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良薬口に苦し/ミゲル・ベルチェルトVSオスカー・バルデス

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人気、ビジネス的には、バルデスやフランプトンが勝っちゃうんじゃないの?という気がするほろ苦い味覚なのである。

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ミゲル・ベルチェルトVSオスカー・バルデス

ミゲル・ベルチェルトは2月20日、非常にモチベーションの高いオスカー・バルデスがリングに上がると予想している。

ベルチェルトは小柄で防御力に欠けるバルデスが、WBCスーパー・フェザー級王座を懸けた12ラウンドの戦いで、ベルチェルトに勝つチャンスはほとんどないと主張する者たちに悩まされていると考えている。ハンディキャッパーはベルチェルトはバルデスに対し、3-1でオッズ有利とみているが、ベルチェルトは非常に難しい戦いになると確信している。

ベルチェルト
「間違いなく、ファンが待ち望んでいる試合だ。ボクシングファンにとっては、ビッグな試合だ。メキシコ人が2人リングに上がるとどうなるかは誰もが知っている。戦争になるだろう。ファンは花火を期待している。」

カンクンのベルチェルト(38勝34KO1敗)とノガレス出身のバルデス(28勝22KO)は、12月12日にラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで対戦する予定だったが、ベルチェルトがCOVID-19を発症したため、両者の試合は2カ月延期された。

30歳のバルデスは昨年の夏、WBOフェザー級王座を返上して以来2度目のスーパー・フェザー級での戦いで印象的なパフォーマンスを見せた。7月21日、ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで行われた試合では、タフなプエルトリコのベテラン、ジェイソン・ベレス(29勝7敗1分、21KO)を5ラウンドで1回、10ラウンドで2回倒し、ストップした。

ベルチェルト
「リングでは何が起きてもおかしくない。多くの人が彼にはこの試合ではチャンスがないと考えている。しかし、それがモチベーションになってバルデスを強くしている。試合では何が起きてもおかしくない。ちょっとしたミスでも、パンチを食らって負ける可能性がある。」

29歳のベルチェルトは2014年3月にルイス・フローレスに1回でノックアウトされて敗れている。コロンビアのフローレス(25勝17敗、21KO、1NC)は当時15勝1敗で、21勝0敗だったベルチェルトを破っている。

ベルチェルトVSバルデスは、無敗のスーパー・フェザー級プロスペクトのガブリエル・フローレスJr.と元WBAスーパー・フェザー級王者だったアンドリュー・カンシオの10回戦も予定されているカードのヘッドラインを務める。カリフォルニア州ストックトン出身の20歳のフローレス(19勝6KO)は、カリフォルニア州ベンチュラ出身のカンシオ(21勝5KO2敗、16KO)と対戦することで、キャリアをステップアップすることになる。

昨年末は怒涛の世界戦ラッシュだったが、コロナパンデミックは拡大しており、2021年初頭はまた停滞気味のスタートとなった。気になる試合といえば、先日の井上拓真の試合、今週末のアンジェロ・レオVSステファン・フルトン戦あたりからかな。

ミゲル・ベルチェルトVSオスカー・バルデスは久々に楽しみな試合といえそうだが、オッズではベルチェルト有利なんだな。個人的には、オッズはあてにならないと考えている。純粋な予想としては、体格が大きくパンチも強いベルチェルトが有利だと考えているが、両者のプロモーションの大きさが違う。

オスカー・バルデスの所属するGBP、特にエディ・レイノソチームは、腐敗、もとい不敗だ。フィジカル、パワーアップ、とにかくこのチームのエリートは負けない、常勝軍団だ。そこに所属するオスカー・バルデスもここまで無敗、判定でも優遇、かなりのアイドルである。

両者の直近の試合は互いに出来がよかったとはいえず、バルデスだけはレイノソチームにあって、フィジカルの限界や被弾しダウンする姿もみせている。スーパーフェザー級においてサイボーグになりきれていない面もみせている。

対するベルチェルトは、コロナ渦のメキシコ高地の影響もあったのか、被弾多く、スタミナに不安もみえる雑な試合だった。

ベルチェルトは攻撃こそ最大の防御ともいうべき、津波のような手数、5、6まで続くコンビネーションで攻めてくるスラッガーだが、ややアゴが上がり防御の隙も多い。カウンターを狙われやすそうな棒立ちスタイルだ。波状攻撃で相手を潰すが、一発食ったら効かされそうなスタイルだ。

バルデスの方が攻防兼備で教科書的なファイトをする。総合力はバルデスの方が上だろう。

しかし、オスカー・バルデスはプロになってから一貫して、バンタム~フェザー級のスケールにみえる。彼がスーパーフェザー級王者になっても、井上尚弥が勝てる相手にみえてしまう。井上尚弥がミゲル・ベルチェルトに勝てないという意味ではなく、井上尚弥VS内山高志が禁断の体格差ファイトにおもえるのと同じ領域に、ベルチェルトはいる。バルデスはいない。

オスカー・バルデスは、ゲイリー・ラッセルやレオ・サンタクルスや、エマニュエル・ナバレッテ、いやいやギジェルモ・リゴンドーやジョンリエル・カシメロとやったって、フィジカル、パワー優位かどうかもわからないでしょという軽量級にみえる。

同時期に、カール・フランプトンVSジャメル・へリングなんかもあるがこれも同様・・・ヘリングがパワー型ではないのが救いだが。

だから、人気、ビジネス的には、バルデスやフランプトンが勝っちゃうんじゃないの?

という気がする、複雑でほろ苦いファイトなのである。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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