
今はストロー級と言わないのでしょうか?
僕のボクシングジャンキーの原点であり今でもナンバーワンのリカルド・ロペスを輩出した階級なんで思い入れはあるんですが、最近はスカスカで不要論もあるほどですよね。
特に総合やプロレスファン、アリやタイソン幻想に取りつかれた本場思考になればなるほど小人階級なんて不要だ、食指が動かないのもわかります。
ミニマムがメインになったラスベガスの試合なんて聞いたこともありません。
強すぎて相手がいなくなった晩年のロペスも本場ではスカスカの前座がいいところでした。
今では井岡の最初のベルトや名古屋の田中もそうでしたが複数階級制覇という見栄だけのために利用するような階級に成り下がってますし先日は加納陸という選手が大事な試合に勝ったようでもう世界路線のようですし、ミニマムではないとおもいますが拳四朗とかいう選手も10戦に満たずもう世界路線のようです。
もっともお手軽なカスのような階級に成り下がっちゃってるのは否定できないところです。
そもそも階級の歴史が井岡おじさんを王者にするために作られたような経緯があるし
具志堅当時のLフライも似たようなものでそれ以前の歴史はほとんどなかった。
全部国内に呼んで無名相手に試合。
それだけで殿堂入りし伝説の王者として今も超売れっ子ってどうなのよ。
と僕自身は疑心にかられていますが、そういう時代だったのでしょうの一言で総括。
今となってはこの階級の存在価値は、ベルトにあるのではないとおもいます。
リカルド・ロペス
ロマン・ゴンザレス
彼らを輩出したのはこの階級です。
規格外の才能を有し、P4Pになぞらえば最上位にきそうな逸材でも、小さく、軽すぎ、適正階級がない。
大昔のパスカル・ペレスという人も恐らくそういう人だったのだろうとおもいます。
そんな、稀有な存在を救う、育むためだけに残しておく
そんな価値だけはあるような気がします。
僕の友人?新井田豊もそんな人に近い。
ボクシングだけに特化した努力の人というよりはスポーツ万能、何をさせても超一流。
だが、体格故に何をすれば活躍の舞台があるのか困ってしまう、そんな人。
以外と多いんじゃないかなぁ、体格故にほとんどのプロスポーツは門前払い。
メッシという人はその壁を超えたからロマンがあり、子供に夢を与えるのだとおもいます。
そういう、小柄な超人を発見できる、そういう面白さを求めてこの階級を見守ろうとおもいます。
記録のために利用するだけのボクサーは安易な相手に結果だけ求めてとっとと返上しちゃいますが4団体もあれば結構やばそうなやつもいます。
ワンヒン・ミナヨーティン
41勝16KO無敗
ロマゴン級とはおもいませんしタイを出れない無名王者ですが、かなりのもんです。
大平があそこまで通用しない、子供扱いされた試合もなかったかとおもいます。
高山戦の大平と比較してみましょう。
日本は特に、小柄な人に異能の身体能力、怪物級才能を秘めた人って多いですよ。
そういう人を生かす、発掘する場としてこの階級を楽しみます。