またすぐ色々と入れ替わるんでしょうが世界ボクシングパーフェクトガイド風に遊んでみた。
全階級は恐らくやりませんが
Sバンタム級
WBC
長谷川穂積
36勝16KO5敗
パワー:★★
テクニック:★★★★
スピード:★★★★
ディフェンス:★★★
タフネス:★
戦術(キャリア):★★★★
メンタル:★★★★
過去の老雄が旬の王者を退けた点で世界中の多くのボクサーに勇気と希望を与えたことだろう。
豊富なキャリアで多彩な戦術が可能だが、この階級では一発のパワーや耐久力で相当厳しいものがある。
WBA
ギジェルモ・リコンドー
17勝11KO無敗
パワー:★★★★★
テクニック:★★★★★
スピード:★★★★★
ディフェンス:★★★★★
タフネス:★
戦術(キャリア):★★★★★
メンタル:★★★★
長谷川と同じ年齢だが、打たれていないのでダメージがない。普段からの節制も手慣れたものだろう。
天笠も語っていたように実はスーパーテクニシャンにして大変な強打者でもあるのだ。
消化不良気味の試合が多いのはつまり相手との実力差が激しいからかみ合わないのだろう。
今後、どうしていくのだろう?
WBA暫定
ネオマール・セルメニョ
24勝14KO5敗1分
パワー:★★
テクニック:★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★★
タフネス:★★
戦術(キャリア):★★★★
メンタル:★★★★
この位置にこの男がいるのが不思議な状況。36歳で最も高齢。タナボタな暫定王座戦でベルトをとったからだろう。
この男を完封したサーシャ・バクティンが本当に名残惜しい。
しかし山中を除けばモレノに最も肉薄した選手であり元々は世界選手権銀メダリスト。
巧みなインサイドワークで並のランカーにはまだ負けない。
全勝のオスカー・エスカンドンに土をつけた記録が光る。
IBF
ジョナサン・グスマン
22勝22KO
パワー:★★★★★
テクニック:★★★
スピード:★★★
ディフェンス:★★★
タフネス:★★
戦術(キャリア):★★
メンタル:★★★★
パーフェクトレコード。
長身和氣のバックステップを難なくキャッチ、撃沈してみせた。
攻撃偏重の単純なパワーファイターではなく技術戦の中で徐々にパワー優位な展開に持っていくクレバーさもある。
しかし、初戴冠の試合では突如スタミナをなくし動きが止まった。
この辺がまだ頼りないところだ。
WBO
ノニト・ドネア
37勝24KO3敗
パワー:★★★★★
テクニック:★★★★★
スピード:★★★★★
ディフェンス:★★★
タフネス:★★
戦術(キャリア):★★★★
メンタル:★★★★
フェザーは体格、体力で厳しい面があったがこのクラスでは盤石の5階級制覇王者。
といってもリコンドーに屈したせいで2番手の評価をくつがえせないが。
パワー5★といってもこの人の場合はキレである。グスマンのパワーとは異質。
ベテラン、全てを成し遂げたといえる状態で無敗の勢いある若いホープに屈する姿などみたくないしコンディションさえよければ大丈夫だろう。
ただ、切れ味の選手なので若さに依存する部分が強いとおもうが。
私的ランキング
①ギジェルモ・リコンドー★30
②ノニト・ドネア★28
③ジョナサン・グスマン★22
④長谷川穂積★22
⑤ネオマール・セルメニョ★21
メンタルは不確定要素なので互角で。
注目の選手
ジェシー・マグダレノ
23勝17KO
ドネアとの試合が決まっている文句のないトップランカー
アマエリートにして全勝、内容も完璧なサウスポー
新王者、オスカー・バルデスをサウスポーにした感じか。
しかし小柄なのでドネアのシャープなパンチを前に距離を支配されるのでは?
能力は申し分ないがスケール感は感じない。
レイ・バルガス
28勝22KO
長谷川の返事待ち。WBC指名挑戦者。
長谷川が割り込んだ面があるので受けるのが礼儀なのだが。
マグダレノとは逆に180センチ近いサイズが武器な厄介なスタイル。
遠距離でも近距離でも乱暴で狂暴で割とクイックなパンチを数多く打つ。
ディフェンスは高く、遠いスウェー主体。
ナチョが規格外の才能と入れ込むホープだが、規格外なのはサイズと攻撃力だけだとおもう。
ギャビン・マクドネル
16勝4KO2分
ジェイミー・マクドネルと同じ顔だとおもったら双子らしい。
キャリアが遅れているのはつまりそういうことか、ジェイミーを超えるものではないと。
英国の選手はしぶといがジェイミーのコピーだと想定すると驚異的なものはない。
モイセス・フローレス
25勝17KO
メキシコには本当にこういう軽量級長身パンチャーが多いな。
ホープの中では一番キャリアが浅く、雑でバタバタしたところのある選手だが一番伸びしろがあるかもしれない。
レイ・バルガスやウーゴ・ルイスより下手に見えるが、一番頑丈そうにもみえる。雑草たる所以?意外性のある存在。
フリオ・セハ
30勝27KO2敗
またメキシコ、この辺の階級の人材の宝庫。
こちらは小柄なガッチリ型のKOパンチャー。
KOしないと勝てないタイプ。決して下手ではないが。
攻撃力はあるが、自身も打たれリスキーな戦い方しかできない。
一度は王座をとったが、もうとれないだろうし守る安定感もないだろう。
スコット・クイッグ
31勝23KO1敗
フェザーと両にらみだろう。体格いいし、パワーもあるし。
元王者でフランプトンに僅かに負けて陥落。
タフで根性もパワーも基礎技術もある、がっつり打ち合うととても強い。
でもスピードで翻弄すれば問題ないはずだ。
セサール・ファレス
18勝15KO5敗
またメキシコ。ドネアを苦しめ、ホープバカラを潰したいぶし銀
まるでこの階級のオルランド・サリドだ。
頑丈で荒っぽくて執念深く、泥試合を得意とする。
判定だと完封負けをするタイプ。
ディエゴ・デラホーヤ
16勝9KO
オスカー・デラホーヤの甥っ子か
アマ経験も豊富でオスカー・バルデスに勝ったこともある。
血筋がいいのでチャンスを多くもらうだろう。そのうち。
ランディ・カバジェロ
23勝14KO
体重オーバーで自滅している元バンタム王者
標準サイズにみえるが。
アマエリートらしく欠点らしい欠点のないバランスのとれたボクサー。
また王者になっても不思議ではない。
でも特別優れた武器はない。
ジェネシス・セルバニア
ジェイソン・モロニー
ルイス・ロサ
ジャック・テポラ
ウラジミール・ティクホノフ
日本人の筆頭は岩佐だとおもう。
スキルの他にパワーとディフェンスがしっかりしてないと殻は破れないだろう。
井上や山中の方がまだ通用しそうだ。
ランカーの中には驚異的な選手がいないことがわかった。ディエゴ・デラホーヤがなんとしても王者にさせたい金の成る木だろう。
やはり上位ランカーが実力でも上。マグダレノやバルガスはトップランカーにふさわしい。
知ってるメキシカンが多かったので、期待するのは未だ無敗の輸入フィリピンランカー、セルバニア。