コロナの第三波が訪れようとしています。
ボクサーも続々と感染し、楽しみな試合、スケジュールが流れています。
「ウィズコロナ」新たな難局に対し、今とは違うアプローチが必要ではないか。産業も、私のビジネスも崩壊した。元に戻ると信じるのは諦めた方がよさそうだ。
まずは、井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロについて
https://www.youtube.com/watch?v=OsJpiFR_jxM
トップランクのボブ・アラムCEOは、最近のWBOバンタム級王者ジョン・リエル・カシメロの挑発を気にせず、会社的にWBA、IBF王者井上尚弥との統一戦に余裕がなかったと語った。この試合は当初、4 月にラスベガスで開催される予定だったが、コロナウィルスのパンデミックのためにイベント全体がキャンセルされた。
それ以来、2人のチャンピオンは別々の方向に向かっている。
カシメロは9月にショータイム・ペイパービューのイベントでデューク・マイカを3ラウンドで撃破して世界タイトルを防衛した。井上は先月、ジェイソン・モロニーをストップした。
アラムは、まだパンデミックが猛威を振るっており、ファンがイベントに参加できない中での戦いは不可能だと認めている。
アラム
「ライブゲートがなければ誰がお金を払うのか?カシメロと井上の試合をする余裕はないし、バブルの中では私にはお金を払うことはできない。彼らが良い収入を得るためには観客を必要としています。MGMは次の井上の試合を組みたいが、観客を集めることができないパンデミックの間は試合を続けることはできない。日本からの観光客や裕福なギャンブラーを呼び込むために試合をしたいと思っているが、パンデミックが進行している間はそれができない。カシメロは我慢しないといけない。来年井上が戦うとき、カジメロはすぐそこにいる。カシメロのことはすでに言及されているし、次は彼だと思うよ。」
大手メディアが煽るように載せるカシメロの挑発記事の抜粋、切り取りによって、日本ではカシメロ憎しの人が多いようだが、個人的には大好きだ。キャラとファイトスタイルがマッチし過ぎている。モンスターならぬ、怪物君みたいな存在感、裏街道の3階級王者は昔と変わり随分とマッチョになった。
かといって、カシメロが井上に勝てるとはおもっていないが、荒っぽくて雑な突込みファイターでいて、距離の管理は臆病なほどに徹底している。井上に負けない破壊的パンチを持っている。是非観てみたいスタイルマッチだ。
カシメロが嫌いだからって、テテもマイカも雑魚扱いするのは間違っている。
だから、もう少しだけ待ってね、怪物君。
次は、井岡VS田中で沸く、Sフライ級戦線、もう一人、見逃せない王者がいました。
ジョシュア・フランコは、今年初めにアンドリュー・モロニーのタイトル戦を受け入れた瞬間、自分が何のために戦っているのかを知っていた。今週末のモロニーとの再戦でも、そのビジョンは変わらない。
フランコ(17-1-2, 8KOs)はニカラグアのローマン・ゴンザレス(50-2, 41KOs)という伝説のSフライ級タイトル保持者と戦いたい。
フランコ
「だからまず、アンドリュー・モロニーのような腹が据わっていて、決意が固い相手と仕事をしなければならない。自分の仕事をしたら全てのベルトを狙っていくよ。」サンアントニオのフランコは、この6月にラスベガスのMGMグランドで開催されたザ・バブルでモロニー(21勝1敗、14KOs)を破り、Sフライ級の正規タイトルを獲得した。フランコが再び勝利すれば、2021年には人生を変えるようなギャラを手にする可能性がある。ゴンザレスにとっては、正規王者との対戦は看過出来ない。
ゴンザレスの他にも、WBC王者のフアン・フランシスコ・エストラーダとの対決も考えられている。両者は現在、マッチルームボクシングとストリーミングサービスのDAZN-USAと契約しており、ゴールデンボーイプロモーションズと継続的な関係を持っている。
フランコは、モロニーとの再戦でキャリア最高のパフォーマンスを披露し、この部門の2人のトップ選手との対戦の道を開くことを期待している。25歳のフランコは、この階級の真の王者に君臨するためにハードワークが必要だと考えている。
フランコ
「ファンにとっては、僕とチョコラティートの戦いの方がいいだろう。我々のスタイルは、エキサイティングにマッチしている。エストラーダの方が簡単な相手だとおもっている。」
古豪、おなじみの名前以外で、今年躍動したファイターに、ジョシュア・フランコ、アンジェロ・レオがいる。決して前評判の高いファイターではなかったが、おもった以上にタフで粘り強く、相手を凌駕する精神的、肉体的逞しさを持っていた。
いつの時代も、こういうメキシコ系っぽいマッチョなファイターが歴史を作ってきた過去がある。クラシカルなスタイルだがタフで骨太でプロ向き、そして若い。こういう男たちが、新しい歴史を作っていくのかもしれない。
今はまだ無名だが、井岡や田中の敵はロマゴンやエストラーダだけではない。
個人的には今でもシーサケットが一番、2番はアンハカス
だ。