
欧米のプロモート事情がどうなのかわかりませんが、昨今放送局との大型契約や選手の青田刈りなどで戦国模様なのは感じます。その中にあって、数年前は爆発的な勢いを誇った、プレミアボクシング、アル・ヘイモンの話題をあまり聞きません。
さすがに資金難との話もあったようですが、こと、映像コンテンツに関する限りは、ここはハイライト動画も即アップされるし品質が高く、私のようなマニアは重宝しています。
こういう、インターネットリテラシーも今後のボクシング界、スポーツ界にとっては重要なことだとおもいます。ゴールデンボーイのフェイスブックライブのインパクトも大きいです。日本は・・・色々厳しい、遅れていますなぁ。いいものはほぼ個人のアップロードで、ガヤガヤ言われて削除されてしまいます。取り締まるか価値として利用するか・・・紙、TV離れは加速していきます。
そんなプレミア・ボクシング・チャンピオンズから最新の試合をピックアップ
ステファン・フルトンVSジャーマン・マレス
https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/9208
フルトン、14勝6KO フェザー級、決め手がまだまだだが筋のいい、恐らく米国トップアマか。いいキャリアを積んでいます。相手のマレスは61勝50敗2分というチャベスよりキャリアのあるメキシカン32歳でした。
エフェ・アジャグバVSニック・ジョーンズ
https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/9205
アジャグバ 7勝6KO リオ五輪ナイジェリア代表。五輪で失神KOをみせた男、身長は196センチだがリーチが224センチとある。筋肉が邪魔なジョシュアよりストレートは伸びるかな。前戦はカーティス・ハーパーという選手がゴングが鳴ったらリングを降りるという珍事で全KO勝ちを逃してしまった。今回の相手は7戦全勝だったが初回KO。そんなに速くはないが、絵になるヘビー級の新星。
ジョセフ・ジョイスVSイアゴ・キラゼ
https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/9202
ジョシュアより高齢だけど、リオ五輪代表で銀メダル。金のトニー・ヨカに2-1だった。米国デビューをなかなかの強豪相手に無事KO勝利で飾った。身長198センチ。WSBではオレクサンドル・ウシクに負けたことがあり、ウシクのヘビー級での可能性の指標になる。映像を見る限りだとジョシュアの方が強そうで、五輪はロンドン>リオだったのかなぁと。
ジョーイ・スペンサーVSコリー・マコン
https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/9199
Sウェルターとミドル級あたりのホープ、スペンサー、アマではジュニアで活躍。まだ18歳の新鋭だ。相手が未だ勝ちなしの選手なので勝って当然だが、若さと勢いは注目。むしろ、デビュー以来3連敗(1分)となったマコンという選手、デビューしたてでかませ路線でかわいそう。41歳ですよ。
ブランドン・フェゲロアVSオスカー・エスカンドン
https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/9196
長身の若手ホープと小さなベテラン元王者のエスカンドン。エスカンドンも最近はすっかり高級カマセである。兄のオマル・フェゲロアはどうしちゃったんだろう、無敗のはずだが試合を組むことすらできていない。兄に似て好戦的なスイッチヒッターで世界戦に出てくるだろう。獲るかはわからないが、有望ではある。大竹や和氣より上なのでは?フェゲロアは17勝12KO
やっぱり、やや地味でもいい選手を持ち、地道にキャリアを積ませているプレミア・ボクシング・チャンピオンズ。動画マニアには非常にありがたいプロモーションなので、戦争に巻き込まれず生き残って欲しいです。
トップランクその他のプロモーション、WBSSなんかより、ネットの意識は高くて充実してます。