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風が吹いている/"タータン・トルネード"ジョシュ・テイラー

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テイラーをしてフルパッケージという表現で例えられることが多い。背が高く、顔もよく、サウスポーで速く、巧く、優等生、ボクサーとして、いいところ尽くしなスタイルを体現していますが、どこまで上手く進むでしょうか。

”タータン・トルネード”ジョシュ・テイラーは7ラウンドでライアン・マーティンをストップし、IBF王者の”ビースト”イバン・バランチェクへの挑戦権を得ただけではなく、WBSSで優勝してアリ・トロフィーを持ち帰る最有力候補に躍り出た。

井上尚弥がファン・カルロス・パヤノにやったような強烈なパフォーマンスで、テイラーは他の参加選手に強烈なメッセージを送った。

カイル・ザウワーランド
「テイラーの試合を生で観たのは初めてですが、とてもセンセーショナルでした。ウサイン・ボルトのようだった。ライアン・マーティンに何もさせなかった。
これまでのところ、井上尚弥に次ぐ最高のパフォーマンスではなかったかとおもいます。セミファイナルのバランチェクはとても強烈な選手ですから、素晴らしい試合になるでしょう。」

テイラーはマーティン戦はキャリア最高の勝ち方だったと語り、準決勝でも大爆発を予感している。

テイラー
「ライアン・マーティン戦は12ラウンド戦うつもりでした。彼はハードパンチャーで強いファイターでしたから。だから試合が簡単に終わって驚きました。今までで最高のパフォーマンスでした。全てが楽な流れにのっていました。スピード、パワー、距離感、全てが完璧にかみ合っていた。

このトーナメントは俺に風が強く吹いている。100%自信があります。これは始まりに過ぎません。大いなるパワーを感じます。」

テイラーのトレーナーのシェイン・マクギガンはバランチェク対策を練っている。

マクギガン
「マーティン戦とは全く違うものになるでしょう。でもバランチェクはこれまで見てきた以上のものは何もありません。ジョシュはフルパッケージ(総合力が高い完璧な選手)なのでバランチェクに適応できますから、それを遂行するだけです。」

セミファイナルに残った4名は誰もがみな最上級ですので、優劣はつけ難いです。
会場と日時は間もなく発表されます。

セミファイナル

レジス・プログレイスVSキリル・レリ
ジョシュ・テイラーVSイバン・バランチェク

強力にみえたライアン・マーティンに何もさせずに勝ったので益々勢いにのってしまいました。
井上が言った、「ゾーン」に入った感覚でも掴んだのでしょう。

体格もボクシングの美しさも、いわゆる王道、優等生なボクシングでいえば、たしかにジョシュ・テイラーが優勝候補でしょう。もう一人の優勝候補のレジス・プログレイスに比べても大きくて教科書的です。

しかし、イバン・バランチェクが初戦で下したアンソニー・イーギットも、小柄ながらかなりテイラーに似た俊敏なエリートタイプのサウスポーでした。イーギットがまずい試合をしたわけではありませんが、そんなイーギットに対し、バランチェクは噛み合わなくても、空転させられても、なぜか中盤には相手をボコボコに負傷させ、戦闘不能に追い込んでしまいました。それがたとえ、バッティングやアクシデントによるものだとしても、そういうケンカ、素の強さ、激しさが”ビースト”バランチェクの強みです。

容姿端麗な天才エリートが野獣に何もさせないのか、野獣が何がなんでも噛みつくのか、普通のボクシングであればテイラー有利なのは当然ですが、そういう要素があるので楽観視はできません。

同様に、セミファイナル突破が有力視されているプログレイスも、レリの独特の身体能力は計り知れない部分があると言えます。

個人的には優勝候補に背き、奇跡といえるベラルーシ2名の勝ち上がりに期待しています。

ベラルーシがこんなに輝く偶然を見逃す事はできません。
米国を中心にうじゃうじゃ強いのがいる状況で、これはミラクルです。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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