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ロイヤルストームの証明/ドグボエVS大竹 振り返り

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KO負けがなく、スコット・クイッグにも粘った大竹がこんな負け方をするのだからドグボエの方がクイッグより強い・・・とはならないのがボクシングですが、グーの音も出ない強さをみせつけてくれたものです。

試合後のロッカールームで37歳の大竹は今後の進退についてメディアの取材を受けた。

大竹
「もしまだチャンスがあるならボクシングを続けたい。将来については少し考えます。

とてもリラックスしており、コンディションも最高でした。パンチを食らいダウンしてしまいました。ドグボエ対策をしており、フックは警戒していましたがあのパンチは見えなかった。インサイドに入ってファイトがしたかった。ワンツーのアウトボクシングはしたくなかった。まだ戦えたし続けたかったです。」

金子トレーナー
「ドグボエのようなスキルが高くパワフルなフックを持つ王者に対してどんなに練習してもこのような結果を招くことはボクシングにとってよくある事です。」

ドグボエに大敗したからといっても恥ずべきことはない。大竹は長いキャリアでKO負けは一度もしたことがない。王者になるためにどんな相手も恐れずに果敢に挑んだ彼の姿勢には敬意を表さねばならない。

観戦記にも書きましたが

ドグボエのパワーや動きをよく確認する前に手を出したら案外かみあった。自分のパンチが当たりそうという手ごたえがあったが故の惨劇であったと感じます。挑戦者なんだから積極的に攻めて勝ちにいかねばならないとは私自身よく言う言葉ですが、ドグボエはこういう相手が大好物なようです。

2分強という短い決着になりましたが、出だしから火の出る打ち合いではなく、ドグボエは様子見で静かな立ち上がりでした。大竹が結構打ちにくるものだから得意のパワフルなフックの回転力で応戦してこうなったように見えました。

ドグボエはもしかしたらレジェンドのアズマー・ネルソンクラスの怪物かもしれません。身体能力やパワーが抜き出ています。単なる小柄でエネルギッシュなファイターではなく、フェイントや当て勘が素晴らしく、攻撃的なカウンターパンチャーです。上下のフックやアッパーは天才的、ディフェンスもしっかりしています。

最初は様子見で、ドグボエから動かす、仕掛けさせる展開を作ればもう少しなんとかなったのではないかと悔やまれます。

が、全てはあとの祭り・・・
どうあがいても感じる実力差でした。

この試合に限ったことではないですが、年を重ねるとキャリアや技術の深みは増してもスピード、反応や耐久力は落ちる、打たれ脆くなる。これはどんな選手にも感じることです。

いままでKO負けもなくいぶし銀のキャリアを築いてきた大竹、負けるにしても判定だろうとおもわれた彼でさえこうなるのがボクシング、実力査定不能、規格外と戦う時の教訓のようなものを得た気がします。

小さい分、上半身はウェルター級・・・なのでしょうか、すごい筋量です。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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