WBO・Sフェザー級タイトル決定戦です。
今やWBAよりは確実に信用のおける団体。強い王者も多いです。まっとうです。
Sフェザー級といえば内山、粟生と日本勢がA,Cのチャンピオンに君臨していますが、どうせやってくんねぇんだろ的な認識があるのか、やばいホープたちはIBF,WBOに行ってしまいますね。
ブローナーのこの日の圧倒的な勝ち方からして世界の評価もこの男がSフェザーナンバーワンになっちゃいそうです。
ポンセ、リッツァーに勝ち、タフそうなこの日のアルゼンチン人を倒しインパクト大です。
内山並みにビルドアップされた肉体から破壊的なパンチを繰り出します。
メイウェザーやアンドレベルト的な動きも感じられディフェンス意識も高く、相当に手ごわい王者といえそうです。
ただそこはやってみないとなんともいえません。パワーは怖いけど大振り、単発傾向も見られます。中間距離は強いけどカウンター食いそうな危うさもあります。内山の硬質なジャブや相対してのプレッシャー、ボディワークで距離つめる粟生の攻撃が機能することも考えられます。
見た目からして相当強くて怖い王者ですが、こういう選手は得てして打たれ弱いところがある気がします。
個人的にはSフェザーで今一番強そうなのはマイキー・ガルシアです。
日本勢と戦う時が来るのか、それともマイキー・ガルシアが先か、放ってはおけない王者誕生です。
その他、シントロンVSアルバレス、シントロン今までで一番完敗、もう完全にカマセになっちまう内容でした。そんなにアルバレスが強かったのかシントロン自身が落ち目なのかは謎です。
アルセは西岡戦見てたとおもったら階級下げてやがる。これはたぶんSバンタムきついわーとおもったからでしょう。まぁ体格的に厳しいのは明らかでしたが。マルケスがやられたのみて無理だと確信したかな。彼は偉大な選手ですが現役残りはよほどのビッグマネーファイトか体格相応の相手としかやんないかもしれません。
石田の試合もありました。格下ですがまた1ラウンドKO。もしかしたら海外修業で倒すコツを掴んだのかもしれません。
元々体格あって本格派なボクサー、疲れる判定までやるならシャープなパンチで決める時決めた方が楽です。
カークランド戦がよすぎただけに今後も期待しちゃいます。