IBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦で上位ランカーの辞退や他の予定で9位の平岡アンディにこのオファーがあるそうだ。断る道理はないが、世界王者と戦うのと変わりない、あるいはそれ以上未知なる高い壁となりそうだ。
ショージャホン・エルガシェフ 23勝(20KO)31歳
このサイトで何度も紹介してきたウズベキスタンのプロスペクト。
チャンスないまま31歳になってしまいました。
身長179センチ、リーチ180センチでこの階級では大柄なサウスポー。ロンドン銀、世界選手権金のシャフラム・ギヤソフとは国内トップの座を争っていたそう。
平岡よりは世界ランカークラスと戦っていますが、基本的には雑魚狩りの圧倒が多く、まだ全貌がわかりかねるが、とてつもなく強そうで世界王者候補にみえます。だからこそ、今まで声がかからず、チャンスも皆無だったのだろう。
かつて、めちゃくちゃ背の高い、マイカル・フォックスと戦った時だけ苦戦だったような気がします。
どこかブルース・リーみたいな風貌で、ヤバい奴という認識でしたが、まさかここで名前が出てくるとは。
平岡アンディ 22勝17KO 26歳
大橋ジム所属の期待のプロスペクト。
数値ではエルガシェフより大きく、182センチの188センチ、ミドル級並みの数字でこちらもサウスポー。
国内、アジアでは敵なし、同じジム、階級の井上浩樹が敗北から引退(復帰)し、アンディがトップランクと契約し無敗街道邁進中ということは、つまりそういうことなのだな、戦わずともアンディの方が強いのだろうなという印象があります。
アジアの微妙な相手には圧勝も、この階級は対戦者レベルを上げてみないと何もわからなく、世界ランカーとやって欲しいとおもっていたら、いきなりのエルガシェフ。
佐川と戦う松本も、全勝全KO無敗でもいきなり相手レベルを上げすぎと懸念しましたが、それ以上といえます。
しかし、日本国内のボクシングは盛り上がっているようで、井上尚弥だけ、世界王者は寺地拳四朗だけという現状、世界ではボクシングはYoutube的なファイトに押されて人気衰退の危機なんだそうだ。
実際、Youtuberみたいな人のファイトの方がお金が集まるっぽい。
だから、タンクVSライアン(無冠の人気者)や井上VSフルトンが、プロモーションの垣根を超えて実現したりする、せざるを得ない。注目のファイトから逃げてはいられない状況があるようだ。
選手同士は自分が一番強い、そうでなければ世界王者にはなれない、望むところだろうから、会場がどこであれ実現を期待したいところです。
平岡アンディが世界レベルであることはわかります。ただ査定となる相手がいなかっただけ。いきなりレベルが上がりますが、これでどこまで強いかはっきりするだろう。