ウクライナ人の被弾の絵が浮かばないというのは、コメントをくれた世捨て人さんの言葉ですが、同感です。米国のリングでウクライナ人2人がメインをはり、共に圧倒的に優勢というのも普通に考えると驚異的な事です。
でも気持ちはアンダードッグの米国人・・・実況です。
オレクサンダー・ウシクVSマイケル・ハンター
クリントン・ウッズVSグレン・ジョンソンなんかがはじまったので、昔のVだとおもいますが、ライブを断念しそうになりましたが、無事はじまりました。
今日のウシクはシェイプアップされているようにみえます。
1R
結構実力が拮抗しているのではないか、両者スピードもある。
若干ハンターのガードが低くバラバラか
ウシク10-9
2R
すいません。映像が固まり観戦できず。
今日は調子が悪い。
3R
途中から復活。
ウシクのガードは高いが、ハンターは結構やれてるんじゃないか?
スピードは若干ハンターの方があり、ウシクは大変そう。
ハンター10-9
4R
ウシクは顔面を守ってボディを叩く。
ハンターはややバラバラだが、運動量と手数で対抗。
ウシクにとっては過去最強の相手だろう。苦戦といえる。
ウシク10-9
5R
ウシクが立体的なコンビネーションで攻める。
ハンターはバラバラだが抵抗はしてる。
抵抗の中でいいパンチが入り効かせる目もありそうだが
このラウンドは完全にウシク
やはり基礎技術はウシクでハンターは才能型か。
ウシク10-9
6R
ウシクの方が体格がよく押し気味に進めているようにみえるが
肌の色のせいか、表情か、効いているのもウシクにみえてしまう。
しかしおさえているのはウシク。
ハンターが効いていず、後半までいけばウシクはスタミナがきつそう。
ウシク10-9
7R
このラウンドはウシクが少し抑え気味で下がるが
ハンターはジャブしか入れられない。
ハンターはよく動き手が出るがややバラバラで
パンチに腰が入っていない。特に右がここまでは残念。
ウシク10-9
8R
ウシクが攻勢で見せ場を作るもハンターはスレスレでかわしているかな。
でも見栄えで圧倒的にウシクだな。
ハンターは防御勘もよく運動量もあるが、バラバラなのでこの辺で覚悟を決めて
接近戦で打ち合った方がいいのではないか、離れるとウシクの方がやはり基礎技術が上。
ウシク10-9
9R
おとなしめで動きの少ないラウンド。ほぼ互角だが
こうなるとウシクの方が見栄えがいい。ハンターはバラバラだから。
でもダメージや疲れは互角くらいにみえる。
ウシク10-9
10R
ウシクが攻勢で倒しにかかる。
ハンターはウェービング、ヘッドスリップ等で直撃は避けるも見栄えは最悪。
このままじゃウシクの判定圧勝なので何か仕掛けたい。
ウシク10-9
11R
ウシク相手にハンターは善戦してるが必死に抵抗してるだけで
自ら攻勢や見せ場を作ることは一切できず。このままじゃ勝てないが
同じ戦い方。
差はほとんどないが
ウシク10-9
12R
ポイントほど離れた実力差じゃないとおもうが
やはりウシクは上手くて大きいのだろうか?
最終回、ウシクが倒しにかかり、フラフラなハンターはストップ負け寸前。
ウシクの圧勝だとおもいます。
米国黒人が重量級で結果を出せないのがなんとなくわかる試合でした。
ウシクの方がガードがしっかりしていて体力が上です。
ハンターもいい選手でしたが、ただ必死に抵抗するだけのダンサーみたいになってしまいます。
ユナニマスでウシク。
オレクサンドル・グヴォジクvsヤニエスキ・ゴンサレス
こんなのもあったのね。ウシクより前のアンダーカードだとおもうが。
ロンドン銅のもうひとりのウクライナのホープグヴォジクだが
ゴンザレスもキューバのトップアマだとおもいます。
世界戦前にこういう試合を重ねるのが本場。
両者、技術もスピードもある。
序盤は互角。
若干大きなグヴォジクの方が中間距離を支配しているかな。
3ラウンド
近距離だとゴンサレスも速いし強いが、
中間距離だと大きなグヴォジクの方が基礎技術が高くパンチが正確。
アゴの締まりの悪いゴンザレスの顔面を効かせフィニッシュ。
グヴォジクの強さが光る試合でした。
総合力ではスティーブンソンより強いとおもう。
この試合もなぜ黒人選手が欧州トップアマに勝てないのかがわかるような試合でした。
スピードは黒人が上でもガードと基礎技術と体格、体力が欧州系の方が上です。
ウシクもグヴォジクも中間距離で黒人系より上手い、強いです。
黒人系は瞬発力と接近戦しか活路がないのではないか?
ワシル・ロマチェンコVSジェイソン・ソーサ
ソーサ、かなり覚悟を決めた表情。
王者だったのにチャレンジャーというのもかっこいい。
ロマチェンコ、今日は全身黄緑
1R
映像が固まりました。
残り一分をみるとややロマチェンコ
ロマチェンコ10-9
2R
同国人か兄弟みたいに似た体格、風貌だなぁ。
緻密さではとても敵わないがソーサは足も上体もよく動かして
ロマチェンコが仕掛けると大きなパンチを合わせていく。
よく対策してるとおもうがロマチェンコがエンジンを上げてきた。
ロマチェンコ10-9
3R
バックステップをしない鬼ごっこみたいだ。軽打をまとめては
ソーサを押さえて右に身体を流すロマチェンコ。
必勝パターンだ。
ソーサはよく動いているが追えていない。
ロマチェンコ10-9
4R
ソーサのいい攻めもみえるが大振り、力みで届かない。
ソーサは動いているのではなくロマチェンコのハイテンポに動かされている感じ。
疲れるだろうな。
ロマチェンコ10-9
5R
ロマチェンコ劇場のようになってきた。
このハイテンポについていくだけでクタクタになってしまう。
意地でソーサも打ち返したが、ロマチェンコのそれが強打じゃないだけに余計にリンチ的に
ロマチェンコ10-9
6R
ロマチェンコが闘牛士のようなパフォーマンス。
今日のソーサはコンディション良さそうで速いんだが、ロマチェンコに踊らされてしまっている。
ソーサはもうくっついた方がいい。
ロマチェンコ10-9
7R
やや大人しいラウンドだったが展開は同じ。
ハイテクマシーンを前にどうやって打開していくのか?
ウォータースよりは闘志がある。
ロマチェンコ10-9
8R
序盤はソーサも前に出てよかったが、ロマチェンコの10倍返し
ストップされてもおかしくない滅多打ち
それでも軽打コツコツなのでレフリーは止めれない。
ロマチェンコ10-9
9R
流れが変わらないまま終了。
ゴング後、ソーサ陣営は座らないから棄権かな。
お互いを讃え合って終了。
ウォータースのノーマスとは違いソーサは勇敢だったが
こういう結末が多くなるのはロマチェンコのスタイルのせいだろう。
ロマチェンコは試行錯誤はあったろうが、結局アマスタイルに戻したのかな。
コンパクトパンチでもそれなりにパワーを感じるようになってきたが
このハイテンポと立体的な動きは今までのプロボクシングの系譜になかったものだとおもう。
誰もリズムとテンポについていけない。
ちょっと別の競技をみているような感覚か。
観てみたいのは速くて踏み込みのいいジェルボンタ・デービスだが
デービスでさえ、ボコボコに追い込まれるのかな。