今年最初の注目世界戦です。無敗対決、王者VS暫定王者(1位に格下げ食らったか)になります。
初代NABO/Youth/S・バンタム級王者
第32代WBA世界S・バンタム級王者
リコ・ラモス(米国)
Rico Ramos
20戦20勝(11KO)
NABA北米S・バンタム級王者
暫定WBA世界S・バンタム級王者
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
Guillermo Rigondeaux
8戦8勝(6KO)
ラモスはアメリカで下田からタイトル奪った新米王者、リゴンドーはいわずと知れたキューバ最高峰アマチュア、世界最高のアマチュアの呼び声もある選手です。五輪2冠、世界選手権も制しています。北京も出てれば金メダルだったでしょう。
専門家筋からすればリゴンドーが正規タイトル奪うという予想が立つでしょう。西岡後のスーパーバンタムを牽引する男、ドネアより強いかもしれない男です。
しかしながら戦場はプロのリング、ラモスも米大陸では錚々たるアマチュアトップから無敗で王者になったエリートです。
下田戦では挑戦者らしからぬおとなしいボクシングでポイント取られていましたが、よくよく見ると被弾はなく徐々に下田を見切って一発逆転KOで涼しい顔してタイトル持って行ってしまいました。
どちらもテクニックがあるボクサーファイターで慎重でピリピリした試合となるであろう。
それでも瞬間スピードや出入りの速さ、正確性、反応速度などでやっぱりKOでも判定でもリゴンドーが圧勝するような気がします。
塩試合になる予感もチラリ。塩に徹するとリゴンドーP4Pでしょうか。
両者人気面でまだまだイマイチなので実現にあたり延期しまくりましたがようやく実現しました。
できれば避けたい相手ではありますがラモスは初防衛で逃げなかった。(まぁ普通義務なのでAのバンタム級王者みたいに対戦者選んでるのが邪道なのですが)落ち着いた試合運びみせるし能力は高いラモスの爆発もありえます。
リゴンドーは次元の違いから極度に打たせない選手なので打たれた時の対応、アマチュアらしい試合運びが抜けきってないところもあるような気がします。コルドバのジャブで尻餅ついて安全運転してしまうへたれな部分も見せてくれましたし。
キューバ移民だから自国開催もできず地元ファンもつかない。ボクシングで結果出さないとすべてを失ってしまう境遇ですからそれはそれで大変そうですが。今回イスマエル・サラスをトレーナーにつけて臨戦態勢です。GO!さんのブログによるとサラスの方が緊張してるみたいですね。
かつてフレディ・ローチのところでもやってたとおもいますがさすがにアマの帝王、教えること何もなかったのかもしれません。
過去の実績だけみればメイウェザーよりも大物、ピークは過ぎてるかもしれませんが楽しみでもあり嫌な存在でもありますね。
サーシャの初挑戦が王者になった後のこの男だった場合、サーシャでもきつい相手でしょうね。
あぁ下田VSリゴンドー見たかった。
いつか見れるかな。