これは悩ましい問題ですね。
もはや暴論? 日本で戦い続ける井上尚弥は「頑固で難解」 米メディアがまさかの批判「渡米すれば、集中砲火を浴びる」
井上はニエベス戦、ダスマリナス戦、モロニー戦で渡米しましたが、認知も評価もファイトマネーもたいして上がらず、コアなファンにその桁違いの強さを披露しただけ。イギリスでもWBSSでエマニュエル・ロドリゲスをぶっ倒しました。あの試合は英国ファンを魅了したとおもいます。カール・フランプトンなどは大興奮していましたな。
井上自身が、己の拳、強さだけで、世界を轟かせ、日本で井上と戦うことこそが軽量級選手のモチベーションへと変えてきました。しかしそれはファイトマネーが高いから。日本で井上と戦うことが軽量級選手にとってミリオネアへの道なのです。
かつて軽量級でこの価値を作ったのは、マイケル・カルバハルだけでした。
アメリカンアイドルのようなハンサムでエキサイティングなLフライ級で、同時期にメキシコのウンベルト・ゴンザレスというライバルがいたからこそ、一試合で100万ドルを稼ぐ軽量級になりました。
その後は誰もいず、強いていえばナシーム・ハメドやマニー・パッキャオが桁違いのファイトマネーを生み出したかもしれませんが、フェザー級より上の話で、彼らには魅力的なライバルがいました。
経済的に豊かな英国のハメドも全盛期はアメリカ進出していたので、井上尚弥にも最終的にはそれが期待されているのかもしれませんし、次はサウジアラビアでアフマダリエフ戦、その次はオーストラリアでサム・グッドマン戦というプランも浮上しているほどですが、では本場アメリカに誰がいるというのか?
タンクやシャクールとの対戦を語るなら、彼らが下の階級の体重を作ってきやがれ
その他にどんなビッグネームがいるというのか?
無敗の2冠王者、スティーブン・フルトンをノックアウトした今、米国で売り出し中のイライジャ・ピアースとアメリカで戦ったところで、敗北のあるピアースじゃ役不足だ、誰も知らないと言われるだけだし、ピアース自身が日本で戦うのが夢と言っている。
日本以上に稼げる条件も、選手も、アメリカには整っていない。
井上尚弥の苦悩は、同時代に実力や人気のあるライバルがいない
もはや最大のライバルは日本の中谷潤人なのではないか
中谷は一階級下だが、骨格やフィジカル的には井上よりデカい。
その他ライバルを探しても、ラファエル・エスピノサやら、その他の面々も井上よりはるかにナチュラルでデカい奴しかいない
という現実だ。
野球の大谷は本場アメリカが舞台だから認めざるをえない、アメリカファーストというのは覆せない。
しかしアメリカのボクシングに軽量級のビッグネームはいない。
今後の井上尚弥の方向性というのは気になるところではある。
お金を優先し日本開催を重ねていくのか
世界を黙らせるためにアメリカ進出するのか(相手は誰?)
日本で戦い続ける井上尚弥は「頑固で難解」 米メディアがまさかの批判「渡米すれば、集中砲火を浴びる」
そんな事を言うなら、強力な、ビッグマネーファイトといえる、ライバルを用意せよ
カーメル・モートン?
そんな新人を倒してもまた難癖つくだけでしょう。
つまり、もう手遅れ、誰も、本場アメリカにふさわしい相手はいない。
今からポッと出てくるわけがない。出てきてもキャリアも知名度も足りない。
個人的には、海外で中継される試合の方がゾクゾクしますけどね。
最高潮はやはりWBSS準決勝の舞台だったかな。
しかしそんなWBSSも結局、金の問題で消滅したのだろう。