シャクール・スティーブンソンVSラファエル・リベラ
6月9日、ラスベガスMGM系(詳細未定)でコロナから再開初の試合が内定。WBOフェザー級王座はかからず、スーパーフェザー級10回戦になる見通しだ。スティーブンソンは元々3月17日にHuluシアターでミゲル・マリアガと対戦予定だった。リベラはWBO15位以内にランクされていないが、昨年2月にレオ・サンタクルスに判定負け、最近の戦績を2勝4敗としている。
無観客か小規模の試合になるだろう。ラファエル・リベラは、ミゲル・フローレスと区別がつかないような内容、接戦でサンタ・クルスに敗れた。その後。ジェシー・マグダレノにも負けたが負傷判定だったか、なかなかマッチョでフィジカルの強い若手だが、精度に欠ける。
順当ならシャクールの判定勝ちか、一方的なレフリーストップか棄権だろう。倒しきることはなかなか難しそうだ。ともあれ、やっと復活、無理やり感は残るが、コロナはうやむやなまま収束していく運命にある。
クリス・ユーバンクJr
トレーナーにロイ・ジョーンズJrを雇い、キャリア完全燃焼を目指す。
「ビッグネームが欲しい。ベルトが欲しい。今すぐゴロフキンと戦いたい。彼はまだ強い。少なくともカネロには1度は勝っていた。彼とはずっと戦いたかったけど俺の代わりにケル・ブルックと戦った。後悔している。カネロとも戦いたい。優先順位があるから厳しいけれどね。ジャモール・チャーロとの因縁もある。挑発しあうだけじゃなく実際にリングで彼を
倒す自信がある。気持ちを切り替えてミドル級に落とし、アメリカにやってきたけど、マット・コロボフとの試合が1ラウンドしかできなかったのが残念だ。俺は今30歳だけど、コロナウィルスが空けてチューンナップが必要というのならそれに従うさ。しかしすぐにでもビッグマッチが欲しいよ。」
速く爆発的だけど奥深さに欠けるというのがユーバンクjrの印象。でも完敗はみたことがないし想像しにくい。
私は井上尚弥のピーク、キャリアが無駄に過ぎていくのが一番残念だが、そういえば、村田諒太、34歳にはもっと時間がない。村田諒太VSクリス・ユーバンクJrであれば勝者は堂々たるミドル級のエリートと言えそうだが、そういう話は聞かない。試合の予定も聞かない。最後にカネロとあと一戦で終わりなのだろうか。マット・コロボフはもっと切ないけれど・・・
エリック・モラレス
メキシコのレジェンドは、ライバル、マルコ・アントニオ・バレラ、マニー・パッキャオと3度戦った(それぞれ1勝2敗)が、ファン・マヌエル・マルケスとは一度も戦わなかった。両者がピークを越えてから対戦の話はあったが、決して実現することはなかった。それぞれ、パッキャオに1度勝っているが、マルケスはノックアウトで勝っているのでメキシコのファンにより強烈なインパクトを残している。
モラレス
「私のキャリアはパッキャオで定義されるものではありません。倒したかそうでないかは関係ない。傲慢ではないが、誰も私に指導する者はいなかった。ノックアウトもいいけど、試合を支配し相手を苦しめるのも悪くない。私のキャリアの過程で目の前にマルケスがいなかったんだ。彼はまだ無名の相手ばかりと戦っていた。タイミングがずれていた。マルケスはパッキャオを倒すために4度も戦う必要はなかった。」
バレラ、マルケス、モラレス、メキシコ3人衆の中で一番性格が悪い、いや、難しい人という印象。辰吉が負けたサラゴサを破って、モラレスの伝説は始まった。そんなに果てしないほどの力量差はなかったはずだとおもっている。バレラと川島にしても。
ジャーボンティ・デービスVSワシル・ロマチェンコ
彼らの試合は3年前から期待されていたが、今になってもその頃と変わっていない。進展は全くない。
デービス
「たぶん、9回か10回でロマチェンコをストップできるとおもう。ライト級やスーパーライト級で俺と同じくらい突き抜けた奴はいない。実現の可能性はある。はっきりいえばあらゆる可能性があり、俺はトップと言われる誰とでも戦いたい。タイミングとかお金とかが大事なんだ。でも俺は誰とだって戦いたいのが本音さ。生意気な事はいいたくないけど、俺にはカネロやパッキャオ並のスター性がある。彼らの中でもナンバーワンになるだけのスキルもあるとおもっている。」
それなのに、次は階級下げてレオ・サンタ・クルスか。
ロマチェンコのキャリアでサンタ・クルスは必要なかった。
おまけ
今一番強いかもな、な人
アンディ・クルス・ゴメス(キューバ)
アメリカトップもこいつだけには勝てない。