未来にはばたけ/田中・京口の近況

田中にはフライ級適正と体力、パワーの上限を、京口の相手は強そうだが小粒な話題すぎるように感じましたがさて・・・

3月31日、無敗の2階級王者田中恒成は名古屋国際会議場で、無敗のロニー・バルドナドを9ラウンドストップしフライ級デビューしました。昨年9月の防衛戦の怪我からの復帰でもあり、22歳のボクサーパンチャー田中の印象的な勝利でした。

田中
「怪我をせず勝てて光栄です。ライトフライ級に比べて減量が楽でいいコンディションを作れました。フライ級でやっていく自信を深めました。」

田中は現在WBO1位です。王者は同国の木村翔ですが、次戦が木村になるかはわかりません。

田中
「できるだけ早く世界戦がしたい。次が木村戦になるのか、世界タイトルになるのかわかりません。早いキャリアで世界タイトルの経験をしているので、次戦が世界タイトルでないとモチベーションが上がりません。」

田中を指揮する畑中清はバルドナドに対する田中のパフォーマンスに満足しました。

「時期は決まっていないが、指名挑戦権があるので9月までには試合が決まらねばならない。田中の目標は5階級制覇です。」

木村VS田中かぁ、あまり燃えないな。木村もそろそろ次戦の発表を・・・

畑中会長は高らかに5階級宣言をしましたが、Sフライを超えてバンタムまで。田中の良さはスピードとキレだろうしバルドナドという選手が頑丈だったのかもしれないが、ボディ以外は打っても打っても効かない様子で、現状の田中のウィークポイントをあげるとすればパワーだろう。フライ級ではパンチは軽い。

亀田昭雄さんが比嘉の体重オーバーについて触れた記事で、比嘉がどうこうよりもクリストファー・ロサレスを絶賛していた。長い手足にスピード、手数、未来のアルゲリョであると・・・

そうかなぁ、スピードやリズムがやや単調で遅いようにみえ、田中VS木村よりは田中VSロサレスを見てみたいな。その方が観たいという人も多いとおもうけど・・・優先順位はセルビーになるだろう。

京口紘人の2度目の防衛戦が5月20日、恒例の大田区体育館で決まりました。相手はフィリピンのヴィンス・パラスという新鋭です。

強い相手を希望して決まったそうだが、パラスという選手は世界的な実績は皆無で、フィリピン国内のアマで活躍したこれからが有望な若手といった趣の選手だ。筆頭挑戦者には同じフィリピンのマーク・バリガがいるので、どうしてランク外のこの選手を見つけて来たのか謎だ。

https://www.youtube.com/watch?v=vppPXopvNPI

基本に忠実でガードも高くいい選手だなというのはわかる。が、まだオーソドックスすぎ、幼すぎる気がする。両者ともにまだキャリアを構築していく段階なのだろう。パラスには願ってもないチャンス到来だが。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
0
いいね
いいね
0
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
0
最低
最低
0
コメント一覧
  1. 比嘉がフライ級で非力ではない例えとして直近のフエンテスを用いたのであって比嘉が倒した相手なら別にフェルナンデスでもその他でもいいわけです。価値とか雑魚狩りとか一体何の話をされてるのか。試合直後に脱水症で体温が下がらずパニック障害、腎障害を引き起こすほど具合の悪い比嘉が本来の力を出せなかった事実は動きません。もちろん私は万全なら勝ったと断言するほど愚かではないし、結果は言い過ぎにしても内容は同じではないと思う事は寧ろ自然なことですね。

    0
    0
  2. 個人的にはミニマム上がりのフェンテスをどう考えてもフライ級では明らかにパワーで勝る比嘉が瞬殺したところで価値などないと思うのは自分だけですかね?そもそもフェンテスは地元以外での実績が皆無なボクサーで、田中と比嘉に為すすべなくKOされたようにはっきりいって内弁慶のいわゆるメキシコ版日本人ボクサーみたいなものです。ニエテスはよほど不利な状況で試合をさせられてフェンテスに判定までいったとしか思えないぐらいの酷さでした。

    個人的に言わせてもらえばいくら峠を過ぎたとはいえ、田中ではLフライ・フライのどちらで試合をしようとニエテスにはまず勝てませんからね。(比嘉ならフィジカル差がありすぎるのとニエテスが既に適性階級を超えてしまっているので勝てる可能性はありますが) 

    ちなみに自分としては比嘉が万全でもロサレスには勝てなかったと思います。試合を見る限り格の差がありすぎたように思えました。相手が下位階級から上がってきた相手をド付いただけの比嘉とのキャリアの差は明らかだったように思えます。しかもロサレスの主戦場はSフライで、フライで雑魚狩りしかしてなかった比嘉の対戦相手とは普通にパワーも違うので、ロサレスにとって比嘉の攻撃はぬるかったのだと思います。

    0
    0
  3. ロサレス評、主様に同意です。まず、脱水症状と腎障害で入院する事になる比嘉の状態を考慮せず手放しで絶賛する方ってどうなのでしょうか?逆にその状態の比嘉を9R倒せず、具合の悪い比嘉に打ち返されてたロサレスを私も単純に高評価は出来ません。彼自身が言っていたのですから「比嘉がパワーレスだったので前に出られた」これがすべてだと思います。こういう方はフエンテスを圧倒した比嘉のパワーも忘れるのでしょう。敗因の多くは比嘉の体調です。

    0
    0
  4. 木村の印象が「バルドナドを雑にしてスタミナ抜群」という印象なので
    似たような試合になるのかなぁと想像しています。
    木村は頑丈そうなので田中のパワーが通用するのか、耐えられてしまうのかが
    今後のフライでの指標になる気がするので、そこは見てみたいです。

    ロサレス戦のが見てみたいですが、アコスタに勝っちゃう田中なら
    普通に勝つんじゃないかなぁと。
    こないだの試合は比嘉がダメダメであまり参考にならなかったです。

    0
    0
  5. ロサレスとの試合は見てみたいです。その後はセルビーとも見てみたいですが決まらなかったらさっさとスーパーフライまでいってそこで4,5年戦ってほしい

    0
    0
コメントを残す

※相手に対し失礼だとおもわれるコメントは削除される場合がございます。

おすすめの記事