4.8粟生・西岡・長谷川
4.8粟生・西岡・長谷川

試合が明日に迫ってきました。
3連勝を願いますが3連敗の地獄だってあるのがボクシング、一時でも勇気と感動を与えて欲しいものです。

粟生隆寛vsウンベルト・グティエレス

グティエレスのことがよくわからないが、アントニオ・デマルコっぽい選手だろうか。メキシコというのは優秀なボクサーが非常に多いけど段階がいくつかあってレジェンドレベルやそれを彷彿させる俊英がいてその下にそこそこ有力な選手たちという印象がある。グティエレスはなんとなくサルガドやブルゴスやバルデスのように世界に届くか届かないかくらいの完成度ではないだろうか、全くただの勘だが。超一流の選手はスピードがありパンチが多彩だがあと一歩止まりの選手はスピード感があまりなくややモーションのある動きに見える。グティエレスのスピード、キレ具合を見て判断したい。

粟生は安定感と力強さが増してきた印象で背は高くないがかなりガッチリしている。ボクシングマガジンに書いてあったがなるほど打たれ強い体かもしれない。スピードとスキル、どちらでも挑戦者より勝っているのではないか。世界戦初のKO勝利を期待する。

西岡利晃vsマウリシオ・ムニョス

これまたムニョスの実力に?がつく。若く昔の映像から急成長していることも考えられるし。その映像を見ると荒々しいファイトで体力とフック系のパンチでゴチャゴチャやってくる印象だったが実際は体格もリーチもありKO狙わない、テクニックやリーチ差を生かして戦うなどスタイルに合わないエリートボクシング発言してるからややこしい。アルゼンチンは個性あふれるボクサー多くて今調子にのってるし・・・

しかしとんでもない化け物級の選手でないと今の充実した西岡に勝つことは難しいだろう。ムニョスがそんな存在であるとはおもえない。パンゴヤン戦のように一発逆転しかチャンスがなくスピード、技術では太刀打ちできなくなってしまうのではないだろうか。
西岡としては変則、やぶれかぶれのパンチを不用意に食わないで体幹重視で丁寧なボクシングをやっていれば問題ないとおもわれる。左がきっと炸裂してKOシーンが訪れるだろう。

長谷川穂積vsジョニー・ゴンザレス

これが一番怖いかな。ゴンザレスは王者であってもおかしくない実力者。ブルゴス以上に手ごわいだろう。一発で終わらせるパンチを持っている。
はっきりと長谷川が勝っているのはスピードだ。モンティエルほど俊敏ではないのでモンティエル戦のような戦いをすればなんとか攻略できるだろう。
しかしゴンザレスは距離も遠く左右の破壊力がありやりづらいところがあるのでうまくかみあわなくても焦らず我慢してポイント狙いでもいいとおもう。へたな距離での打ち合いなら超接近戦や足をつかった逃げのボクシングでもかまわない。長谷川なら大丈夫だろうと確信しているが。
大きな試練だがこれをクリアしたらやっとフェザーに長谷川ありと自信を持っていえそうだ。

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