階級別 スーパーライト WBSS プロスペクト

北欧インテリジェンスのWBSS/アンソニー・イーギット

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今週のWBSSはバンタム級は小休止です。次は11月3日(日本時間4日)です。スコットランドのグラズゴーは寒く、体重が落ちないとおもうので今のドネアのコンディション、気になりますね。体重落ちてるかい?キレッキレかい?

代わりに今週末は混迷のWBSSスーパーライト級が2試合行われます。お気に入りのキリル・レリを除く、個人的優勝候補の筆頭、レジス・プログレイスの登場です。小さいですがスーパーライト級離れしたミラクルな勝ち方を続けています。漫画です。そしてタイソン、三浦隆司のようなガンガンファイターのバランチェク、彼のファイトもKOがセットのような闘牛ぶりです。

ニュースに出てきた順に、各選手を追いかけてみたいとおもいますが、まずは、伏兵といえる
スウェーデンからのアンソニー・イーギットです。

いくつか映像をみていて、イートとかイーギットと聞こえます。Gがあるのでイーギットにします。
ジギではないぞ。

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今週土曜日、WBSSスーパーライト級、イバン・バランチェクVSアンソニー・イーギットが行われます。イーギットは2012年、ロンドンオリンピックスウェーデン代表、2回戦で銀メダリストとなる、デニス・ベリンチクに23-24という僅差で敗れました。

WBSSにはどのような経緯で参戦したのですか

イーギット
「シーズン1で私の祖国、スウェーデンからエリック・スコグランドが参戦していた頃までさかのぼります。エリックの参戦にとても興奮していました。プロモーターのサザーランドが次のWBSSは軽量級で予定していると聞いて、関心があると伝えました。そして実際に私がランクされている階級で開催が決まったのです。正式に参加表明し、契約書にサインするまで100%確かな事は何もありませんでした。サインした後は100%リラックスして試合に集中できます。」

直近の試合(2017年12月)の後、あなたは階級を落とすと話していましたが?

イーギット
「WBSSがスーパーライト級で開催されると聞いたから、この機会を逃したくないとおもいました。」

相手はイバン・バランチェクです。どうですか?

イーギット
「彼の試合を3,4つ観ました。私の戦い方次第で厳しい試合にも簡単な試合にもなるのかもしれません。バランチェクはタフで激しいファイターです。打ち合ったら戦争になるでしょう。私の戦術次第です。私にはスピードがあり、アウトボクシングもできるので、そっちを生かして戦うことになるでしょう。」

あなたはEBUのタイトルを2度防衛しています。世界タイトルに進む完璧なタイミングだとお考えですか?

イーギット
「はい。間違いありません。もうヨーロッパタイトルレベルで証明する事はないでしょう。次なる目標は世界タイトルです。ごく自然な形でこのような機会を得ました。これが最善の道でしょう。」

試合はアメリカで開催されます

イーギット
「海外で戦うのは慣れています。ドイツ、デンマーク、イギリス・・・アウェーでの試合もよくある事です。今、アメリカのニューオリンズのジムで2週間トレーニングしています。ここの人たちはとてもフレンドリーです。ジムにはWBSSに参加するもう一人のボクサーもいます。彼らのチームにいるようにすら感じます。サポートもしてくれます。とにかく、私はボクシングをするためにここにいるのでこういう環境は慣れています。リングに上がれば私とバランチェクだけです。サポートどうこうは大きな問題ではありません。」

ニューオリンズでの日々を楽しんでいるように聞こえますが?

イーギット
「はい、ここの人たちはとても親切で素敵です。近所には荒れたところもありますが、ここは大丈夫です。ボクシングジムは2015年にオープンしたそうでとてもキレイです。皆ハングリーでいいファイターばかりです。善良な人々に囲まれ、最適な準備ができています。」

あなたのファイトをみたことがない人のために、あなたの特徴を教えてください。

イーギット
「自分はかなり瞬発力のあるファイターだとおもいます。オールラウンダーです。フットワークがありリングを動き回ります。角度、タイミングも多彩です。動画をみても、いつも相手に応じて戦い方が異なるから、私の特徴はわかりにくいとおもいます。オールラウンダーですが、スピードと瞬発力、手数が特徴です。」

この試合の勝者は、ジョシュ・テイラーとライアン・マーティンの勝者と戦うことになります。どちらが勝つとおもいますか?

イーギット
「ジョシュ・テイラーだとおもっているけど、テイラーを知っていてライアン・マーティンをよく知らないだけです。」

テイラーはあなたの最新の試合ではリングサイドにいましたし、ヨーロッパタイトルの対戦者候補でした。

イーギット
「実際は対戦予定はなかったんだ。WBSSで彼と戦うことになるとわかっていたからです。彼は素晴らしいファイターなのでWBSSの前に戦って私が負けていたら参加できなかったかもしれない。でも、互いにWBSSのトーナメントで戦うことはわかっていたし、そこでの決戦は覚悟している。最高の舞台であるとおもっています。」

ジョシュ・テイラーとはスパーリングもしていて、アマチュアでも対戦歴があるそうですが

イーギット
「五輪前に彼とは戦った。決勝戦でした。(13-10でテイラーが勝利)とてもタフな試合で当時から彼は卓越していました。さらにプロになって彼は成長しています。彼がサウスポーとの試合に備えて私をスパーリングパートナーとしてロンドンに呼び寄せ、2回ほどスパーリングをしました。彼はとても成長、進化していました。総合的に強くて、このトーナメントでは彼が最強の相手だと信じています。彼に勝つことができれば、アリ・トロフィーは私のものだと考えています。」

メインイベントはレジス・プログレイスVSテリー・フラナガンです。この試合をどうお考えですか?

イーギット
「レジスはすごいファイターです、狂暴だよね、フラナガンには手ごわすぎるんじゃないかな。フラナガンもライト級から上げてきた元王者で侮れないし、フラナガンの事をよく見てきたわけじゃないけど、プログレイスの狂暴で強引な攻撃力には耐えられないんじゃないかな。」

最後に、土曜の夜、アンソニー・イーギットは何をみせてくれますか?

イーギット
「ハングリーな私に期待してください。これは生涯一度のチャンスです。こんなチャンスは2度とないでしょう。この日のために激しいトレーニングをしてきました。ファンを、バランチェクを驚かせてみせます。バランチェクは私に対してどうしていいかパニックになるとおもうよ。」

混戦のWBSSスーパーライト級にあって、このサイトにおいては最も不人気なのがアンソニー・イーギットでした。

WBSSスーパーライト級 最強アンケート

ここにマイキーが出て優勝してからスペンスならばぐうの音も出ない。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow pukubox

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先日の村田の敗戦を経て、フェイスブックで誰かが、こんな風な事を言っていました。

「メディアはアップセット、まさかの敗戦で来年のGGG戦も白紙などと書いているが、メディアには余計な負荷や大衆扇動が入り、冷静で正しい情報提供ができていない、我々素人の方が本音、本質で
ものを捉える事ができる、この試合はアップセットでもなんでもない。」

確かになぁ・・・。
マニアにとってははじめから、かなりリスキーな試合ではありました。

ボクシングは非情なもので、そこがたまらなく好きなのですが、WBSSシーズン2もやはり事前予想、Youtubeで観た印象そのままに結果が表れている気がします。

ノーシード、アンダードッグは、奮闘してもやはり結果を出せません。モロニーもマステルナクもアロイヤンも本当に惜しかったんだけどなぁ。

ここまで非情ですと、イーギットのような人気薄のアンダードッグを応援したくもなります。WBSSスーパーミドル級のカラム・スミスのKOでの優勝を振り返ると、一回戦のエリック・スコグランドというのもいい選手でしたね、しかしスウェーデンが主役になることはめったにない。

イーギットは確かなるキャリアをもったトップアマで、ベリンチクやジョシュ・テイラーに負けているとはいえ僅差です。

プロでも、欧州中心なのでわかりにくいですが、最近は実力者に勝ち続けています。判定に特に強いです。身長171センチとかなり小柄でガッチリした身体ながら、そのスタイルはよく動くボクサーファイターで、テクニックと機動力が武器です。

アップセットを起こしてもなんら不思議のない実力者。
しかし、やはり、動画を観る限り、アンダードッグは否めない。

小柄で太いですが、一発のパワーがあまりない。
俊敏でテクニカルですが、パンチはわりと大振りで精度は高くない
ようにみえてしまいます。

プログレイスが狂暴だと言ってますが、自身の対戦相手、バランチェクもまた、ビーストの名の通り狂暴です。パワー、体力、タフネス、闘志、打ち合いの戦争に巻き込まれたら劣勢でしょう。

それでも、険しいWBSSにおいて、初戦の相手としてはバランチェクは美味しい方だとおもいます。とにかくぶん回して前に出てくるブルファイターです。狂暴だけど難解なスキルや足を持つ選手ではありません。

だから、イーギットが我々の予想を上回る、器用なオールラウンダーであるならば、狂暴なわりにはKO率も高くなく、アドレナリン出すぎて墓穴掘り、パンチは食うしダウン経験もあるバランチェクは捌けるはずです。

バランチェクを退けないと、もっと狂暴で柔軟な狼男、プログレイスにも勝てないでしょうから、覚悟は決めやすい。不利と言われるノーシード選手が逆転するならこの試合でしょう。

イーギットの奥の深さがテストされる注目の試合です。

イーギットはスウェーデン語、デンマーク語、英語、トルコ語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語の7つの異なる言語を話すことができるそうです。そのインテリジェンスを大いに発揮した頭脳的なファイトで大暴れしてください。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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