GGGとロマゴンの結果は後にして衝撃的な番狂わせを。
内山、三浦の一番手の刺客、特にWBC(メキシコ)のトップコンテンダーであり、王者になることを確実視されていたエストレージャが敗れました。
エデン・ソンソナは今から8年前に日本で河野公平に敗れた選手です。
敗れたといってもソンソナが勝っていたような試合でしたがなにせSフライ級の話。
試合予定を知り、Sフェザーでもガチムチ強打のエストレージャに倒される、事故的組み合わせかとおもいましたが・・・
試合はやはり一回り、二回り小さいソンソナですが、大きな強打者エストレージャに対し作戦は徹底していました。
打ち終わりに当たれば一発で決まるような大振りパンチを合わせるのみ。
下げたガードから上体軟らかくスピードもセンスもあるソンソナですが打つパンチは超大振り。
クリーンヒットせずともエストレージャのパワーにバランス崩したり、体全体のパワー差は顕著です。
そんな荒々しいソンソナのタイミングをつかむのに精いっぱいでイライラしているようなエストレージャ。
そのイライラのまま2ラウンドを迎え、大振りな左ではなく返しの右をモロに食らいKO負け。
一度立ってロープ際まで歩き、再び崩れるという大ダメージなノックアウト負けでした。
ソンソナファミリー。兄弟かいとこか知りませんが、河野と戦って敗戦となった頃よりその才能、センスは高く評価されており、下田を倒したマルビン・ソンソナ同様に天才ファミリーであるとはおもいます。
しかしSフェザーの無敗の強打者を倒してしまうとは想像もできませんでした。
会場にはジョニゴンなどビッグネームもおりアングリだったご様子。
この敗戦は相当悔しいだろうし、事故的なものと捉え再戦の運びとなるのか?
それとも一から出直しとなるのか。
今まで、あまりのマッチョな倒しっぷり、内山を凌ぐKO率で最難関ホープかとおもっていたエストレージャですが、長谷川とやったオラシオ・ガルシアしかり、愚直すぎるところがあったのかもしれませんし、いかにもウェートトレーニングやプロテイン系のマッチョでしたので打たれ脆いというか効きやすいことはよーくわかりました。
こんなことなら三浦はいつでも受けてよし。
最近、ジョムトーンやオラシオ・ガルシアが
「無敗のキャリアに傷がついたのが悔しい」的な発言をしていましたが
世界挑戦真近で期待値の高かったエストレージャにとってはメチャクチャ悔しい、悲しい負けだろう。
ああ、スッキリ。
エデン・ソンソナ見事でした。今年一番の番狂わせです。
河野の記事の次にまさかソンソナが続くとは。縁起いいな。
GGGVSモンロー
昔カシム・オウマとやった時を彷彿とさせた。
GGGは腕力で全て相殺してしまう強引さがある。まさに鉄腕。
ディフェンスは下手とはいわないが鉄腕攻撃で省いてしまえるところがあり、打ち返されれば被弾はするし危ない食い方もする。
しかしこの男はタフでもあり頑丈だ。
アマ時代競っていたアンドレ・ディレルやウォードならGGGに勝てるかもしれない。
アウトボクサーかつハードパンチャーであれば長いラウンドの経験不足なGGGに対抗できそうだ。
実は苦手だからこの相手をチョイスしたのかもしれない。
今回モンロー自体いい選手だったが、非力型である。GGGを知るいい参考になった。
ロマゴンVSソーサ
ロマゴンの攻撃があまりに断続的でしつこく、一々急所をつくハードパンチなのでソーサの身心は折れてしまった。
ロマゴンの止まらない連打はずっと続く。しかも的中率が高すぎる。
打ちながら軌道を変えてるんじゃないかというほどちゃんと当たる。
一点の文句もない完璧な試合であった。
ロマゴンに勝つには幸い攻撃的で前に出てガンガンくるので誰とでもかみ合うところ。
ロマゴンのリズムより速く鋭いカウンターをブチこめる切れ味鋭い井上のような選手しかいないと確信する。
エストラーダではなく井上
フライ~バンタムくらいのドネア
みたいな速いカウンターパンチャーだけだな。
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