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砂漠の狼が見た夢/アンドリュー・カンシオVSアルベルト・マチャド2

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盤石とおもわれた大きなスーパーフェザー級、アルベルト・マチャドがよもやの王座陥落、意外な脆さをみせた彼には減量が過酷すぎると階級アップを示唆していたが、負けた相手に借りを返したいと再戦を選択しました。現地で金曜日に行われるこの試合はいつものメインとは違いますが、なかなかにドラマがあり感動を呼ぶストーリーがあった。

ゲートキーパーにならんとしていたアンドリュー・カンシオはここを乗り越えて王座を確固たるものに変える事ができるのか・・

2月の初戦を振り返ると、アルベルト・マチャドはブルーカラーの挑戦者、アンドリュー・カンシオを初回にダウンさせ最後の仕留めにかかっていた。

しかしカンシオは3回にマチャドのボディを捉え、4回素晴らしい逆転勝利をものにした。それはマチャドに重要な決断を迫る初黒星となった。再戦条項を利用するかライト級に階級を上げるのか・・・

チームと検討を重ねた結果、身長178センチのサウスポーはカンシオとの再戦を選択した。2人は6月21日、金曜日(日本時間土曜日)カリフォルニア州インディオのファンタジースプリングスで再戦する。

マチャド
「敗北を克服し2度目の世界王者になるというのが大きなモチベーションです。」

初戦では試合の2週間前に17ポンドオーバー(ウェルター級)1週間前に11ポンドオーバー(スーパーライト級)計量前日は6ポンドオーバーだった。(ライト級超)

マチャド
「準備と集中が今回は違います。」

初戦でマチャドは息子が手術をしていた関係で8週間のキャンプをとりやめ6週間に短縮した。手術の経過は良好で今回はしっかり8週間のキャンプを送ることができた。サンファンに住み、フレディ・ローチのワイルドカードジムでトレーニングを行ってきた。

アップセットで世界王者となったアンドリュー・カンシオは2006年にプロに転向した。カリフォルニアを拠点とする彼のプロキャリアは容易ではなかった。何度かの敗北を経て、2016年、ジョセフ・ディアスにキャリア初のストップ負けを喫した時、カンシオはゲートキーパーの役割に転落するようにみえた。カンシオのレコードは20勝15KO4敗2分だ。

プロモーターのミゲル・コットはこの試合を初戦と同じくらいエキサイティングであると主張する。

コット
「この2人にとって1度の試合だけでは十分ではありません。初戦はカンシオにとって夢を実現した忘れえぬ夜となった。今、カンシオはその夢を強固なものに変えるべきです。マチャドにとってはそのタイトルが自分のものであることを示さねばならない。すごい試合になるでしょう。」

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特にブルーカラーワーカーのカンシオに感情移入できる試合前でした。

アップセットの結末には伏線がありました。
減量苦と子供の手術で集中力を欠いて調整が悪かった王者と人生をかけた労働者の執念。マチャドの弱点といえそうなボディを突いて、感動の戴冠を果たしたカンシオだが、初回にダウンしており、マチャドの速攻の餌食になりかけていた。

それでも、コンディションの不備があったにせよ、アルベルト・マチャドはスーパーフェザー級では大きすぎ、いつ何時でも減量苦であり、ボディやスタミナに難がありそうだというのは変わらない。パンチは強いが打たれ脆いというイメージも定着した。一撃必殺の毒針のような左ストレート、返しの右フックをかいくぐって、カンシオがプレスをかけてボディを責めることができれば返り討ちが可能だろう。

カンシオはただのゲートキーパーにしては決め手、パンチがあり泥臭いキャリアとしぶとさがある。当日はウェルター級くらいありそうな大きなマチャドの毒針を食うようだと、王座は短い砂漠の夢と化す。

苦労人のカンシオを応援したいが実力上位はマチャドだろう。
気持ちはカンシオの方が強いだろう。

アンダーカードにはアンヘル・アコスタも出場。活発です。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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