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起こせアップセット!世界を視界に捉えて/中谷正義・大森将平

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いつもマニアックな海外記事ばかりで苦労のわりにアクセス的には報われない日々、情報に疎いですが、たまには期待できる日本人に注目してみよう。世界王者は強いけど、彼らも有望だ。夢を諦めず追いかけていこう。

中谷正義VSハリケーン風太

OPBF東洋太平洋ライト級タイトルマッチ 12R
中谷正義(王者・井岡) 17戦17勝(11KO)
ハリケーン風太(OPBF東洋太平洋ライト級3位・カシミ) 32戦25勝7負(15KO)

中谷はこれでOPBFを11度も防衛したことになる。
昨今、トップアマのプロ化で少ないキャリアでも世界戦が実現、王者になる流れがあり、それを考慮すると中谷のキャリアで世界戦はもう十分といえる。実際に主要世界ランクでも指名挑戦権まではなくともいつでも挑戦可能な位置につけている。

トップランクと契約した岡田博樹が本場の中堅ランカーに危うい試合をし、世界との距離を感じてしまったが、中谷という選手も全勝にして、岡田より背が高い1階級下のライト級だ。BOXRECの数値だとあのロバート・イースターよりも背が高い。

対するハリケーン風太という選手は色々あった選手のようだが、海外で揉まれ、結果を出してきた変則ファイター。粗削りで華麗なファイトは期待できないが、左フックの威力とタイミングがすさまじく、数々の海外ホープにアップセットで勝ってきた。下手くそなようで、ボディワークは柔軟で、死に体のような、劣勢なふりをして左フック一発で相手をぶっ倒してしまう痛快な勝利もあった。

元々、大場浩平あたりに挑んだバンタム級の選手である。それがライト級でバタバタ相手を倒す選手に化けた。ドッグボーの言う5階級の壁を克服してきた猛者なのだ。こういうキャリアは個人的には大好きだ。

中谷にとってこういう荒っぽい猛者との試合は貴重な経験で、この試合を見る限り冷静に上手く対処しており、自身のパンチもキレがある。突貫ファイターの実力者相手にこういう対処ができれば頼もしい。

しかしこの試合はまだはじまったばかりで、カットさえなければここからが風太の真骨頂ともいえるタイプなので、これで明確な勝利とは言い難い。採点も見方によって割れる。

もう、世界戦をしてもいいとおもわれる中谷だが、階級はロマチェンコのライト級、確信を得たいのであれば本場の世界ランカーと一試合でもやってクリアすれば、誰もが期待して送り出せるボクサーになるだろう。

ロマチェンコやマイキーは絶望的であり、リチャード・コミーやアンソニー・クロラ、ダウト・ヨウダンあたりでも何とも言えない。誰を、どこを狙っていけばいいんだろう?

山本隆寛vs大森将平

Sバンタム級 8R
山本隆寛(元OPBF東洋太平洋バンタム級王者・井岡) 26戦21勝5負(17KO)
大森将平(元日本バンタム級王者・ウォズ) 21戦19勝(14KO)2敗

通過点に選んだ怪物/ドッグボーVSナバレッテ他、振り返り

昨日の試合はなかなか見ごたえがありました。P4Pナンバーワンのロマチェンコの技巧に技巧で対抗したペドラサの技術の高さもまた素晴らしかったですが、打開できる隙はありませんでした。ライト級が上限にみえるロ ...

この記事で
亀田も岩佐も和氣も大竹も、数値だけなら昨日のナバレッテより大きいのですが、これができるでしょうか?うーん・・・
と書いているが、もう一人大森がいた。小國はグスマンにこれをやったんだ・・・

天敵のマーロン・タパレスに狂わされたキャリアだが、結局は若く未来があるので絶対王者であった山中よりも残された時間も多く、キャリアは長く続く。以前より、吹っ切れたように積極的でスピードがあるようにみえる。以前感じた固さが薄れた。

この選手には体格だけでなくパワーがあり、伸びしろは一番かもしれない。先に挙げた日本人と同様、タパレスの強振やドッグボーのような圧力に対抗できるようになれば未来も有望だ。世界レベルでロープやコーナーに下がる長身日本人選手は厳しいと感じており、伊藤雅雪のような打ち合いができれば頼もしい。これだけ大きいのだから、もっと機能的なジャブや得意そうなアッパーの精度を上げることができれば有望だ。

この日は石田匠VSワルリト・パレナスなんて試合もあったようだ。石田が勝ち残り、歴戦のパレナスは引退だという。パレナスは過去一番パワーがあったと石田は言っていた。

カリ・ヤファイVS 石田 匠 LIVE

3時ですよ、なんとか起きました。 やっぱりすごい会場です。 石田、かなり大きいが有利に働くか? この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow puku ...

この、忘却の彼方の試合が忘れられない。
VSカリ・ヤファイ。会場はガラガラではあったが、アンソニー・ジョシュアの10万人規模の前座、大チャンスである。確かに、ヤファイのスキル、総合力には敵わなかったであろう、しかし千載一遇のチャンス、ヤファイの微妙な頼りなさも含めて、もう少し出来たはずという印象が強い。石田に必要なのは、これまた伊藤雅雪のような覚悟だろう。アウェーで強敵に対し全てのラウンドを獲るという強い意志。

そういう舞台では時に「自分のボクシング」などかなぐり捨てて、相手を上回る攻撃、根性が必要だ。自分の方が強い、格が違う、単なる通過点とのんでかかる王者が、唖然とし恐怖を覚えるようなファイトができれば勝ったも同然だ。

アップセットはいつもこうやって生まれる。
それができる日本人の誕生を待つ。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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