ファン・エストラーダVSデワイン・ビーモン LIVE

コバレフVSヤーデは面白かった。フルで是非見直そう。この試合を除くと魅力的なカードが少ない本日だが、シーサケットに代わりP4Pのランキングにも顔を出すエストラーダ、久々の試合は無名ランカーのデーモンじゃなくてポケモンでもなく、ビーモン。キャリアや実績は雲泥の差だが、とにかくフィジカル、運動神経が良さそうなビーモンに注目。

右構えのシーサケットに判定勝利しただけで、スーパーフライ級では絶対の強さを感じさせないエストラーダがどんなファイトをみせるのか。ビーモンが速くてワイルドだと手こずることもあるかもしれない。井岡や田中にとってどの程度高い壁なのか、エストラーダ本人はカリ・ヤファイとの統一戦を目指しているらしい。

12345678R
エストラーダ
9
10
10
10
9
9
10
10
77
ビーモン
10
7
9
9
10
10
9
9
73
[st-card id=13782 ]

つくづくメキシコ系というのは人気があるんだな。
スーパーフライ級のエストラーダにも大歓声、超一流のもてなし。
でも最後までディアマンテがリングアナを通した。
エストラーダは歴史が長いがまだ29歳

1R

互角の体格の両者

ビーモンというのは運動神経はいいがボクシングをはじめたのは遅く
結構高齢のはず。

脇の締まりが甘くパンチがやや雑だが、その粗さで様子見のエストラーダに立ち向かっていく。
いいジャブと前に出る姿勢をみせた

ビーモン10-9

2R

しかし早くもビーモンの雑さに適応したエストラーダが要所にヒットを奪い
ビーモンから2度のダウンを奪う。2度ともそんなにクリーンヒットダウンにはみえず
もつれて倒れただけのようにみえるが・・・

左フックとダッキングの後頭部を殴って倒れたのか。
昨日の田中が食ったダウンみたいであまり効いてはいないだろう。

エストラーダ10-7

3R

それでもスキル、キャリアの差が徐々に出てきて
エストラーダが理詰めに滅多打ち。
ビーモンはケンカのような粗さで対抗していくしかない。

そんなビーモンの抵抗も涼しい顔で対処するエストラーダだが
時折一発をかわしそこねる。

ビーモンとしては単発の爆発しかないだろう。
エストラーダはコンビネーションで仕上げていこうとしている。

エストラーダ10-9

4R

ビーモンの粗さに手を焼いているもののボクシングクオリティは断然エストラーダ。
攻撃だけでなくディフェンスが巧い。攻防一体だ。

必死に食い下がるビーモンだが技術差がかなりある。
エストラーダも圧倒しているとはいえない。ビーモンをいなす時間が多い。

エストラーダ10-9

5R

エストラーダはビーモンを仕留める余裕がないのか
技術差は歴然だが手を焼いている。

ビーモンは体力、馬力で攻めている。

ロープを叩き、攻めてこいよと挑発するエストラーダ
ディフェンスが巧みだが守る時間が多くポイントは与えられない。

ビーモン10-9

6R

技術差は歴然だが、ビーモンに体力があるので守る、いなすので忙しいエストラーダ。
今のところ技術勝ちで体力負け。ビーモンは笑いながら攻めていく。精度は低いが積極性は上。
エストラーダは随所に高度なスキルをみせつけ、かっこつけてるが守る時間が多くてポイントは無理。

ビーモン10-9

7R

エストラーダこのままでいいのか
ビーモンはまだまだ元気だ。

クリーンヒットはしなくてもビーモンの荒いパンチがエストラーダに届く瞬間もある。
いなす、ダメージを殺すディフェンスが旨いエストラーダだがややバタバタ。
それでも後半コンビネーションでラッシュをまとめたエストラーダがビーモンをボコボコに打つ。
エストラーダのようなディフェンスを持たないビーモンはモロに効く。
そろそろ決着か

エストラーダ10-9

8R

ビーモンの強打の芯を外す、パンチを殺すのが実に巧いエストラーダだが
一撃のパワーがない。コンビネーションで逆襲、畳みかけることで優勢をアピールしている。
スーパーフライ級のエストラーダは強打者ではなく試合巧者だ。

エストラーダ10-9

9R

エストラーダが決めにきている。
もう腹が効いたビーモンが動けないのをみて
レフリーがストップ。

すっかり、ファン・マヌエル・マルケスばりの技巧派になったエストラーダ。
実に巧く、隙がない。特にパンチを殺す技術は超一流だが、スーパーフライでは強打者ではない。

総合力の選手だ。

ベテランの技巧と無尽蔵のスタミナ
井岡や田中より上に感じるが、アンカハスのような強打者の一発に沈む可能性もある。

フランチャイズ王者候補だったりして・・・

フィリップ・フルゴビッチVSマリオ・ヘレディア

リオ銅メダル、クロアチアのヘビー級フルゴビッチの通過点。ヘレディアは勝ち越してはいるが体型がボクサーのそれじゃないので期待できない。アンディ・ルイスよりも筋肉がない。フルゴビッチ、若いし攻撃的でも注意深いしかなり有望なプロスペクトだとおもいますがどこか昔のアンドリュー・ゴロタをみているかのようだ。食ったら効くだろうな。しかしヘレディア雑魚ではない。一生懸命戦い、フルゴビッチの試練、キャリアに一役買っている。メキシカンはプヨプヨのヘビー級が強いのかな。それでも3回、フルゴビッチの硬いストレートをしこたま浴びて、ボールがバウンドするように吹き飛ばされて終了。フルゴビッチは当時のゴロタに比べても若くて速くてクレバーなのが期待大。

リアム・スミスVSマリオ・アルベルト・ロザノ

実績はスミスが上でロザノは中堅選手だが見た目だけはロザノが強そう。リアムは小さなカラム・スミスのよう。当たり前だけど。かなりタフなキャリアを誇るロザノの抵抗に手を焼いているスミスだが徐々にコンパクトで精度の高いボクシングでロザノを解体していき、最後はボディでダウンを奪ってTKO勝ち。

スミスはテクニカルで堅実だが、この階級を制するパワーに欠ける。(元王者だが)カネロやムンギア、その他黒人系パワーヒッターにどうしても劣勢になってしまう。(このくらいのパワーがナチュラルだとおもうけどね)

シャフラム・ギヤソフVSダーレイ・ペレス

リオ五輪銀メダリストのギヤソフが元世界王者で最近ゲートキーパー化しているペレスと対戦。ギヤソフは前戦のエマニュエル・テーラー戦で負けそうになった。開始30秒、左フック一閃でギヤソフのノックアウト勝利。ギヤソフがどうのこうのよりペレスに往年の力、やる気がなかった。こういう勝ち方は参考にならない。

ジョノ・キャロルVSエレーザー・バレンズエラ

ファーマーに惜敗したキャロルの再起戦はメキシコの中堅。好戦的だしワイルドな風貌だがパワーのないキャロルの判定勝利だが、互角にみえるような内容だった。

アレクシス・エスピノVSオスカー・ソト

どちらも無敗のスーパーミドル級プロスペクト同士だが、ロベルト・ガルシアの教え子、エスピノがボディからの左フック一閃でソトを豪快に倒してKO。エスピノ4戦目、ソト2戦目だが2戦目でやらせる相手ではないとおもう。ソトもいい選手だがもったいない。

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