでしょう。もはやご意見番の村田でさえ、115-113でカネロであったと読みました。

けれど自分と逆に118-110でカネロとつけたジャッジ。アドレイド・バードという女性らしいですが、何者なんでしょうか?

いわくつきの人でロマチェンコVSウォータース戦でははずされそうになった過去もあるとの事ですが・・・
VSメイウェザー戦でもカネロにつけたのは女性ジャッジだったと記憶。遠い昔、六車VSバスケスでも、腫れた顔が嫌いという理由で女性ジャッジはバスケスを優遇してました。
カネロの試合はジャッジが3人いても一人はカネロと決まっている。0-1からの勝負になる。ついでに言えばもう一人さえカネロに甘く0-1、1ドローからの戦いだ。だから判定で勝つのは無理だがあのディフェンス。カネロを守る会は確立されているのだ。

偏見で言いますが、俺よりボクシングを見る目がない。恐らく派遣されただけでボクシングを知らないだろうとおもわれる。

差別はいかんですが、この世界に女性ジャッジはいりません。
どうしてもというのなら女子ボクシングで活躍してください。
自分は観ません。

この試合が引き分けならば、似た展開のジョセフ・ディアスVSラファエル・リベラも引き分けです。終始、ディアスがプレスをかけてリベラを追い詰めてはいましたが、有効打は奪えず、たまに反撃されるという試合でした。

カバジェロVSデラホーヤも、あんな大差になるなんて・・・フルマークもいました。日本人にとってはカバジェロは無敗の高き壁でしたが、アイドルに簡単に屈しました。

採点基準のひとつにリングジェネラルシップなるものがありますが、それを完全に無視した採点です。いくらカネロのディフェンスが優れていても、ディフェンスだけでポイントは奪えないはずです。

試合後のコメント、ゴロフキンは

「今でも俺が王者だ、見てくれ、ベルトはここに揃ったままだ」

と言い、カネロを称えていましたが、素晴らしい人格者であるとともに、採点の悔しさ以上に、圧倒的に倒して勝てなかったらこうなっても仕方ない、自身が一番覚悟ができていたのかもしれません。そして自身の衰えや限界をも見据え「カネロは強かった」と潔く認め、負けなかった安堵感もあるのかもしれません。

方や、カネロの「たいした事はない。俺の勝ち」という発言はブーイングものだったようですが、もはやアイドルのお決まりの発言です。偶像と化したこの人自身の本音や人格は何もみえてこない。

試合自体は今年一番「釘付け」になってしまいました。
インターバルでの実況を書くのが追い付かないほどに熱中してしまいました。

恐らくそれはゴロフキンがゴロフキンらしかったのと同時にカネロの実力も認めざるをえない面があったからでしょう。

再戦でケリ

となりそうですが、年齢的な期限を考慮すると益々イヤな胸騒ぎがします。

長谷川や内山やドネア、ロマゴン、山中、年齢はバラバラですが、加齢や勤続疲労を重ねると、反応や耐久力に鈍りを感じるのは致し方ない事で、それはGGGにも感じたことです。

逆にカネロは年齢的には絶頂期、キャリアピーク、メイに負け、メイみたいなディフェンステクを身に着けました。何せ、相手が打つ前に避けているくらいの卓越したディフェンススキルでした。

様々な議論があれど、多数派意見に自分は同意でしょう。9-1くらいでGGGではないだろうか?これからは、試合や選手の背景まで考慮して、ビックリ判定になる事も想定した展望をせねばなりません。

この両雄の試合に村田やヌジカムを絡めることは自分にはできません。
本音をいえば、もうチャーロ兄弟の時代かもしれませぬ。

すごい論争と続きがありそうな両雄なのでこの辺で終わりにしておきます。

もうひとりのミドル級王者、ビリージョー・ソーンダースの試合はしょっぱかったです。ソーンダースは元々だからいいにしても、ウィリー・モンローの試合ぶりがひどかったです。抜群の運動神経でスナイパーのごとく狙っているのかとおもいきや発射しませんでした。

これはこれで、退屈な王者ではありますが、黒人的スキルを備えたズングリおじさんソーンダース。弱くはないし、個性的でもあります。彼らの試合なのに、リングも広告もGGGVSカネロで埋め尽くされているのに失笑しました。

その他色々な試合があったけど、GGGVSカネロが濃すぎるばかりか塩分過多の試合ばかりで印象に残るものはなく、今となっては前日に行われた

クラウディオ・マレロVSヘスス・マヌエル・ロハス

が個人的なベストバウド

になっちゃいました。

マレロ好きでしたが、ロハスも好きになりました。

今後、誰とやっても不利と出そうですが、タフでとてもいい草(雑草)です。

祭りのハイライトは終わりましたが、余興はまだまだ続きます。

次なる興味は22日の

バルデスVSセルバニア

バルデスは井上にも共通するキビキビ、テキパキしたエキサイティングなエリートアイドルです。強いのは間違いないけど、井上のペースメーカーであるセルバニアを応援します。

23日
ホルヘ・リナレスVSルーク・キャンベル

帝拳の負の連鎖を断ち切れるかリナレス。
これも判定になるとヤバイ気配です。
金メダリスト相手ですが、互いに脆さがあるのでKO決着を期待します。

引きつづきよろしくお願い致します。

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コメント一覧
  1. ボクシング識者ほどカネロの勝ちと言ってる気がしますが、ディフェンスと時々打ち合って後は引くようなボクシングでしたので、リングジェネラルシップで大きくGGGだとおもうんだけどな。数発ビッグショットもあり、カネロ効いてないジェスチャーしてましたし。
    序盤カネロというのも理解しがたく、特に初回はどう考えてもジャブ出したGGGだとおもうんですが、皆カネロと・・・

    よーわからん。

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  2. 確かに微妙なラウンドを振ってカネロの引き分けはわかりますし小差勝ちもまだ100歩譲ってわからなくはないですが(個人的にはgggの勝ちですが)
    あの女性のはひどいですね。
    過去にもカルザゲの試合でもスプリットにした過去があったみたいですし。他にも余罪は多数(汗)
    管理人様が書かれてる顔の腫での勝ち負けはもう頭がどうかなってますね
    し試合観戦後このブログと照らし合わせ判定が管理人様や他の方々と近いと密かに喜んでます。
    中身のない長文申し訳ないです。
    毎回管理人様含め熱いコメントを見ると書き込みたくなりました。

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  3. 失礼、ジャブのデータでしたか。
    それならば尚更ヒットも手数も少ないだろう村田は困るのでは。

    向こうでは再戦ありきのジャッジだったと本気で語られているようですね。
    ボクシングのジャッジの仕組み自体が中立じゃないからもうどうにもならんです。

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  4. 自分以外に三浦を思い浮かべた人がいたとは 完全に同意件です オフビートな突然の当て感も似たものを感じました 新世代のげきとうおうになれるか。。。

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  5. 八氏
    パワーパンチのスタッツはヒット打率共にカネロのようです 通しでもマストでもです ジャブは明確に上ですが攻勢を紡げなかったゴロのパワージャブよりリングジェネラルシップを手繰り寄せるメイウォードのジャブをベガスは評価するということなんでしょう
    管理人様
    自分も一番楽しめたのはロハス戦でした やはりボクシングは噛み合ってなんぼです

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  6. ウェイトトレの発達した今一年掛けて一階級増量するのは珍しくないかと ましてや井上と同じく減量がきつく戻してた選手ですよ 井上やパックも薬なんでしょうか ちなみに増量した分筋持久力がないのがよくわかる試合でした そう言えばパックもキャッチの常連でしたね
    ベルトランのようなぞんびでもなく むしろゴロの打たれ強さに驚愕した試合でしたね まぁ打たれ強さとクスリの関係はさっぱり詳しくないのであれですが
    ちなみにカネロ勝利につけた日本人に田中トレーナーや佐々木氏がいるそうです やはり村田ともども微妙な面子ですな

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  7. マイティさん
    八さん

    村田推しな方もコメントよく下さいますが
    あのボクシングは対策されやすいですし
    左フックが打てないままですね。
    ジャブと右ストとボディとブロッキングだけ。

    それでも強いとおもうんで、最後まで見届けますが
    対戦を想定して展望など書けません。

    ロハスの涙には感動しましたね。
    食っちゃったぜとあきれたマレロもロハスを讃え、抱擁してました。

    ここに来るまで、アンダードッグで数々のサバイバルをしてきたので
    あんな武骨なファイターが戴冠したことに感動しました。

    でもよく見ると、武骨に上手いしパワフルです。
    誰がやっても怖いボクサーです。

    次に切り替えていきましょう。

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  8. ただただブロッキングだけの村田とカネロのディフェンスじゃ
    さすがに天と地の差があると考えますが。村田はそうは思ってないようです。
    手数よりも有効打?ならばゴロフキンの方がしっかり当てているのはデータに出てるのですが。

    ヌジカムも倒せなくてアジアの極東から吠えても向こうの人は聞いてすらいませんよ。

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  9. 要するにミスユニバースの審査に例えると、女性審査員を差し置いて男性審査員がルックスの好みオンリーで推してしまったようなジャッジだったと言うことで。

    それは冗談として、ジャッジの編成基準やレフェリーの謎の自殺とかプロボクシングの闇はめんどくさいですね。

    ロハスの感極まった喜び方にグッときました…勝って号泣するくらいマレロが強かったということでしょうか。

    フィニッシュのフック3連発はヤバかったですね、特にトドメの左フックは良いモノ見せて貰いました。

    しかし、ついこないだまでGの腰巾着みたいだったのに、力が落ちてきたと見るや堂々の射程距離内発言…サイコパスか村田?

    G>ルビオ>レミュ>ヌジカム=村田⬅今ここですから、あなた。

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  10. ゴロフキンも殴られると嫌だし、人間だからダメージがある、とうようなことをプクーさんが前戦でおっしゃってましたが、そういう感じでカネロが前にでてくるとゴロフキンもちょっと嫌。でもカネロはそれを続けられずテクニックで避ける選択を選ぶ感じでしたね。正面に立ってそれを続けられるカネロ以上の誰かがいるんでしょうか。村田やチャーロか、彼らでも不可なのか。まあ左のララのアウトボクシングが一番厄介ですがそれは興行として実現しなさそう。

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  11. クッパさん

    ま、底辺で憤慨しても無駄なので流していきます。

    現実は過酷ですが
    いかなる条件でも

    倒して勝たねば道はない

    という事でしょう。

    シーサケットのように、ぐうの音も出ない勝ち方で・・・

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  12. 薬物の可能性は僕も疑ってます。アイドルだから何があろうが隠すだろうし。日本人は薬物使ったら、後ろめたさでダメになりそうですが、メキシコはそれも自信にしちゃいそうです。メイは戦前カネロが勝つといってましたよね。より自分の価値が上がり、都合がいいからでしょう。

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  13. クッパさん

    それでもメイも2-0で
    引き分けにした女性ジャッジは辞任させられました。

    ゴロフキンはトップアマからのボクサーですが
    カネロはアマそこそこで少年からプロになった叩き上げです。

    にしても、身心の成長であそこまで肉体がパワーアップするのかと。

    メキシカンの薬疑惑も無視できないと言っちゃいます。

    この結果で守られた名誉は色々あります。
    メイウェザーもホッとしたのではないでしょうか?
    カネロの勝ちだと言ってるかもしれません。

    どーでもいいですが

    ワンヘンに60連勝でもしてもらって無敗のまま引退していただきたいです。

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  14. カネロのディフェンススキルにビックリしました。パワーもよくここまでと思うほど力強かったし。そして、あれだけコーナーでゴロフキンのプレッシャーにさらされても耐える精神力も素晴らしい。ゴロフキンはカネロが前に出て近距離の打ち合いになったときが一番きつそうに見えました。下から上げてきたボクサーがゴロさんに近場で打ち勝つのはただただ驚きです(一発があるカネロなので食らわないためにいつもより慎重で下がったのもあるのでしょうが)。ただ、どんなに好意的に見てもカネロに振れるのはせいぜい4つのラウンドぐらいです。ああいうボクシングでメイが勝てたのはもっと当てさせずもっと当てたからだと思います。

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