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いざSバンタム級/井上尚弥VSスティーブン・フルトンVSムロジョン・アフマダリエフ

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井上尚哉VSスティーブン・フルトンVSムロジョン・アフマダリエフ

井上尚弥はまだバンタム級でやり残したことがあるかもしれないが、この日本のダイナモはすでに122ポンドでのより重要なマッチアップを考えているようだ。

最近のインタビューで、WBC/WBA/IBFバンタム級チャンピオンの井上は、近い将来スーパーバンタム級に転向し、フィラデルフィアのスティーブン・フルトン(WBO、WBC)とウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフ(IBF、WBA)というこの階級のチャンピオンと戦う可能性を尋ねられた。

井上は、昨年9月にラスベガスのパークシアターで行われたフルトンのブランドン・フィゲロアとの統一戦を観戦し、フルトンが12ラウンドのマジョリティ判定で勝利していることを例に挙げた。

フルトン(21勝8KO)の距離の取り方を評価しつつも、あの試合で実力を出し切ったとは思えないと指摘した。この3階級制覇王者は、自分とフルトンの戦いはチェスマッチのようなものになるだろうと予測した。

井上
「僕はまだ黒人選手とスパーリングしたことがないんです。僕にとっては未知の世界です。黒人選手は身体能力が高い。ぜひ戦って、その運動神経を感じてみたいですね。」

井上(23勝20KO)はアフマダリエフ(11勝8KO)のことをそれほどよく知らないことを認めた。ウズベキスタンのサウスポーで、6月にサンアントニオのテックポートアリーナでロニー・リオスを12ラウンドでストップし、IBFとWBAのタイトルを保持した。

井上
「まだアフマダリエフの試合はあまり見ていなくて、ハイライトをいくつか見ただけです。テクニックもあるし、強い。ウズベキスタンのシステムに支えられた手ごたえのあるアマチュアキャリアを積んできたことがわかります。」

しかし、ボクシングビジネスが細分化されている現状では、フルトンやアフマダリエフとの対戦が将来的に保証されているわけではない。アメリカのトップランク社がプロモートする井上は現在、日本のアマゾンプライムの旗艦ボクサーであり、フルトンはプレミアボクシングチャンピオンズが、アフマダリエフはマッチルームがプロモートしている。

黒人ファイターと手合わせしたかはしらないが、今井上尚弥は、フレディ・ローチのワイルドカードジムを訪れているようで、充実した練習をしているようだ。打たれたわけではなくとも、今まで経験したことのない青アザを作っている様子がニュースで流れていた。

個人的には、バンタム級でやり残したことはなく、Sバンタム級でも大活躍が出来る、フェザー級でも通用するだろうがあまりに体格差が顕著で、長谷川のフェザー級時代のような不適正はあまり観たくない、なので、彼のMAXの才能を引き出す適正階級がSバンタム級であるとおもっている。

一部のマニアや私のような外野の方がフルトンやアフマダリエフを観ているとおもう。

スティーブン・フルトン(WBO、WBC)

身長 169cm
リーチ 179cm
21勝8KO無敗

引退してしまったが、ダニー・ローマンとの試合はそんなに圧勝だっただろうか、フルトンの特徴はまともに被弾しないディフェンスにあり、アウトボクサー寄りなので常に相手にプレスをかけられロープ際で対処することが多いが、ブロッキングやボディーワークの巧みさで芯を外し、わずかな的確性でポイントメイクしていくタイプの技巧派だ。フロイド・メイウェザーのようなスタイルだが、あそこまで突き抜けてはいない。接戦を判定で制する、蓋を開けてみると僅差のポイントの積み重ねが意外と開いていたという印象ばかりだ。

無冠時代から対戦相手の質は高く、無敗対決に勝つ男として一部で知れていたが、見た限りすべて圧勝ではなく接戦だ。今、井上がワイルドカードジムで対面しているアダム・ロペスとの試合では危ない面もあり、2-0の辛勝だった。

アーノルド・ケガイのような強打、アンジェロ・レオやブランドン・フィゲロア、ダニー・ローマンのような変則プレスと執拗さも凌いでポイントを拾っていくあたり、かなり崩しにくい、高度なテクニックを持っているが、完全なる判定型で攻撃力やパワーに驚異的なものはない。

やりにくい、当てにくいというだけで、井上が負けるような脅威にはみえないが、この手のタイプが未経験で、無敗の2冠統一王者である以上、この男が未知のライバルとなるのだろう。リーチ179cmはすごいな。

ムロジョン・アフマダリエフ(IBF、WBA)

身長 166cm
リーチ 173cm
11勝8KO無敗

リオ五輪銅メダル、ウズベキスタン期待のプロスペクトとして世界挑戦するまでは全KOくらいのパワーパンチャーぶりを発揮していたサウスポー、しかしダニー・ローマン戦は薄氷の勝利で、負けでもおかしくない内容だった。フルトンと違い、パワーやプレスで威圧しノックアウトに繋げるKO型のスタイルだが、相手の実力に応じてそれなりに苦戦する。

基礎がしっかりしているし、肉厚ぶりやKO率、岩佐の言葉を考慮すると、数値的には井上を凌駕するか同等のパワーの持ち主だろう。しかしアマチュア時代にスピードスターが鬼門だったように、井上のスピードとタイミング、見切りの良さ、完成度の方が上で、かみ合うだろうが、井上がノックアウトで勝てるタイプにみえる。相性は良さそうだが、過去最強レベルに危険な武器を持つという意味では興味深い。

私の印象は、両王者とも、無敗でそこそこ盤石の強さを発揮しているが、バンタム級のノニト・ドネアの方が強く、光るものがあるという印象なので、未知の階級の無敗の統一王者といえども全て井上尚哉が上にみえてしまう。彼らは井上より若いという点も挙げておく。

スティーブン・フルトンVSムロジョン・アフマダリエフが先に決まってくれれば、バンタム級時代のような時間をかけずに4冠統一戦が出来ていいなとおもう反面、4冠を統一した方は転級してしまうかもしれない。フルトンは俺には時間がない、フェザー級を視野に入れていると言っていたっけな。

井上ほどの知名度と実績があれば転級しても即世界戦が用意されて然るべきだが、みなプロモートが違う点が注意だ。すんなり決まりにくい立場にあるという点だけが懸念事項。無駄な時間を浪費することなく、Sバンタムを席巻する井上尚哉を堪能したいものだ。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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