
マニアの遊びでやってる不完全ガイドで見つけた私的MVPのジャレット・ハードが王者となり、語る仲間は誰一人いずとも、一人で祝杯をあげたい、あげなくては。この記念日のアンダーカードで登場したモンゴルのニャンバヤルを私的、軽量級のGGGと認定して書いてみる。
トゥグッソト・ニャンバヤル
8勝8KO
ロンドン五輪フライ級銀メダル(ロベイシ・ラミレスに14-17)
日本の須佐の常に上をいく強豪でもあった。
リオの成松にもモンゴルの宿敵がいたよなぁ。
フィリピンのジェミノも強かったなぁ。
手ごわいので判定になりそうだったがきっちり最終回に仕留めるあたり、苦戦の中にも余力があり、計算してたと見えます。
まだ8戦ですし、モンゴル人の将来は不透明ですが、相手レベルはなかなかのものです。
軽量級を代表するトップアマですが、GGGのような無敵ぶりではなく敗戦もある。
中には韓国人に負けた記録もあり、韓国にも逸材はいるんだろうがプロはさっぱりだなぁ。
WSBにも参加してここでも2敗している。
速さにポイントロスしたのかな?
カザフとフランス
このフランス人はプロになっており、全勝です。楽しみです。
ノルディン・オウバーリ
http://boxrec.com/boxer/680900
なぜ、ニャンバヤルを軽量級のGGGと言っちゃうかというと
昔みたGGGのように、実はそれほど印象はない。オーソドックスで体幹が強いくらいの印象。
しかしその後大化けしたGGGと同じで、屈強さが抜き出ている気がするのだ。
ドファイターでもアウトボクサーともいえず、ガードを固めてコンパクトにジャブを基点にジリジリプレスをかけていくアジアっぽいスタイルだが、隙が少なくプレッシャーもきつく、パンチも強い。精神力もタフネスもモンゴルだけにかなり高そうだ。
要は総合力が高いのだ。速さや芸術性だけの選手は潰す底力が備わっている気がし、そこがGGGとかぶるのだ。
BOXRECでは173センチと背も高く、フェザー級でも大丈夫だろうが、Sバンタムあたりでみてみたい選手でもある。
もうかなり骨のある選手とやっているので10戦目あたりがひとつの山、全勝なら世界挑戦も近いだろう。
もっと俊敏華麗な選手やマグサヨのような天才系もいるクラスだが、リコンドーを倒すとしたらこういうボクサーかもしれない。
それにしても、ニャンバヤルやロベイシ・ラミレスのキャリアを眺めていると敗戦の中にカザフスタンが目立つ。プロにはなってないようだが、カザフスタン恐ろしや・・・です。
彼を軽量級のGGGなんて勝手に書きつつ改めてGGGについて最近おもうのは、NUMBERで西岡が指摘していたような気がするが、肩部•背部の筋肉が異常に柔らかく、強い。硬質すぎるジャブやワイドオープンな左フックなど、ありえない打ち方でありえない破壊力を生み出している。
特にGGGの左フックの打ち方について誰か解説してください。あれは人間技じゃない気がします。
話が逸れました。
ニャンバヤル、注目してください。
ほぼ井上尚弥と変わらぬ年齢で、アジアのアマではずっと格上でしょう。
井上が減量苦でSバンタムくらいが適正では?なんて声をよく聞くが、そこまでいくとこういう猛者がいますよ。
尾川もニャンバヤルを参考にしてはどうか?
日本で観てみたいなぁ。