今週末はカネロ様ですね。オッズ的には楽勝な相手と言われていますが、果たして・・・
ボクシングだけでは食えなくて、ナイトクラブの用心棒をしていたというライダーですが、カネロ戦にたどり着いただけで億万長者でしょうか。メキシコの記念日にメキシコで行われるキングの試合なので、もちろんカネロが有利でしょうし、カネロに渡すためのスーパーベルトも用意しているそうですが、ライダーはフィジカルの強い喧嘩屋みたいなムードがあり、体格もカネロと似ているので、どっちがタフか、どっちが肉体が強いのかという面で楽しめそうです。
なんとなくカネロVSライダーを観戦しておりますが
カネロのフィジカルとパワーはすさまじい。
ライダーが何をやっても全く効きません。
ライダーは気力で耐えていますがカネロの強打でダウン、フラフラです。
ライダー頑張っているが
強烈な左カウンターが火を噴かぬ限り、動かせないだろう。
カネロはガードして強いパンチをねじ込むだけ。
ライダーは直撃したわけではないが、パンチの圧だけで8回にまたダウン。スリップ判定か。
10回はライダーの方がいいくらいだが
KO狙いのカネロは被弾しても全く効かない。
効かされまくったライダーだが
10回以降息を吹き返しカネロと互角に戦っている。
カネロはフィジカルが強く、効いておらず余力があるが
メキシコ人の前で倒したいのか一発狙い。
最後はなぜだか、ライダーの方がパンチを多く当ててよかった。
しかし大差でカネロだろう。
話題は変わり、井上尚弥のSバンタム級、IBFのエリミネーター(次期挑戦者決定戦)だそうです。
ライース・アリームVSサム・グッドマン
Ra’eese Aleem
このクォーテーションマークは何を意味するのだろう?
これは貴重、アリームとカシメロのスパーリング
アリームが圧倒してますなぁ。
アリームは20勝12KO無敗の32歳で一度はWBAの暫定王者になっています。キャリアも内容も、もうとっくに世界に挑んでいいものですが、未だチャンスが訪れません。スタイルとしては黒人的なスリックさとエキサイティングな正統派で、正直スティーブン・フルトンとどっちが上かわからないレベルです。ルイス・ネリーが対戦候補でしたが、もうエリミネーターに勝って権利を持っているので(アザト・ホバニシャン戦)辞退しました。
もう一人、亀田3がIBF王座挑戦の権利を持っていると伝えられていますが、彼の戦ってきた相手はレベルがかなり落ちます。本当に資格があるのだろうか?あるのであればこのエリミネーターは何なんだろう?ネリーの権利もなんなんだろう。
王者は先日アップセットでムロジョン・アフマダリエフを破ったフィリピンのマーロン・タパレス。
この試合ではタパレスの急激な成長を感じましたが、もともとムラがあるタイプなので、次は井上との統一戦だという前に、アリームやネリーといった真の強豪相手に防衛戦を挟んでもらいたいものです。タパレスの実力は本物なのか確認が必要です。あの試合はムロジョンと互角、ムロジョンが序盤に飛ばしていればどうなっていたかわからないものでしたから。
肝心のアリームの相手、サム・グッドマン、こちらも侮れません。
14勝7KO無敗のオーストラリア人で、前戦では元世界王者のTJドヘニーに大差で勝っています。
TJドヘニーは最近は高級カマセに落ち、負けが込んでいますが、グッドマンの圧勝です。ドヘニーはマイケル・コンランとの試合より完敗です。グッドマンにパワーは感じませんが、教科書的でなかなかいい選手です。まだ24歳で32歳のアリームより伸びしろもありそうです。アリーム有利でしょうがグッドマンが結果を出しても驚きません。
そんなTJドヘニーは次に日本にやってきて、中嶋一輝と戦うそうです。
ドヘニーは苦労人で世界挑戦を諦め、引退しそうな状況の中、日本で岩佐と戦い夢をつかみました。ジャーニーマンの彼にとり日本は特別な場所でしょう。最近負けがこんでいるドヘニーのコンディションが気になるところですが、中嶋にとってちょうどいい相手と言えるのかもしれません。
中嶋一輝という選手をよく知りませんが、一度生で観たことがあります。
パンチの強いサウスポーでしたが、世界を狙うには決定的にスピードを感じませんでした。
どのように成長してくるでしょうか。
井上尚弥と同じジムで、同じ階級で世界を目指すというのはどういう心境なのだろう。
中嶋だけでなく、本当は拓真や武居も同じはずです。
松本や清水だって一階級しか変わりません。
あいつには敵わないけど、俺だって・・・
という気持ちなのか
いつかあいつをぶっ倒してやる、そのくらいでないと真の世界王者ではない
という気持ちなのか
あまり、近い階級の同門はスパーさせないようですが
気になるなぁ。