ボンタ、あいつマジやばいってよ(桐島、部活やめるってよ)/ゲルボンタ・デービスVSウーゴ・ルイス
Gervonta Davis, left, punches Argentina’s Jesus Cuellar during the first round of a WBA super featherweight championship bout Saturday, April 21, 2018, in New York. Davis stopped Cuellar in the third round. (AP Photo/Frank Franklin II)

2月9日、10日(日本時間は一日ずれる)はざっとあげただけでも以下のような試合がある。まだまだ前座を含めてもっとある。

その中でもメインは、ゲルボンタ・デービスであろう。
内山や三浦と関わっていれば、いや関わらなくてよかった、そんな悪童だけど天才と認めずにはいられない男を改めて・・・

ジェルボンタ・デービスVSウーゴ・ルイス
マリオ・バリオスVSリチャード・サモラ
ハビエル・フォルトゥーナVSシャリフ・ボゲール
アルベルト・マチャドVSアンドリュー・カンシオ
レイ・バルガスVSフランクリン・マンサニーリャ
エリクソン・ルビンVSイシェ・スミス
レイマート・ガバリョVS中村優也
ロメロ・デュノVSクルディープ・ハンダ
スレイマン・シソコVSロマン・ガロファロ

2/10:
ホセ・ラミレスVSホセ・セペダ
岡田博喜VSレイムンド・ベルトラン
ジェネシス・セルバニアVSカルロス・カストロ
ブライアン・バスケスVSエンリケ・ティノコ

Gervonta Davis
アマ
206勝15敗
プロ
20勝19KO

ゲルボンタ、ジェルボンタ、ガーボンタ・・・なんて読みゃいいかわかりません。
試合で改めて確認してみよう。

先日、ジェームズ・デゲールが

英国のスポーツ専門ラジオ局「トークスポート」が5日に掲載した記事の中で、デゲールは「信じられないかもしれないが、PED(禁止されているパフォーマンス向上薬)がボクシング界に蔓延している」とコメント。こうした情報は元2階級制覇王者のポール・マリナッジから聞いたものだと言い、その内容にあぜんとしたという。
「特に米国での蔓延が異常」とデゲールは続け、「PEDは使用すればパンチ力が増し、よりハードな練習がこなせるようになる薬物。陽性反応が検出されたボクサーに対しては、永久追放処分を科すべき」との考えを示していた。

と語っていたが、それを聞いて真っ先に連想してしまうのがこのデービスだ。
異常なほどの狂暴さ、躍動感、パワフルで手が付けられない強さ、かなり小さいのに減量苦

何もせずにいたらポール・マリナッジくらいのパワーがボクシングでは普通なのかもとすら感じてしまいます。

人間としてちょっとフィジカル危険水域にいる若き王者です。
その試合内容から伊藤雅雪を余裕で凌駕してスーパーフェザー級ナンバーワン評価
未来のP4P候補の一人でしょう。

確かに勝ちっぷりだけは、ロマチェンコよりもデービスの方が強烈だった。(VSペドラサ)
マイキー、ロマチェンコとあと一人の可能性を入れればこの男になるだろう。

ゲルボンタ”THE ONE"デービスは1994年11月7日メリーランド州ボルチモアで生まれた。現在は地元のアプトンボクシングセンターとラスベガスにあるメイウェザーボクシングクラブで長年のコーチであるカルバン・フォードの元トレーニングを受けている。(今は違うかもしれない)

悪の道に染まるのを懸念した叔父が、ゲルボンタを5歳からボクシングに導いた。
幼いころからその才能は輝いていた。

14歳までアマチュアボクシングのトーナメントの旅をしてまわり、負けることはほとんどなかった。PALで2度の優勝、リングサイドトーナメント2度の優勝、シルバーグローブ、ゴールデングローブ優勝などの栄冠がある。その後2013年に18歳でプロになった。

2014年にはアル・ヘイモンと契約、2015年にメイウェザープロモーションと契約、8試合全KOを記録した。

なんかないかと探したが、当たり障りのないものでした。
政治か、無関心か、五輪や国際舞台への道ではなくさっさとプロに転向した口のようです。
そしてアマチュアの活躍は主にバンタム級(56キロ)でした。

リアム・ウォルシュなどかなり好みだったんだけど、2017年、ゲルボンタにボコられたあの1敗のみで試合から遠ざかっています。

メイウェザーの秘蔵っ子の名の通り、メイウェザーライクなL字ガード等やディフェンスの冴えも魅せますが、KO率どおり、この男は本能的に攻めのファイターであり、体格差もリーチ差も無効化してどんどん踏み込んで打ち込んできます。そのステップインアウトの速さと獰猛さ、精度の高いパワフルなパンチでノックアウト勝ちしてしまうスタイル。魅せるファイトという意味で最高の逸材だろう。

しかし、若くして成功した彼はお遊びも盛んで、リング外での無軌道ぶりが目立つ。体重オーバーでベルトを剥奪されたり個人的トラブルで裁判沙汰になり試合を枯らしたりしています。

普通の強さというより、ヤバさすら感じさせる男ですが、前半から飛ばしに飛ばして倒しにかかるスタイルなので、意外な耐久力をみせて粘る選手には苦戦する姿も少しだけみせました。フランシスコ・フォンセカ戦です。フォンセカ自体がテビン・ファーマーにも善戦した頑丈なファイターでしたが。

スピード、躍動感、獰猛さ、若さ・・・

本格的に強く将来は相当有望だとおもいますが、まだ見ぬ脆さや精神的弱さがあるかもしれない、調整に失敗するかもしれない、というのが彼の唯一の綻びでしょう。対抗王者に比べてもかなり小柄だし、ベルチェルトもマチャドも伊藤も打ち合い、決定力があるので、もしや、はありえます。攻撃型なので噛み合う事はかみあうのだ。獰猛すぎるだけで。

対するウーゴ・ルイスは

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こちらに書いたように日本でお馴染みの選手。
わずか3週間のスパンで過去最強の王者と戦うことになります。
既に捌いたチケットのキャンセルだけは避けるべく急遽抜擢されました。

総合的に劣るルイスが番狂わせを起こすには、ゲルボンタの速く狂暴な攻撃を前に亀にならず、打ち合いで一発ぶちかますことしかなさそうです。フリオ・セハを初回で倒したように、一発の破壊力は持っています。

しかし普通に考えると、ジョニー・ゴンザレスが何もできずにゲイリー・ラッセルに屈した以上の惨劇、差があるかもしれません。アップセットは毎年起きるから、そんな組み合わせであっても、ウーゴ・ルイスの人生最高のカウンターが火を噴き、世界を轟かせるのを願って、この日の多くて長いボクシングの一日の最後を見届けたいとおもいます。

(桐島、部活やめるってよ)は全く関係なく、観た事もないけど
どうしても笑ってしまうタイトルなので無理やり使わせていただきました。

デービス
「ウーゴ・ルイスは生意気なうぬぼれ野郎だ。いくらか速い、パワーもある。でも公園の散歩じゃないんだ。俺は準備が出来ている。」

メイウェザー
「ルイスはマレスより危険だよ。でも俺がみたいのはTANKが目の前の男を倒すことだけだ。TANKよ、お前は誰と戦いたいんだ?もし不満があるなら俺やCEOに言え。」

ルイス
「デービスをノックアウトする自信がある。無敗のファイターなんていない。土曜の夜に明らかになる。」

https://boxvideo.sports-web.net/boxcaster-boxing/10358

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