消化不良の試合となった内山の次戦ですが12月にブライアン・バスケスだそうです。
バスケスはコスタリカ初の世界チャンピオン(WBA暫定)になったはずですが、その後暫定は混乱するから止めるとWBAが言いだして、日本では一位の肩書で紹介されてますが相変わらず暫定王座戦はやってるようだし本人だってベルト持ってるだろうし暫定王者だと自負していることでしょう。
本当にいいかげんです。
コスタリカ初なので色メガネで見ちゃってるところはありますがこのバスケス、なかなか手ごわいんじゃないでしょうか?
29勝15KO無敗
小さくてあまりパワーは感じないのですがかなりカッコつけたボクシング、そしてハマっています。
ウェービング、ダッキング、L字ブロック等々、超一流ボクサーが魅せる技を高いレベルで備えています。
上下のコンビネーションも上手いです。
個性的というよりどっかで見たことあるようなエリートボクシングをそのまま実践しているようなスタイルです。
能力の高さは一目瞭然であります。
日本の対抗王者の粟生が目指しているようなボクシング、右の粟生、いやもっと洗練されてるかもしれません。
KO率も悪くないですが判定になると大差、それだけスキルが高いんだと見受けられます。
難敵じゃないでしょうか?
ただし、まだまだここ数戦でやっと世界レベルの相手と戦いはじめているキャリアなのでどんな欠点があるか見出しにくいです。
小柄でスピード、運動能力頼みなスタイルにも見えますので、まず腕も長い内山の剛腕ジャブで接近させない。空振りしても破壊力満点の豪打を前に逃げるばかりで打つ手なしみたいにさせるのが攻略法かもしれません。
ファレナスみたいに踏み込んできたら面白いですが、内山のパンチの破壊力や慎重な組み立て以外、センスだけならバスケスが上回っているようにも見えてしまいます。
こういういかにもエリート系なボクサーをフルボッコしてしまうようなら内山の強さは世界トップレベルでも超本物といえるでしょうけど・・・
五輪で村田が魅せたようなスキル、スピードを破壊する圧力みたいなものがポイントになりそうです。
相性とかかみ合わせとか未知な部分があって興味深い試合となりそうです。