ギジェルモ・リコンドーVSフリオ・セハ LIVE

リコンドーにエリミネーター、この試合はレイ・バルガスVS亀田和毅の勝者に対する挑戦者決定戦だが無事に履行されるのだろうか。38歳、長谷川穂積より年上である。WBA時代のような不遇に合わぬことを願う。同時に実力者の元世界王者でありながら明らかに不利といわれるこの試合を受けたセハの勇気に敬礼。アンディ・ルイスやエルウィン・ソトのアップセットに続きたい。

1234567R
リコンドー
10
10
9
10
10
9
9
67
セハ
9
9
10
9
9
10
10
66

1R

体格はセハの方がやや大きく厚みもある。

リコンドーが足を使わず正面から打ち合いを選択
力強いパンチを放つがセハの強打もブロック越しに食う。
面白い試合をしようという苦渋の決断かスタイルを変えている。
セハにもチャンスある戦い方。

リコンドー10-9

2R

リコンドー、あまりにも真正面から打ち合っている。
これでいいのか。ボディをノーガードで打たせたりしている。
セハはローブロー気味のボディが効いてやや苦しいが
自分の土俵でリコンドーが戦ってくれるのでやりやすい。
望みがある。

リコンドーはこういうファイトをしないと人気が出ないと言う決意か。

リコンドー10-9

3R

やや足を使うようになったリコンドーだが
ディフェンスはブロッキングで対応している。
セハのコンビネーションも当たっている。

時折みせるリコンドーのタイミングは素晴らしいが
セハとガッツリ打ち合いをしており、セハのパンチも重いので怖い戦い方。
リコンドー、これでいいのか、やや危ない。

セハ10-9

4R

ブロックアンドリターンでいつものリコンドーと全然違う戦い方。
両者にローブローの注意。
リコンドーのアッパー等の方が精度は高いが
セハ得意の打ち合いで危ない戦い方をしている。ヒヤヒヤする。

リコンドー10-9

5R

頭をつけた打ち合いに終始。
リコンドーの方が上手いがセハのタフネスもスキルも発揮される展開。
離れるとリコンドーに安定感があるが、危険な打ち合いを選択していく。
セハはアッパー等打たれるがタフ

リコンドー10-9

6R

セハの土俵で好きなだけ打たせて
打ち返すパワーファイトのリコンドー
色々省略して力強く倒そうというリコンドーの人気のために色々捨てた悲しい選択のような気がする。
終盤セハのコンビネーションが当たった。

セハ10-9

7R

リコンドーこの戦い方でいいのか。
実況ではセハが2ポイントリードしている。

もう互角の打ち合いになってしまった。
そしてセハの方が手数が多い。
リコンドーは自分のスタイルを捨てた新たな挑戦になっている。

セハ10-9

8R

リコンドーみたいなベテランが負ける
危険な展開になっている気がするが
このファイトで次につなげることはできるのか。

両者にローブローで減点。

ここから仕切り直しと考えた方がいい。
手数で大きく劣り、リコンドー危なくなってきたところに
少し距離が空いた瞬間リコンドー渾身の左フック一撃でセハダウン。
これまでのダメージも考慮してレフリーは一発ストップ

リコンドーのTKO勝利

いやぁ、リコンドー危ない試合だった。
キャリア残りの集大成で積極的で派手な打ち合うファイトを決意したのだろうか
セハの得意な足を止めた打ち合いに終始つき合い、かなり打たれた。

細かいところの巧さはキャリアの成せる業だが、危なかった。

これは劣化なのか
いままでの不遇を解消すべくのスタイルチェンジなのか

たしかに内容はドキドキするもので派手なノックアウトで
観客を楽しませる試合にはなったが・・・

次はいつもの盤石スキル、フットワークなど、混ぜて欲しい。
心臓に悪い。

リコンドー
「みんな俺は自転車に乗って走り回るだけと言う。だから俺だって接近戦が出来ることを示そうとしたんだ。何ラウンドか打ち合って左で試合を終わらせたまでさ。」

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コメント一覧
  1. 日本人はーとかレッテル貼りするの好きですね。それ言われて不快になる日本人のこと考えなさい。
    実際本人に問題があるのは事実でしょ。他に押し付けるのも違うよな。リゴンドーに自己投影している奴は痛い。
    芸術は孤独だの奥が深いだのと自己陶酔するから、反感買うんでしょ。理解できる俺すごいは寒いからやめようね。   

    メイウェザーウィテカー見てようが肥えていないものは肥えていない。

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    • >芸術は孤独だの奥が深いだのと自己陶酔するから、反感買うんでしょ。

      貴殿のような一番わかった風な人に過剰反応されて反感買う以外は普通です。

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  2. つまりお金儲けにならないという事ですね。
    だから無理して派手な試合をしたのかな。

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  3. 戦い方の問題じゃないと思うけどな
    メイウェザーだって負けないための戦い方してたと思うけど
    興行側から嫌われてしまっていることと、あとキューバ人で敬遠されてるのが本当のところじゃないか

    それにしても亀3はバルガスに万一勝てたとしても茨の道だな。。。

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  4. >やはりプロはマニアに受けるようなものじゃなく、素人さんにも分かりやすい戦い方が重要だと考えます。

    おっしゃることはわかります。タイソンみたいに素人さんにでもわかりやすいのが一番です。プロは一般人を楽しめさせなければならない。ただ特に芸術にいえることでしょうが、なんでも突き詰めれば突き詰める程奥が深くなり、素人さんには理解し難い世界に突入するのは仕方ないと思います。特にリゴンドーのボクシングはハラハラしながら見るだけの薄っぺらいハリウッド映画(マーベル作品)とは違うものだと思います。フランス映画のように難解なんですといったら言い過ぎかな。万人受けしないのは仕方ないですね。

    >ということで今のリゴの評価は自業自得です

    日本人はつくづく自業自得という言葉が好きだなあと思います。自分に否が少しでもあるなら、本人が全ての責任を負わねばならない。意味はわかりますが、なんとなく突き放している感じがします。第三者がその人の立場に立った時に果たしてその言葉を簡単にいえるのだろうか?

    0
    0
  5. リゴンドーでこれだけコメントされるのがうれしいですね。日本人は彼が好き。

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    0
  6. それは仕方ないんじゃないですか。だってアマじゃなくてプロだもの。ファンの多くが見たがってる分かりやすいアグレッシブな攻撃性。もし井上がリゴみたいな戦い方をしていたら今みたいな評価はされてないと思いますけどね。少なくとも人気はないんじゃないかなあ。やはりプロはマニアに受けるようなものじゃなく、素人さんにも分かりやすい戦い方が重要だと考えます。ということで今のリゴの評価は自業自得です

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  7. 今あらためて見たら、あの倒し方だったのにリゴの勝ち名乗りではブーイングの嵐… ひどすぎないですか、米国ファン。
    要は悪役のキューバ人が負けるところが見たいだけなのでは。
    あのリゴに頭と頭を付けての打ち合いなんてさせたのも、プロモーターなど周囲の圧力があったとしか思えない。
    次戦は本来のスタイルに戻してほしい。

    ロマ戦は3R以降ほぼ右手一本で戦っていたので左拳の怪我は本当だったと考えている私にとっては、リゴの劣化はまだ見ていない(怪我がなくても敗戦濃厚だったとは思うが)。

    従来のスタイルで戦えば"退屈だ"、ならばと撃ち合ったら"反応が劣化したからそうしたんだろう"
    …とことん不遇なボクサーですね。

    0
    0
    • 単純に試合が玄人好みなだけならともかく、陣営のパフォーマンスが不快だったり(ドネアのコラとか)、防衛戦中々やらなかったりとプロモーターが扱いに困る選手ってのも影響してそうですね。

      同じキューバ人でもララやガンボアやバルテレミーはここまで嫌わてはいませんでした。リゴンドー同様相手にはされませんでしたが。

      あと今回は対戦相手のセハが人気選手ってのも影響ありそう。
      ウーゴ・ルイスとの2戦は盛り上がりましたからね。
      試合のレベルはともかくとして。

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  8. >「ボクシングはジャズみてぇなもんさ」

    悲しいですが、玄人を唸らせる一品も、素人が見ればガラクタに見えるという事ですかね…つくづく芸術とは孤高なものです。

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  9. 今回は残念ながら芸術的な美しさをあまり堪能することはできませんでしたが、私のような一ボクシングファンとしては彼がリングに上がり続けてくれていることに感謝すべき、と納得しています。

    ところで、ご存知かもしれませんが、ジョージ・フォアマンの「ボクシングはジャズみてぇなもんさ」という名言で始まる下記のリゴンドー分析動画は素晴らしいの一言です。こちらを復習しながら次の試合を待ちたいと思います。
    https://youtu.be/h5A6NiykQkQ

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  10. リゴが実際のところどのくらい衰えてるか分かりませんね。内山が現役の時に言ってましたけど、加齢によってパワーやスタミナはそれほど落ちないけど、以前は反応出来ていたパンチをかわせなくなったと。反射神経から衰えてくる。それがリゴが近距離での打ち合いを選んだ理由かもしれません。それか井上みたいに鮮やかなKOを狙っていたけど、ズルズルと8Rまでいってしまったという可能性もあります。まあ、今更戦い方を変えても遅いですよ。そんな機会はもっと前にいくらでもありましたから。流石に今でも亀3は圧倒出来ると思いますけどね

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  11. ボクシングは超絶天才ですが、亡命10年で未だ英語しゃべれず通訳入れてるし、天笠でダウンしてたのがセハと打ち合ったりでヒヤヒヤしましたが、パンチはめちゃ強いんですよね。天笠の顔がボコボコでしたし。

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  12. これからは派手で面白い選手になるから素直に7/13の勝者に挑戦させてくれ、というアピールを込めた激闘スタイルだったのかな…

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  13. 訳して頂いてるレジェンド記事の、ベストディフェンスやベストフットワークに出てくるような選手ですからね。
    まさか、打ち合うとは‼
    打ち合ってKOしたんだから、やっぱり凄い選手ですね。
    ロマチェンコにしか負けてないわけですし。

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    • そのロマチェンコ戦も勝つ手立てがなくなって棄権したわけで、倒されてはいませんからね。

      セハって結構パンチある印象だったけど、そのセハにこれだけ打たれても大丈夫ってことは案外頑丈なんですかね。

      すぐダウンする印象あったけど、小さいからすぐ吹っ飛ばされるだけで案外打たれ強いのかもしれません。

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  14. セハくらいならこうやって打ち合っても勝っちゃうんですねリゴンドーは。
    セハくらいなんて言いましたが、セハはモレノをあっさりKOしたりしてますし、実力者なのは間違いありません。
    そのモレノより小さいリゴンドーがこのパフォーマンス。
    改めて特別な選手であることが良くわかりました。

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  15. 本当だ、わざとだったと本人が語ってますね

    従来の華麗なリゴンドーのスタイルを退屈と非難したり、ガチャガチャ手数出すだけのレオサンタクルスの試合を面白がったりと、
    正直、本場米国でもファンの目が肥えてるとはまったく思いません

    リゴが米国人なら、あるいはせめて英語が流暢だったら話は違ったかもしれない?

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    • 逆でしょう、目が肥えてるから評価が低いんです
      なんせ向こうは、ウィテカーやメイウェザーをみて育ってるんですからね

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      • ウィテカーやメイウェザーより格上のアマチュアですよ。
        彼らも試合はそんなに面白いものではなかったが、アメリカ人であり言動やライバルに恵まれた。
        ガンボアはそれなりに人気があったし、やっぱりリコンドーは寡黙で笑わない、ユーモアがない、誰にも相手にされない、戦ってくれないからこうなったんでは?

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  16. 窓際族さんありがとうございました。そうですね!苦渋の選択か、リコンドーのフットワカーのボクシングが好きでした。でも試合が出来なければ意味もないですからね。確かに、打ち合いのおもろい試合でした。今後は虎狼の最後の咆哮を見送りたい心境です。

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  17. リコンドーは劣化したのか?セハが能力以上の物を出せたのか?何れにせよ足を止めてのどっき合いは、本来のリコンドーの土俵じゃないから危なっかしかったですね。いつものように、スタイリッシュなまでのフットワークを駆使しないと年齢だけに、今後は潰されてしまいかねませんね。対戦者をあしらえるのもリコンドーのスキルのひとっですから!虎狼は荒野を駆けまわるべきです。

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    • それでキャリア10年38歳の今まで不遇だったので、ハラハラドキドキのプロらしい試合をしないともう時間もないし相手にされないしという苦渋の選択でしょう。試合がつまらなかったという人はいなかったとおもいます。

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