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オタクがみた光/TJドヘニーVS高橋竜平

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田口VSブトラーと共に、昨年日本人が負けたとおもっていない試合のひとつが岩佐VSドヘニーでした。それでも採点競技という性質上、ジャッジにいい印象を与えたのがドヘニーだったのだろう。

そんなドヘニーですがMTKグローバルのコスチュームを着ていました。ここはヨーロッパの主力選手が多く契約しているやや謎の組織ですが、その後エディ・ハーンのマッチルームUSA⇔DAZNと契約し
1月18日にニューヨークのマジソンスクエアガーデンで試合をするというのだから出世したものです。

スケジュール先行で対戦相手が未定でしたが、急遽日本の高橋竜平が抜擢されたようです。日本でも無名に近い選手ですが、IBFアジアパンパシフィックSバンタム級王者という肩書が生きての事でしょう。

井上岳志が今年最初の日本人の世界戦とおもっていたが、この試合が今年最初の日本人の世界戦になります。急遽開催される試合ですが、気分新たに注目してみよう。オーストラリアの双子ホープ、アンドリュー・モロニーと試合をしたりしています。

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悪くないでしょ。

過去に何度か書いています。
少しだけ気になっていた日本人なのです。

そのへん含めて紹介を。

まずは王者のドヘニー

テレンスTJドヘニー

20勝14KO

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結果論ですが岩佐戦は初回が最大の見どころにしてチャンスでした。岩佐の右フックでドヘニーの腰が砕けかかり、頬をカットしました。ここで爆発的なラッシュを仕掛ければ倒せて、終わっていたかもしれません。それが出来ないのが岩佐らしいところかな。

これにより岩佐のキレとスピードを警戒したドヘニーはパワーファイトより技術戦に切り替えてしまいました。押したり引いたり、手数で応戦したり、アマチュア歴の長いドヘニーの方がジャッジの目をくらますのは上手かったようです。岩佐はいつも慎重で度胸が足りず、試合が長引くとズルズルといってしまいますな・・・惜しい敗戦でした。

この試合内容により、ドヘニーはパワーもあって試合巧者ではあるが、Sバンタムでは最も狙い目な平凡な王者と映りました。今回の初防衛戦で別の姿をみせるのでしょうか?

高橋竜平
16勝6KO3敗1分
IBFアジアパンパシフィックSバンタム級王者

たぶん全日本か東日本の新人王だとおもう。
初めてみたのは大田区体育館で河野の世界戦の前座、8戦目だったと記憶している。バンタム級じゃなかったっけ?俊敏でトリッキーなスイッチヒッター、運動神経抜群で目をみはるものがありました。既に当時王者の河野より上手いんじゃないかと前座なのに目が点になってしまいました。

しかし戦績をみると負けも引き分けもあるしKOがゼロ。
なるほど、出だしはスピードとスイッチで相手を圧倒するものの、器用の裏返しで決め手のパンチがなく、倒す流れや過程も欠如している。徐々に慣れた相手に攻め込まれ、判定でアップアップという具合であった。

なるほど、和製クロフォードなボクシングだけど決め手、パワーが全然ないのね、とその時は結論づけた。

その後、知人が習っているボクササイズのような教室の先生が高橋だと聞いて、ああ、知ってる、あの人は日本王者くらいにはなるよ、センスがある、オタクの見立てではと言ったらとても喜んでくれて知人は益々ファンになっていったようだった。私も応援していた。

でもパンチがない、それは先生も自覚してるそうです・・・

すみません、あれから4年経っても日本王者にはなりませんでした。
オタクの見立ては外れました。

しかし代わりに海外遠征に積極的で、前述のアンドリュー・モロニーやIBFアジアパンパシフィックSバンタム級王者、そして遂には世界戦と、ある意味それ以上のところまで上り詰めたようだから許してね。

あれから、あまり追いかけ、観れてはいませんが、敗北を味わうものの戦績のいい日本人や、海外で凌ぎを削り、KOの味も覚え、ついに掴んだ棚ぼたチャンスとなりました。感慨深いです。

急なオファーであろうし、ビザの問題なども残るようだが、人生最大のチャンスをマジソンスクエアガーデンで世界戦なんて夢舞台です。おもいきり暴れて欲しいとおもいます。

展望としては、やはりパワー、経験、テクニック、期待値ではドヘニーが大きく上回るとおもいます。高橋は1-10以上のかませ扱いでしょう。しかし、スピード、手数、トリッキー、もしかしたら試合序盤は特に高橋がペースを握る、ドヘニーを引っ掻き回す可能性が大いにあります。

機動力、躍動感があり、左右関係なく手数、運動量の多い選手です。パワーはないけど見栄えも悪くありません。

ややベテランでおっさん風なドヘニーにはこの機動力が邪魔だろう。

期待としては、緩急つけながら常に先手で攻めて動いて、最後までドヘニーを引っ掻き回すことです。元々KO率の低い高橋はドヘニーを倒すのは難しいだろうし海外で判定勝利を掴むのも難しいでしょうが、ドヘニーの地元というわけでもない。無敗のエリートでもない高橋に失うものはないはずです。

KOでドヘニー
判定で高橋

試合により出来不出来、ムラがある高橋ですが、いい方が出れば期待できます。変に固くならず、リングで躍動すれば、アップセットもありえると個人的にはおもっている。
両者ともに、マイク・タワッチャイにタイで勝っているんだな。タイでは無敵のタワッチャイ・・・

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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