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本能と理性のコントロール/WBSSスーパーライト級 at ニューオリンズ

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ノックアウトか判定か、WBSSスーパーライト級の見どころは、実は野生とハイテクの戦い、ボクシングの根源的な魅力が詰まっているから興味深いのです。

レジス・プログレイスは3カ月前にモスクワでWBSSのトーナメント発表会で、決勝で会うのはイバン・バランチェクだと確信した。

今週土曜日、プログレイス(22勝19KO)はテリー・フラナガン(33勝13KO1敗)と戦います。イバン・バランチェク(18勝11KO)は、空位のIBF王座をかけて、その前座でアンソニー・イーギット(21勝7KO1分)と対戦します。

プログレイスVSフラナガンの勝者は、準決勝で、ベラルーシのWBA王者キリル・レリ(23勝19KO2敗)と対戦します。バランチェクVSイーギットの勝者は、同じく準決勝で、ジョシュ・テイラー(13勝11KO)VSライアン・マーティン(22勝12KO)の勝者と戦います。

プログレイスはバランチェクとテイラーが準決勝に残ることを期待しています。

プログレイス
「もし予想しろというのなら、バランチェクがテイラーに勝つとおもうね。バランチェクは本当に真面目だ。モスクワで俺たちは一緒に食事に行ったんだ。彼と彼のチームは「決勝ではあなたと対戦することになるとおもう」と言った。そして俺たちは祝杯をあげたんだ。

バランチェクは真剣だ。ロシア人の本気は半端ない。バランチェクの目をみてテイラーに勝つとおもった。テイラーはもちろんすごいファイターだよ、何でもできる万能派だ。大きくて距離もある。
でも、バランチェクの乱戦(ドッグファイト)に巻き込まれたら、きっとバランチェクが勝つよ。そうなるとおもうんだ。」

プログレイス自身がバランチェクと対戦したらもちろん勝てると信じている。しかし、もしこの荒々しいロシア人と来年の決勝で戦うことになったら、プログレイスはスマートに戦うことを余儀なくされるだろう。

プログレイス
「もちろん、俺が勝つさ。負けるなんてこれっぽっちもおもっていない。でもタフな試合になるだろうね、文字通りタフな。俺も打ち合いが大好きだけど、バランチェクのような奴と戦う時はアウトボクシングが必要だろうな。奴はガンガン攻めてくるしパワーも強烈だ。いつもガンガン攻めてくる。そういう奴に対しては距離をとって、スリックに動いて戦わなくちゃいけない。銃撃戦(ファイアーファイト)をやったらまずいね。もちろん、俺が望まない限りはね。」

狼男VS野獣
WBSSスーパーライト級は、実はこの決勝が一番面白い、望まれている戦いかもしれません。なぜならお互いKOファイターだからです。倒すか倒されるかの死闘が期待されます。

本命不在、混戦模様のWBSSスーパーライト級はタイプ別にわけると

技術とスピード、距離や機動力で戦うタイプ

ジョシュ・テイラー
テリー・フラナガン
アンソニー・イーギット
キリル・レリ
ライアン・マーティン

前に出て距離を潰して倒すタイプ

レジス・プログレイス
イバン・バランチェク

に大別できるとおもいます。
もちろん、その両方が出来るから、皆強い、曲者揃いなのですが
これら面々を全てKOできるとしたら後者だけになるのではないか。

WBSSは極上のメンバーが究極仕上げをしてくるので、ハイレベルで簡単にKOは生まれにくい気がしますが、それでも今後の存続を考えると派手なKOが主催側もファンも観たいのが事実でしょう。それを可能にするのは後者の2人であり、特にバランチェク18勝11KOとKO率はイマイチですが、彼にはガンガン前に出て殴り倒すか圧倒してボコボコに傷つけるしか活路はない。極度に狂暴なスタイルで暴れ狂うのは必至です。

プレファイトの映像の印象でも、このトーナメントに一番命がけなのもイバン・バランチェクであると感じました。

以下は最終会見です。

プログレイス
「このあいだもここで戦ったけど、今回ははるかに大きな舞台です。俺のゴールはニューオリンズに再び大きなボクシングの時代をもたらす事です。WBSSの優勝、アリ・トロフィーがそれの象徴になるでしょう。この間戦った時も自分にとっては過去最大の規模でしたが、今回は全くスケールが違う。とてもエキサイトしている。でもプレッシャーはない。前回は少しナーバスにもなった。ニューオリンズでこんなデカい試合はない。ファンにビッグなファイトを約束する。

フラナガンが何をしてくるかわからない。彼は元王者だ。大勢のファンに囲まれて、俺は自分が何をすべきか、相手に応じて対応できる。皆俺の方が速くてパワーがあると言うが、パワーはそんなに必要ない。それでもファンをノックアウトしてみせるさ。俺のパフォーマンスで地元のファンを大喜びさせてみせよう。」

フラナガン
「タフな試合になるだろうが、何をすればいいのかはわかっている。マジでタフな試合になるだろう。素晴らしい試合になり、土曜の夜何が起きるか楽しみにしていてくれ。レジスは何か仕掛けてくるだろうが、俺は対応できる。心身ともに準備は万端さ。土曜の夜、どうやって仕掛けるか考えているよ。」

バランチェク
「参戦できて非常に光栄です。ここは美しい場所で私の時間になります。俺はイーギットをレフリーが止めるまで打ちまくります。」

イーギット
「試合が楽しみです。ニューオリンズボクシングクラブで2週間トレーニングさせてもらいました。たくさんのサポートを受けました。今ではここが俺のホームのような気分です。とても充実した気分です。バランチェクは獲物を求める獣のようにガンガン来るでしょう。でも俺は餌食にならないよ。俺はサファリのハンターさ。相手に応じ全てできる。パンチャーにも、動き回って攪乱することも、爆発的にラッシュすることも。速い足をもった戦士のハートを持っている。バランチェクの攻略法を披露するよ。いつも激しく戦って相手を深海に沈めてきたんだ。」

この2試合のキーポイントは

フラナガンとイーギットが相手を空転させて判定勝ちをゲットできるのか、捕まって倒されてしまうのか
です。

印象的なKOシーンが観れるかはわかりませんが、エキサイティングな試合になる事だけは必至です。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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