未確認ですが、IBF王者のジェルボンタ・デービス(正式名称はなんじゃ?)への挑戦をかけての試合だそうです。
テビン・ファーマー
25勝5KO4敗1分
凡庸な戦績だが、動きは目をみはるものがある。
アマチュア出身の超絶テクニシャンに見えるが、そうではないらしく、勝ったり負けたりの平凡なプロ生活で、元王者のホセ・ペドラサに敗れてから気持ちを入れ替えたらしい。
そこから18連勝。
https://youtu.be/zDF8cGOUU3o
攻防一体なのだが防攻一体といった方がよく、特筆すべきはディフェンスの華麗さ。ディフェンスだけに専念したら無敵なのではないか?
小柄で筋肉質でパワーもありそうだが、ボディワークの流れの中で放つパンチは手打ちなのだろう。ウィテカーやメイウェザーの系譜だがその中でもひと際パワーレスなのかもしれない。いや、そういう打ち方に特化しているだけで極度のパワーレスにもみえないんだけどなぁ、判定が多いです。
ビリー・ディブ
42勝24KO4敗
2年前に三浦にいいところなく敗れてから3戦全勝、再びの挑戦を目指す元王者。天才肌のトリッキーなボクサーだが、グラドビッチのエンドレスファイトや三浦の重圧に屈するあたり、ファイター、特に強打者には脆い。捌けなければほぼ倒されてしまう。
実績ではディブが上ですが、王者の強さを考えるとここはファーマーに勝ち上がって欲しいし、たぶん勝つだろう。しかし相性としてはディブが苦手なタイプではないので判定決着か?
ディブで感慨深いのは彼含め、三浦が日本で防衛してた頃は盤石のボンバーKOばかりで、いよいよ安定王者といえる領域かとおもったところ、海外に出たらやっぱり大激闘の大苦戦が続く・・・やはり、ホームとアウェーでは地の利ではなく、相手レベルも全然違うのだと示してくれた。
亀海がそうであるように三浦も本場では肉弾ファイターとしての評価、需要しかない。それでも超エキサイティングな試合をするので夏の大決戦まで駒を進めた。
バルガスを打ち負かしたベルチェルトは相手にとって不足なし、6-4くらいで不利と出るだろうが、そんなベルチェルトをしても、三浦が唯一食い込めそうな相手であり、WBO、IBFは絶望的におもえてしまう。
日本人が陥落してから活況著しくハイレベルとなったSフェザー級
それでも期待の日本人ランカーもおり、その行方が気になるが、もう一人、馴染みの王者、ジェスリル・コラレスだけが唯一の希望か?今度、GBP移籍後初の試合をカスティリャノス相手にやりますが、コラレスだけはあまりに試合が少なく査定材料がなく、未だ懐疑的な域を出ていません。素質はあるけどまだまだなところがあるとおもうのは自分だけか?
内山のボディでヘロヘロになり、靴紐ほどいたり、逃げ切りでみじめな試合だったとおもってます。
リング外では舌戦も繰り広げる
ファーマーVSデービス
が決まるといいですね。
なんで、あえてこんな記事を書いたかといえば、最近の不満はデービスVSウォルシュなんです。
デービスが速攻で強すぎたんですが、色々な技巧を持ってるはずのウォルシュをもうちょっと観たかったぞ・・・と。
そしてマトリックス、ロマチェンコはどこに行くのでしょう?
コラレスとの統一戦ともサリドとの再戦とも言われてますが、もうそんなの必要ない気がします・・・